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「タイパ」重視なら簡易コーティング一択?
続いて話を聞いたのは、ちょうど洗車機から拭き上げ場に移ってきたCX-5のオーナーでした。どのような仕上げをするのでしょうか。
「基本的に洗車機に入れて、拭き取りの際に簡易コーティングのスプレーを拭きかけながら仕上げています。手洗いの方が仕上がりはいいと思うんですけど、自宅の駐車場では洗えず、小さい子どももいるので、まとまった時間が取れなくて。
洗車機だと洗う時間も短いですし、簡易コーティングなら普通に拭き上げるのと時間もほとんど変わらないじゃないですか。
月1で手洗いするよりは、隔週くらいで洗車機に入れて、そのたび簡易コーティングをする方が、キレイな状態をキープできている気がしますね」(30代男性)
そう話しながら、10分ほどで簡易コーティングの施工を終えた男性。たしかにレッドのボディは施工前に比べて輝きが増しています。
5年前に新車で購入し、納車の際にディーラーオプションのコーティングを施工したといいますが、定期的なメンテナンスによってボディはいまだにフレッシュな状態に見えます。
愛車をキレイにしておきたい気持ちはあるけれど、なかなか時間が取れないという人にとって、簡易コーティングの製品は非常に強い味方になっているようです。
ただ一方で、悩みどころだというのがSUV車種にしばしば見られる「未塗装樹脂」の部分だといいます。
「未塗装樹脂専用の薬剤も一応もっているんですけど、塗り込むタイプなので、不器用な自分がやると手がベタついちゃうんですよね。なので、そこはちょっとサボりがちになっちゃっています。効果は間違いなくあるんですけど、樹脂の部分は結構すぐ白っぽくなっちゃうんで、今後はその部分で楽なものがあれば試してみたいですね」(同上)
未塗装樹脂の部分は通常のボディ面とは材質が異なるため、艶をキープするには基本的に専用の薬剤が必要です。
そのほかにも、ガラス面やホイール・タイヤなど、それぞれの部位には専用の薬剤がラインナップされており、すべての箇所をベストコンディションに保つには相応の手間とコストが必要になりそうです。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...