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隣の車にドアがコツン!大したことないキズだと思ったら…「ドアパンチをナメてた」人たちの後悔エピソード

ドアパンチのキズでドア交換?

©sh240/stock.adobe.com

ドアパンチをしてしまった場合には、自身の自動車保険で「対物補償」を利用する方法も考えられます。しかし損傷が軽微である場合、修理代が等級ダウンによる保険料の増額分を下回るケースも多いため、そのまま加害者自身が賠償金を支払う場面もあるでしょう。

とはいえやはり、賠償額や修理方法について当事者間で交渉することで、話がこじれてしまうケースもあるようです。

「保育園に子どもを送る際、ギアをパーキングに入れてロックが外れた瞬間、子どもがドアを開けてしまい、隣のミニバンのスライドドアにぶつけてしまいました。急いで確認すると、上の方に小さなヘコミができています。

その車はよく時間帯が一緒になる学年違いのママさんのものだったので、戻ってきたところで声をかけて謝りました。

その方と実際に話したのはそれが初めてで、キズを見るとやっぱり表情を曇らせ、『まだ買って1年も経ってないのに』と。ただただ申し訳なくて、絶対に修理代を払いますと、連絡先を交換したんです。

1週間ほどして提示された見積もりは40万円近いものでした。内容を見ると、ドアを丸ごと交換して、色合わせやコーティングの料金も含まれています。

さすがにすんなり支払える額ではなく、とはいえこちらから修理方法を指定するのも気が引けたので、結局保険屋さんに任せることにしました。やっぱり保険屋さんとしてはドア交換やコーティングまでは認められず、通常の板金修理での対応になったみたいです。

相手方は当然なかなか納得しなかったようですが、ドアを交換すると査定が不利になるみたいな話をされ、最終的に保険会社の提示する方法で直したということでした。

私としては保険を使ったことで等級がダウンし、15万円ほどの負担になりましたが、自分で交渉するのに比べればよかったのかなと思います。駐車場で見かけると、気まずい感じにはなりましたけど、それも卒園まででしたし……」(30代女性)

ドアパンチでついたキズが軽微であっても、被害者側の心理として「なるべく充実した修理方法を」と考えるのは自然なことだといえます。しかし、よほど大きな力がかかり、板金修理が困難なほどのダメージが生じるのでない限り、「ドアごと交換」という方法は認められにくいと考えられます。

保険会社には「アジャスター」という専門職がおり、事故が起きた際の損傷具合や適切な修理額を査定しています。そのためたとえ被害者の立場にあっても、「ダメージに対して不当に高い修理代の請求」は認められないのです。

地方のコンビニあるある「駐車場が広い」

執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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