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自分の地域の交通マナー「とても悪いと思う」自覚あるのにナゼ?他県でのトンデモご当地走りに唖然とした瞬間

黄色信号で止まっただけなのに…まさかの走行

©chihuahua55/stock.adobe.com

上のような「ご当地走り」の例として、SNSなどでしばしば言及されるのが長野県松本市の「松本走り」です。主に対向車が接近している最中の強引な右折や、対向の左折車に被せる形での右折などを指す言葉であり、かつては松本市の広報誌でもその危険性について取りあげられたことがあります。

一方で、危ない運転は松本市に限りません。実際に松本市に居住している方から、次のような意見が寄せられました。

「最近同窓会で、地元の茨城県に行く機会がありました。当時の雰囲気を懐かしむため、あえて下道で、よく使っていた国道50号を通っていきました。

走っていて感じたのは、片側二車線の道が増え、アベレージスピードが上がっていたことです。それはいいとしても、信号が赤でも突っ込んでいく車を何台も見かけ、ずいぶん変わったなぁと思いました。

私が黄色信号で減速し、停止すると、地元ナンバーの後続車は急ブレーキ。正直、『松本走りなんてかわいいものだな』と思いましたね」(50代男性・会社員)

ここで挙げられている茨城県も、交通マナーについて言及されることの多いエリアです。先のJAFの調査においては、茨城県の回答者のうち67.2%が自身の居住エリアの交通マナーについて「悪い」「とても悪い」と答えており、全国で3位という結果に。

また、上の「赤信号で交差点に突入する」ケースとは異なりますが、同県において信号が青になった瞬間に直進車に先んじて右折することを「茨城ダッシュ」と呼び、これについては茨城県警のホームページでも注意喚起をしています。

車線変更のタイミングにも地域によってギャップが生じる!?

©Jevanto Productions/stock.adobe.com

先に触れた「名古屋走り」という言葉に見られるように、名古屋市に対して「交通マナーが悪いエリア」というイメージを抱いている人は少なくないのかもしれません。一方で、名古屋から関西地方までを主な運行区間としているバスのドライバーの方からは、次のような話が寄せられました。

「名古屋在住で、高速路線バスのドライバーをしています。主に京都や大阪など関西方面への運行が多いのですが、地域によってマナーがかなり変わることを実感しています。

関西に入ると、私が運転するバスの目の前でウインカーを出し、被せるように進路変更してくる車がしょっちゅうあります。バスは急には止まれませんから、もう少し車間を空けて進路変更してもらいたいですね」(50代男性・高速路線バスドライバー)

バスやトラックは乗用車に比べて制動距離が長くなり、また急ブレーキの際に荷崩れしたり、乗客に危険が及んだりする可能性がありますので、大型車両の前方にギリギリで入り込む形での車線変更は避けましょう。

もちろん、地域にかかわらず危険なマナー違反を目にすることはあるでしょう。一方で、地域によって運転のしかたにギャップが生じることは珍しくありません。どんな場所を走る場合にも、交通ルールを遵守することを大前提としながら、とくに土地勘のない場所においては「自分にとっての『当たり前』が通用しない可能性」を心に留めておくことが必要なのかもしれません。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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