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「車が欠かせない地域にEVは向かない」って聞くけど…実際どうですか?EVオーナーへ直撃!EVとの「うまい付き合い方」が見えた
年に数度の旅行なら、あまり不便に感じない
それでは、もう少し長い距離を乗る場合はどうなのでしょう。日産・アリアのオーナーは次のように話します。
「もう30年くらい同じ日産のディーラーから車を買っていて、前の車がそろそろ車検になる頃、営業さんからアリアを勧められたんですよ。これからはこれが看板になるって。たしかにデザインもスタイリッシュで、見た目はすぐに気に入りましたね。
はじめてのEVだったので、ちょっとどうなのかなとは思いましたけど、これからどんどん他の車もEVになるっていう話をされて。私も還暦を過ぎてますし、それなら今のうちに慣れておかないと、後になってからじゃ適応できなくなるんじゃないかって怖かったのもあります。
実際に乗っていて、総合的には満足していますよ。もちろん旅行先で充電スポットを探さなきゃいけなかったり、空き状況がわからなかったりといった面もありますけど、私の使い方だと出先で充電が必要になるケースは年に数回ですし。
航続距離はカタログ上だと470kmで、まぁ条件が悪くても300km程度は走ってくれますから、充電設備のある宿を先に見繕っておけば心配もなくなりますしね。
そういう不安よりも、ガソリンスタンドに行く必要がないことや、加速性能や静粛性といった利点の方が大きく感じます」(60代男性、埼玉県西部)
このように、「近所の買い物や送迎+年数回の旅行」といった使い方でも、充電スポットなどで困るケースはほとんどないようです。もちろん旅行先までの距離が増えるほど、充電の必要も出てくると思われますが、それでもたまの長距離移動であれば「事前に対処できる範囲」で済むのかもしれません。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...