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「わざわざ車をカッコ悪くするなんて…」個性を出したつもりが恥を晒してるだけ?世間の“カスタム”への理解度、ひっく!

さすがに傾けすぎでしょ…

©art_zzz/stock.adobe.com

走行性能を向上させるための改造のほか、愛車をより目立たせるための「ドレスアップ」を楽しんでいる人も少なくありません。しかし、目立つことを優先しすぎるあまり、走行性能が犠牲になってしまうケースもあるようです。

「他人に迷惑をかけなければ好きに弄ればいいと思うんですけど、タイヤをハの字にしている車だけは理解できません。あれって絶対、走りにくくなっていますよね? むしろ、ちゃんと走れるのか心配なレベルの車もありますし……。車にダメージを与えてまで、やる意味はあるんでしょうか」(20代男性)

タイヤをハの字にする改造は「鬼キャン」などと呼ばれ、一部の改造車において目にすることがあります。走行性能を犠牲にしてでも「車高をより低くする」ためにタイヤの角度をつけているケースが多いようです。

これはもともと、車体正面から見たタイヤと地面の角度である「キャンバー角」を調整する改造で、タイヤ上方を内側に寄せた状態を「ネガティブキャンバー」と表現します。

適度にネガティブキャンバーの状態は、車両の操縦安定性を高めるとされており、レーシングカーのほか一般的な車種においてもわずかにネガティブ状態に調整されていることがあります。

とはいえ見るからに「ハの字」の状態は、直進安定性やトラクション性能、ブレーキ性能など多くの面でデメリットを生じさせ、タイヤの偏摩耗を助長させる面もあります。タイヤがはみ出すことにより保安基準に適合しなくなる可能性も高まりますので、真似はしないようにしましょう。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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