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事故を起こした相手が「開き直るタイプ」だったらこんなにイライラします…開き直っても無駄だと思い知らせるには何が有効?
見積もりを送ったら態度急変
さらに、事故直後に開き直るパターンだけではなく、損害賠償の段になって態度が急変する、というケースも珍しくありません。
「数年前に追突事故に遭いました。相手は50代くらいの男性で、その場では普通に謝罪され、警察も向こうが呼んだんですね。事故処理でも全面的に非を認めた態度で、『弁償するから見積もりを送ってくれ』と連絡先を交換しました。
車が傷ついたのは残念でしたが、身体に痛みもありませんでしたし、修理費を出してくれるなら仕方がないかと思っていたんですが……。
後日ディーラーで見積もりを出してもらい、相手に20万円ほどの金額を伝えると、態度が急変して。『バンパーをぶつけただけで、そんな額になるハズない』とか、『ほかの場所も直そうとしてるだろ』とか。
挙げ句の果てには、自分の指定する工場で見積もりを取ってこいと。ラチがあかないので相手の保険会社と話したいと伝えたのですが、何かモゴモゴと言い淀む様子になり……。
どうやら任意保険には入っているものの、保険料が上がるのを避けたくて、自分で少額を払って終わりにしようとしていたみたいです。こちらも話しているうちに疲れてしまったので、弁護士特約を使って丸投げしてしまいました」(40代男性)
被害者側に過失がない事故の場合、賠償をめぐる加害者側との交渉にあたって、被害者側の保険会社は介入することができません。そのため追突されたケースなどでは、被害者自身が相手側と交渉を進めなければならず、話がこじれる例も多く見られます。
このように「事故の被害に遭ったが交渉をうまく進められない」という状況で役に立つのが、任意保険の「弁護士特約」です。損害賠償請求をめぐる示談交渉を代行してもらうための弁護士費用を保険会社が肩代わりしてくれるので、自身の負担なくもらい事故に対処できるでしょう。
ここまで見たように、「相手側に100%の過失がある事故」であっても、被害者側に大きな負担が生じるケースは少なくありません。上の弁護士特約などを活用しながら、さまざまなケースの事故に備えておきたいところです。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...