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「マニュアルじゃなきゃ車じゃない!」→「すいません車でした」かつてMTにこだわった人たちが今ATに乗る理由
好きなメーカーがMTを出してくれない…
近年はスポーツモデルを扱っているメーカーであっても、MT設定をなくしているケースが珍しくなくなっています。そうしたメーカーのファンにとっては、車選びが難しくなる面もありそうですが……。
イタリアを代表するメーカー、アルファロメオのファンである50代男性(教育関係勤務)は次のように話します。
「若い頃に乗ったアルファロメオの145がとてもよくて、それ以来ずっとアルファを乗り継いでいます。今では考えられませんけど、当時の145はMTのスポーツモデルしか輸入されていなかったので、当然MTに乗って。
結果的に、その後も147、ジュリエッタとMTで買いました。乗っているうちに『アルファの小気味よいエンジンは、MTで味わってこそ』というコダワリも出てきていましたね。
でも最近のアルファはちょっと方針が違ってきていて、チャキチャキした車はラインナップになく、上質感をアピールしている感じで、MTもなくなっているんですよね。
なので買い替えるつもりはなかったんですけど、車検のときにジュリアの試乗を勧められ、ハンドリングは相変わらず素晴らしく、かなり優等生的な雰囲気にはなったものの、これはこれでいいのかな、と。
私ももう50半ばですし、余裕のある車でじっくりドライブを楽しもうと思い、ジュリアの購入を決めました。もちろん今もMTに乗りたくなることはありますが、ジュリアは今のライフステージにぴったりだと思いますね」(50代男性)
このように、MTと同時に特定のメーカーを愛好している人にとって、「そのメーカーからMT設定がなくなった状況」はかなり悩ましいものと思われます。
しかしこちらのお話のように、「試乗してみたら意外とアリだった」というケースもしばしば聞かれますので、まずはとにかく試しに乗ってみることが大切なのかもしれません。
「クラクション鳴らすの大好き」なドライバーに遭遇…その“アタオカ”な無法者っぷりに呆れ
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...