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安房峠はなぜヤバいのか?|日本の峠#1

安房峠とは?

安房峠とは、岐阜県高山市(旧上宝村)から長野県松本市(旧安曇村)の間にある峠のこと。最高標高は1,790m。岐阜県側は飛騨山脈の南のアカンダナ山から長野県側の安房山を通る国道158線となります。

安房峠

安房峠の岐阜県側は奥飛騨温泉郷の一つ平湯温泉があり、奥飛騨温泉郷へ向かう玄関口にもなっています。長野県側では上高地の玄関口となるかつての観光道路でもありました。毎年11月中旬から翌年5月中旬までは深い雪のため通行止めになる険しい峠。道幅はせまく大型車同士のすれ違いはどちらかが道幅の広いところまでスーパーバックする必要があります。

1997年、有料道路「安房峠道路」開通

1997年には「安房峠道路」と呼ばれる中部縦貫自動車道の一部となる有料道路が開通。安房峠を約10分でバイパスします。それまでは岐阜県の奥飛騨温泉郷平湯温泉側から長野県上高地玄関口までの道路は安房峠しかなく、観光ハイシーズンには大渋滞を引き起こしていました。安房峠道路の総延長は5.6km、そのうち「安房トンネル」は4.37km。

安房峠を岐阜県側から長野県までを実走

安房峠の岐阜県側始点近く「平湯民俗館」

安房峠の岐阜県側始点のすぐ近くには「平湯民俗館」と呼ばれる高山市が文化財に指定した合掌造りの古民家があります。入場は無料。

安房峠「平湯民俗館」
安房峠「平湯民俗館」

この合掌造りは、白川郷にある合掌造りと同じ構造の建物です。

安房峠「平湯民俗館」平湯の湯
安房峠「平湯民俗館」平湯の湯

ここは平湯民俗館内にある「平湯の湯」。寸志で日帰り温泉が楽しめます。

安房峠「平湯民俗館」旧豊坂家住宅

「旧豊坂家住宅」は江戸時代中期に建てられた農家。平湯民俗館のメイン。

安房峠「平湯民俗館」平湯神社

平湯民俗館の入口のすぐ隣りにある「平湯神社」。交通安全を祈願してから峠に入る人が多いとか。

岐阜県側の安房峠は比較的穏やか

岐阜県の安房峠

安房峠の岐阜県側は、きついカーブが少なく広くはないですが対向車とすれ違いができる道幅が多い穏やかな峠道です。

岐阜県の安房峠
岐阜県の安房峠
岐阜県の安房峠
岐阜県の安房峠
岐阜県の安房峠

最高標高地点1,790m

安房峠の最高標高地点付近、岐阜県側
「美しい自然を明日に」の標語
安房峠の最高標高地点付近、岐阜県側
安房峠の最高標高地点付近、長野県側
安房峠の最高標高地点付近
車の向こう側は崖。要注意。

安房峠最高標高地点の長野県側には車が駐められるスペースがあります。

安房峠の長野県は険しい

安房峠の最高標高地点を過ぎ長野県側に入ると道の傾斜がきつくなり、道幅は狭くなり、カーブはきつくなります。岐阜県側安房峠のヘアピンカーブは3つですが、長野県側では11になります。きついヘアピンカーブでは、大型バス・トラックは一度では曲がりきれず、数度切り返す必要があります。(安房トンネルができる前は、これが大渋滞の最大の根源だった)

長野県側の安房峠
長野県側の安房峠
長野県側の安房峠

温泉の誘惑

長野県側の安房峠を下っていくと道幅が急に広くなり、無数の車が駐められていました。

筆者も車を駐めて歩いてみると「中の湯」の看板が。この先に野湯があるのでしょう。

獣道ですね。

奥に進むともはや獣道でもなくなり、草木を掻き分けて進むことに。

遭難しそうなレベルのジャングル。

山林の奥へ進むことおよそ10分。何か建物が見えてきました。

はい、こちらが「中の湯」です。野趣溢れる天然温泉を期待していましたが…

踵を返すと「焼岳登山口」の張り紙。私はこの登山口を降りてきたようです。道なき道を引き返すことを思うと気が重く…

来た道を戻る途中で安房峠の車道に出られました。

車を停めたところに戻り、周囲を見渡すと「焼岳登山口」の案内板が道端に落ちていました。先にこれに気づいていれば…

長野県側安房峠「中の湯」

車に乗って峠を降りていくとありましたね、「中の湯」が。逆から来ていれば骨を折ることはなかったでしょう。

安房峠の長野県側始点

安房峠の長野県側始点

安房峠の長野県側の始点はわかりやすい道路形状。

安房トンネルの入口のすぐ近くにあります。

安房峠を評価してみた

運転し辛さ:★★★★☆
景観の良さ:★★★★☆
おもしろさ:★★★★☆
イニD度合:☆☆☆☆☆
得点:60点
調整ポイント:25点
総合得点:85点

評価基準:あくまで筆者の独断と偏見。一般的にどう思うかは考慮に入れていない。峠は運転し辛いほどよいと考える。イニD度合は、その漫画に登場しそうかどうかだけで判断。決してドリフト走行に適しているかどうかではない。公道でのドリフト走行は違法です。おもしろさは運転しておもしろいかだけでなく、興味深いスポットなど総合的なおもしろさで評価したもの。総合得点は★1つを5点とし100点満点とした。

細い道が多く対向車とのすれ違いは神経を使う。すれ違いのためにスーパーバックを必要とするところがあれば運転のし辛さは満点だった。イニDの舞台となるような道幅の峠ではないので、この点数は0だが距離があって走り甲斐があり、景観もよく且つ運転技術も試されるため、調整ポイント25点を加算した。

安房峠の長野県側始点

MOBY「日本の峠」シリーズ#1は、安房峠をお届けしました。なぜ安房峠を1番目にしたのか、その理由はありません。#2をお楽しみに。

今回の車両協力は、マツダさん。CX-5でした。

下記の試乗レポートもあわせてお読みください。

「匠塗」赤色のマツダ CX-5が映える場所を求めて西伊豆へ【試乗フォトレポート】

撮影・文:MOBY編集部 宇野 智

マツダ CX-5 公式WEBサイト

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この記事の執筆者
MOBY編集部 宇野 智

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