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トラックドライバーの年収はいくら?仕事は厳しく年収は低いの?

わたしたちの生活を支えるトラック運転手の仕事

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毎日私たちがモノを購入し、手に入れることができるのは、多くの運送業の方々が、商品を運んでくれるからです。今、目の前にある物のほぼすべてが、誰かの手によって運ばれ、皆さんの手元に届いている、そして使うことができる、口にすることができるのを忘れてはなりません。

トラックドライバーおよびその仕事内容には、いくつかの種類があります。大型トラックのドライバーの多くは、指定の荷物を積み込み、荷下ろし場所まで輸送するのが主な仕事です。

積み込む荷物にもよりますが、基本的に出発地点から到着地点に向かって、ひたすら長距離を走るというケースが多くなります。1日で到達できない場合には、車中泊等の対応も必要になる仕事です。

雇用形態は、運送会社に勤める(正社員・契約社員)か、ドライバー自身が事業所を立ち上げ、運送会社の下請けや仕事の委託を受けるという形態のどちらかになるでしょう。

中型トラックでも、業務内容は大型トラックの場合とさほど変わりません。指定の荷物を積み込み、荷下ろし場所まで輸送するという形態は、ほとんど同じです。大型トラックの場合、車中泊込みの超長距離となるケースがありますが、中型の場合は、ほぼ日帰りできる距離が多くなります。

雇用形態は、中型トラックの場合も、運送会社に勤める(正社員・契約社員)があります。または派遣会社所属の派遣社員、さらに個人事業主として運送会社と契約を結ぶ人など多岐に及ぶのが特徴。大型トラックよりも、仕事内容が多岐にわたるため、需要が高く、多様な雇用形態が存在する仕事となります。

最後に、日常的によく見かけるのが配送用の小型トラックです。郵便や宅配便、ネットスーパーの届けものなど、私たち個人とモノを繋ぐ仕事をしている方々です。運送会社へお勤めの方が多く、大型・中型トラックの運転手に比べると、一般的なサラリーマンとしての働き方に近い業務時間になるでしょう。

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大型トラックの運転手の給料ってどれくらい?

お金を払う人の手
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このように、トラックドライバーといっても様々な働き方がありますが、トラックドライバーの年収はどれくらいになるのでしょうか?「大型トラックドライバーは高年収」という話を聞くことがありますが、本当でしょうか?

2022年9月28日に発表された、2021年民間給与実態統計調査(国税庁)によると、年間を通じて勤務した給与所得者1人当たりの平均給与は443万円です。

では、トラックドライバーの平均年収はどのくらいかと言うと、業種や勤務体系などによって異なりますが、おおよそ420万円程度と言われています。350万円~1,000万円超と幅があり、長距離で単価の高い荷物を運んでいるドライバーが、高い収入を得る傾向にあるのです。

年代別の平均年収は20代が400万円前後、30代から50代で500万円前後、60代超で350万円前後となります。年齢や勤続年数の長さによって、大きく収入が上がっていくという形態ではありません。

これは、体力、精神力が求められ、きつい仕事をこなせばこなすほど、収入は上がっていくためです。見方を変えれば、歩合給的な要素も多いため、若いうちから高い給与を得ることも可能な仕事といえます。

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トラックドライバーがお金持ちなのには理由が……?

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筆者は前職で、高級車を扱う自動車ディーラーに勤めていましたが、お客様にトラックドライバーの方は多くいました。

ほとんどが大型トラックのドライバーで、そういった方は1台700万円~1,000万円するような車を、新車で、キャッシュで購入していきます。

当時親交のあったトラックドライバーは、「仕事の拘束時間が長く、帰っても次の深夜勤務に向けて寝るだけなので、お金を稼いでも使うところがほとんどない。お金がたまっていくだけだから、高い車でも買うかと思うだけだよ」と話してくれました。

トラックドライバーの収入額は、平均と比べれば、多めの給料をもらっているということになるでしょう。さらに、勤務形態上、自由にお金を使える時間が少ないためお金が貯まりやすく、結果として他の職業に就いているひとよりも“お金持ち”になるケースがあるようです。

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仕事内容は厳しすぎる!もっともらってもいいのでは?

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車通りが少なく、割引の使える深夜に走行することが多い大型トラックのドライバー。仕事は専ら深夜からスタートし、丸2日間働き通しということも少なくありません。

深夜の仕事に対する手当などはありますが、その手当てと業務の過酷さは合っていないのではないかと、筆者は感じます。

生活リズムが崩れ、荷積みや荷下ろし、長時間の運転で体が酷使されますし、また運転には精神的なストレスもかかります。体をボロボロにしながら働くトラックドライバーも多いといいます。

求人では「高収入」と謳われることも多い大型・長距離ドライバー職ですが、業務の過酷さに年収が見合っているかは、疑問を抱くケースもあるようです。

ネットショッピングなどではよく「送料無料」の文字を見ますが、私たちの生活を支える運輸業に従事する方に正当な報酬が支払われているのか、いま一度業界全体が考え直すべきでしょう。

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執筆者プロフィール
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1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...

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