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「オーナーなら是非知って欲しい」スズキの名機R06A型エンジンとは
扱いやすいが電子制御が進みチューニングは困難に
R06A型エンジンは前述の通り様々な車種に搭載されていますが、代表的なのがジムニーです。
先代ジムニーはK06A型を使っていましたが、現行型からR06A型に変更されました。車種ごとに適したセッティングがされているため一概には言えませんが、高回転型のK06A型に対して、R06A型は低回転からトルクが立ち上がる扱いやすいエンジンです。
ただし旧型ジムニーオーナーにとってはスポーティさが削がれた部分があり、また電子スロットル化によってレスポンスが悪くなったという向きもあります。環境性能を向上させるために、エンジン制御が頻繁に入るようになったのも、その一因のようです。
電子制御が進んだことによってECUがブラックボックスになり、結果的にR06A型はチューニングが難しくなっています。昨今のアフターパーツマーケットでは、スロットルコントローラーやサブコンピューターによる擬似信号でエンジンの燃焼状態をコントロールするのが主流となっています。
R型エンジンは今後も環境性能の向上を進めていくと思いますが、一方でスズキはEV車の強化を発表。内燃機関が急激になくなることはありませんが、今後は徐々にEVにとって代わられる運命なのかもしれません。
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- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...