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梅雨でも油断禁物!車内は40度超えも…「車内熱中症」の危険性と絶対に避けるべき行動とは

真夏に比べて油断しがちですが、梅雨の時期で気温が比較的高くない日であっても、熱中症の危険性が高まるとされています。

「車内熱中症」とも呼ばれるこの状況には、具体的にどのようなリスクが潜んでいるのでしょうか。

外気温が低くても、車内は50度近くになることも!

熱中症といえば、真夏に陥りやすいと考える人も少なくないかもしれません。

しかし、梅雨の時期や曇り空で気温がそこまで高くない日であっても、直射日光が当たれば車内温度は急激に上昇し、熱中症の危険性が高まるとされています。

実際、JAFが2019年に実施したテストによれば、外気温が23度程度と比較的過ごしやすい気候であっても、直射日光が当たる場所に駐車した車内は、わずか1時間で約40度近くにまで達することが証明されました。

これは、太陽光のエネルギーがガラスを透過して車内のシートやダッシュボードに吸収され、それが熱となって密閉された空間に蓄積される温室効果が発生するためです。

とくに太陽の光を直接受けるダッシュボード付近にいたっては、70度を超えるほどの高温となり、火傷を引き起こしかねない危険な環境へと変貌するおそれがあります。

また、同テストでは「窓を3センチほど開けておけば温度上昇を防げるのではないか」という検証もおこなわれましたが、結果として温度抑制の効果は薄く、車内は熱中症を引き起こす危険な温度まで上昇することが明らかになっています。

つまり、少し窓を開けて風通しをよくしているからといって、自然の風だけでは車内の急激な温度上昇を食い止めることは困難といえます。

子どもやペットの車内置き去りは絶対にNG

車内熱中症を防ぐための対策として、たとえ短時間であっても子どもやペットを車内に置き去りにしないことが求められます。

こども家庭庁のWebサイト「みんなで見守り『こどもの熱中症』を防ぎましょう!」によれば、子どもは大人に比べて体温調節機能が未発達であり、短時間でも体温が上昇して命に関わる事態に陥りやすいと警告されています。

さらに、乳幼児は自らの意思でドアを開けたり、水分補給を行ったりすることができないため、周囲の助けがない閉鎖空間では短時間で重篤な症状へと進行するおそれもあります。

「少し買い物をしている間だけ」「子どもが寝てしまったから」という安易な判断が、重大な事故を生む原因になりかねません。

また、誤って子どもがスイッチ類に触れて車が急発進したり、予期せぬエンジントラブルによってエアコンが停止したりするリスクも考えられるため「エアコンをつけていれば大丈夫」とエンジンをかけたまま車を離れる行為も避ける必要があります。

さらに、道路交通法第71条第5号では、運転者が車を離れる際のルールが定められています。

これによると、エンジンをかけたままその場を離れる行為は停止措置義務違反に該当し、普通車で6000円の反則金が科せられるおそれがあるといいます。

さらに、法的な観点から見ると、車内に子どもを放置する行為は刑法第218条に定められた保護責任者遺棄罪に問われるおそれもあります。

もし保護の必要な子どもを危険な環境に置き去りにした場合は、3か月以上5年以下の懲役という刑事罰の対象となります。

そのため、車を離れる際は必ず全員が一緒に降りることを前提とし、駐車時のサンシェードの活用や、乗車前にドアを開け放ちエアコンで換気をおこなうなど、自衛の対策を併せて実行することが必要です。

まとめ

なお、車内に放置されたスマートフォンやライターなどが熱により破裂・発火する事例もあるなど、車内の温度上昇がもたらす被害は人体だけにとどまりません。

ドライバー一人ひとりが車内の温度変化に対する適切な対策と意識を徹底することが、車内熱中症や高温による事故を防ぐための鉄則といえます。

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