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軽トラの荷台をもっと自由に!穴開け不要で脱着カンタンなキャリアフレーム

ただの軽トラじゃモノ足りない人へ!

単なる仕事の“道具”から、ライフスタイルに欠かせない“相棒”として存在感を高める軽トラック。キャンプやアウトドアスポーツ、車中泊……、軽トラの荷台には無限大の可能性が広がっている!

この軽トラを相棒として使いこなす人たちが注目しているのが、カーゴボックスの「ランプス」だ。アルミとステンレスで作られた軽くて丈夫なカーゴボックスは、荷台のあおりをすべて開閉でき、一般的なカーゴボックスよりも使い勝手が良いのだ。仕事から遊びまで幅広くカバーするカーゴボックスとして話題のアイテムとなっている。

そんなランプスの利便性をさらに高めるのが、簡単に装着できる「トラレール」の独自機構だ(特許取得済み。特許第6892658号)。荷台のあおりに挟み込んむだけで取り付けできるトラレールの機構をランプスに取り込んだことで、カーゴボックスの脱着がわずか15分で完了する。加えて、搭載する荷物に合わせてトラレールを追加すれば、室内を自分仕様に仕上げられる! ここでは、積むだけじゃなく、使いこなす楽しさが味わえるトラレールの魅力を深掘りしたい。

トラレールの公式サイトはこちら

軽トラを使う人たちの声から生まれた「トラレール」!

ハイゼットトラックに搭載したユーティリティカーゴボックス「ランプス」。

トラレールを開発したのは、軽トラのカスタムパーツを手掛けるショップ「但東自動車」。悪路走行性を高めるアゲ系サスペンションキットや、走りを激変させる純正エンジンのターボ、スポーティなスタイリングに仕立てるエアロパーツなど、軽トラに向けてさまざまなパーツを開発するメーカー「J-tanto」という顔も持っている。

トラレールの開発には、実際に軽トラを使う人たちの声があった。荷台に長尺物を載せるために取り付けるキャリアは、一度装着したらつけっぱなしというケースがほとんど。ただ、積載する荷物によっては邪魔になるだけじゃなく、重量のあるスチール製のため、燃費や走りへの影響も大きい。取り付けの際も、荷台に穴開け加工が不可欠。加工する時間も費用もかかる。なにより新車に穴を開けるのをためらうという声も多かった。


荷台のあおりを立ち上げるだけでキャリアをガッチリと固定するオンリーワンな機構

荷台に取り付けたトラレール。あおりを上げるだけでキャリアが固定できる。

「手軽に脱着できて、軽量なキャリアをつくれないか……」。そうやって行き着いたのが、荷台のまわりにあるあおりと荷台の隙間にキャリアを挟み込むという手法だ。8mm厚のプレートに専用ゴムカバーを取り付けた土台プレートを開発。この土台プレートを、あおりと荷台で挟み込めば簡単に固定でき、あおりを開けば外れるという、トラレールの独自機構が完成した。

素材にはアルミを使用。スチール製に比べて軽く、燃費や走行性への影響も最小限に抑えられるのもポイント。まさに目からウロコのトラレールの機構は、但東自動車の特許技術となっている。

STEP1
荷台のあおりを開く
荷台のあおりを開く。土台プレートを荷台の両端の平らな場所に配置する。
STEP2
土台プレートを固定する
土台プレートを挟み込むように片側のあおりを立ち上げる。固定できたら、ゲートレバーでロックする。
STEP3
ゲートレバーをロックする
同様に、もう片側のあおりを立ち上げ、後方のあおりを立ち上げてゲートレバーをロックする。
STEP4
ぐらつきがなければ完成
最後にぐらつきがないかをチェック。問題なければ完成だ!

トラレールを使うことで、カーゴボックスの利便性が格段に高まる!

ランプス「トラレール・バージョン」

トラレールの特許技術を使うことで、軽トラの可能性は飛躍的にアップする! その一例が、ユーティリティカーゴボックス「ランプス」への応用だ。軽くて錆びないをコンセプトに、ステンレスの骨組にアルミパネルを使用。レーザー溶接した堅牢なL字形状のステンレス金具により、カーゴボックスを載せても三方のあおりが使えるので、荷台への荷物の上げ下ろし作業が格段にやりやすいのだ。

三方のパネルとあおりを全部開いた状態。
三方のパネルを開けて、あおりを締めた状態。
三方のあおりを締めて、あおりを開いた状態。荷物を隠しながら、ボックス内の通気性を高められる。
三方のパネルとあおりを締めた状態。

カーゴボックスの最後尾の骨組にトラレールの機構を取り込んだランプスの「トラレール・バージョン」。これにより約15分でカーゴボックスの脱着が可能となる。それまでランプスを取り付けるには荷台への穴開け加工が必要だったが、トラレールの機構を使えば穴開けは不要! 「トラレール・バージョン」の登場により、新車購入時での取り付けはもちろん、すでに使っている人もトラレール・バージョンに変更することが多いという。

STEP1
土台プレートをセット

最後尾の骨組にトラレールの機構を採用したランプストラレールの土台プレートを荷台の隅に配置する。

STEP2
あおりを上げる

トラレールの土台プレートが、あおりと荷台に挟まるのを確認しながら、あおりを上げる。

STEP3
ロックして完成

両サイドのあおりを上げた後、土台プレートが挟まるのを確認しながら、最後部のあおりを上げてロックすれば完成!

ランプストラレール・バージョン」の取り付けには、コックピット後ろの鳥居へのネジ止めと、荷台前方のネジ止めも必要。これらの作業を合わせ、約15分で取り付けは完了する。


カーゴボックスの設置手順を動画でもチェック!

トラレールのフレームを組み立てる!

長尺モノをトラックの荷台へ積載するときに、必要不可欠な鳥居(トリイ)やヤグラ、ウマと呼ばれる積載物を固定するキャリアフレーム。一般的にそれらフレームの固定はトラックの荷台に穴を開け、ボルト等で固定する。

しかし、特許取得済みのトラレールのフレームなら、荷台に穴を開けることなく設置が可能だ! トラレールのフレームの組み立て手順、設置手順を紹介しよう。

トラレールのフレームを軽トラの荷台にセット

積むモノに合わせ、自分仕様にレイアウトできる!

天井も有効利用してマリンスポーツのギアを収納

ランプス「トラレール・バージョン」の室内を、マリンスポーツのウイングフォイル仕様にしたデモカー。

15分ほどでカーゴボックスを脱着できることもすごいが、トラレールの魅力をそれだけではない。積載する荷物に合わせてカーゴボックス内を、自分仕様にアレンジすることができるのだ。

高さ80mmの特注トラレールを使い、ボックス内にウイングフォイルのボードを搭載。

例えば、マリンスポーツのウイングフォイルの道具を載せるケース。ボードから長く伸びるフィンを運ぶには、毎回のように分解と組み立てをしないといけなかったが、高さを抑えたトラレールを2つ取り付けることで、ボードを逆さまにして伸びるフィンを上に向けて配置できる。

左が標準で用意する高さ150mmの土台プレート。右が特注で仕上げた高さ80mmの土台プレート。
ランプスの取り付けにはコックピット後ろの純正鳥居を使って固定する。その部分にステンレスバーを取り付け、LEDライトを装着。両サイドにはウイングフォイルのマストを吊り下げるためのステイを製作。載せる荷物に合わせて、こんなアレンジも可能だ。
ランプスの室内の骨組はステンレス製。バーの溝に丸カンボルトを装着してゴムロープを取り付ければ、天井に荷物を収納できる。S字フックをプラスすれば、バッグなどを吊るすことも可能。荷台にモノがあふれないような工夫がされている。

バイクキャリアを取り付けて、車輪を外さず自転車2台を搭載

高さの抑えたトラレールならば、ランプスの室内に自転車を2台収納できる。

ランプスの室内に、背の低いトラレールをプラスすることで、自転車をそのまま載せることも可能。市販のバイクキャリアをトラレールに取り付ければ、車輪を外さずに、2台の自転車を収納できる。トラレールで使用する30mm径/40mm径ステンレスパイプは、市販のバイクキャリアやボードキャリアなどが使えるのがポイント。アイデアの数だけ発展性があるのだ。

高さ80mmのトラレールに、市販のバイクキャリアを装着。荷台には背の低い荷物を載せることも可能。

ランプスのカーゴボックスのパネルは三方に開くため、日よけとして使えるのもいい。パネルを締めてもあおりだけを開けられるため、ボックス内の温度を一定にできる。もちろん防水性は高く、カギも締まるため大事なものを収納しても安心だ。


仕事や遊びの数だけカタチがある!トラレール活用術を公開!

仕事から遊びまで、荷台に載せる荷物に応じて、変幻自在に変化するトラレール活用例を集めてみた。トラレールは使う人に合わせて、高さのバリエーションに加え、2本、3本と増やしたり、バーをプラスすることで、想像を超えるポテンシャルを秘めている。ここでは、仕事と遊びの用途別に2例ずつピックアップしてみた。

仕事用途

最後尾用の高さ700mmのトラレールを取り付け、脚立を搭載。荷台中央部にはアルミボックス用トラレールをプラス。ボックス下の収納性も考え、ボックス底面をあおりと同じ高さに上げている。
農作業で使う草刈り機を載せるため、高さ350mmのトラレールを2本装着。トラレール上に斜めに配置することで、車体から草刈り機が飛び出さず、安全に運べる。草刈り機の下のスペースを無駄にしないのもポイント。

遊び編

高さ1200mmのトラレールと最後尾用を装着。横バーを2本にすることで、ボードの3段積みを可能にしている。ダイハツ ハイゼットジャンボの鳥居と同じ高さにすることで、さらに長い物を載せられる。
ルーフトップテントを積載したダイハツ ハイゼットジャンボ。コックピット後ろの鳥居と同じ高さにトラレールを2本セット(高さ1200mm)。重量のあるルーフトップテントを最上段に載せるため、左右2本ずつのバーで補強。100kg以上の重さにも耐えられる堅牢な作りに仕上げている。

自分仕様の軽トラを作り上げるツールとしてのトラレール!

軽トラの可能性を高めるトラレールの魅力が分かってもらえただろうか? ランプスの脱着はもちろん、カーゴボックス内の利便性を格段に高めるアイテムとしてオススメだ。

あおりを閉じるだけで簡単脱着できるトラレールは、豊富なサイズバリエーションに加え、エアロバータイプ荷台セパレーターアルミボックスをラインアップ。トラレールは、積むだけじゃなく、使いこなす楽しさを味わえるツールとして、自分仕様の軽トラづくりに不可欠なアイテムだ。

トラレールの公式サイトはこちら

トラレール・キャンペーンに応募して、但馬牛ステーキをゲット!

最後に、トラレール・ユーザーにお知らせ。製造・販売をする但東自動車より、トラレール・ユーザーを対象にしたキャンペーン(トラレールコンテスト)が開催されている。

【応募方法】トラレール公式LINEから友達追加→あなたのトラレール写真とアピールポイントを投稿
【応募期間】2025年4月1日(火)〜2025年9月30日(火)

但東自動車の岩出代表より
「サーフボードや自転車といったアウトドアスポーツから、脚立や工具を積み込む仕事まで、幅広くトラレールを使っていただいています。今回のキャンペーンでは、皆さんがどのようにトラレールを使用されているのか、その様子を投稿いただきます。そのなかから私たちが考えもつかなかったような使い方をされているクルマを選び、2025年9月末に表彰する予定です。副賞は、弊社の地元特産品の但馬牛のステーキとなっております。振るってご応募ください」

トラレールコンテスト概要はコチラ

軽トラの自由度を格段に高めるトラレールで、仕事からアソビまでフルに楽しんでほしい。詳しくはホームページをチェック!

(編集協力:但東自動車株式会社)

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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