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初心者でも体感できる違い!HKSサスペンション「ハイパーマックスS」の魅力をシビックタイプR/GRヤリス/GR86で検証した

足まわりに不満はある。
でも、その不満が何なのかをうまく言葉にできない──そんなユーザーは少なくない。

段差で少しイヤな動きをする。高速でなんとなく落ち着かない。コーナーでもう少し安心して踏めたらいい。けれど、それが“硬い”のか“柔らかい”のか、あるいはロールなのか、収まりなのかまでは分からない。実際、足まわりの違和感は感覚的なものになりやすく、明確に言語化できていないケースが多いのである

そんなユーザーにこそ気になるのが、HKSのスポーツサスペンション「ハイパーマックスS」だ。
ただ硬くしてスポーティに見せるのではなく、街乗りからワインディングまで、クルマの動きをより自然に、より気持ちよく整えていく。その思想は、足まわりにモヤモヤを抱えている人にこそ響くはずだ。

今回は、シン・モーターファンフェスタ2026内で開催されたHKS「ハイパーマックスS 体感試乗会」で、シビックタイプR、GRヤリス、GR86の3台をチェック。ユーザーの声も交えながら、ハイパーマックスSの魅力を探っていく。

HKS「ハイパーマックスS」はどんなサスペンションなのか?

ただ硬いだけではない、“走り心地”を磨いたHKSの主力モデル

ハイパーマックスSは、HKSが展開するスポーツサスペンションシリーズの中核モデルである。
単筒式、全長調整式、30段減衰力調整を基本としながら、街乗りでの快適性とスポーツ走行時の安心感を高い次元で両立することを狙って開発されている。また、セッティングには全日本ダートトライアル3年連続優勝での実地経験をはじめ、半世紀にわたるモータースポーツ活動で得た知見がフィードバックされている。

サーキット専用の尖った足ではなく、あくまでベースにあるのは“日常でも気持ちよく乗れること”。そのうえで、段差のいなし方や揺れの収まり、コーナリング中の姿勢変化、アクセルを踏んでいける安心感といった部分を磨いていく。言い換えれば、純正サスペンションの良さを活かしながら、ユーザーが漠然と抱えていた違和感を、より上質な方向へと整えていくサスペンションだ。さらに各部の剛性や内部オイルの低劣化性能などにより、純正と同等以上の耐久性を持ち、スポーツサスペンションとしては驚異の3年6万kmを保証している

足まわりに不満を抱えている人ほど違いを感じやすい

クルマ好きの中には、「もっと曲がるようにしたい」「もっとロールを抑えたい」と明確な目的を持ってサスペンション交換を考える人もいる。だが実際には、「なんとなく疲れる」「高速で少し気を使う」「段差のあとに揺れが残る」といった、言葉になりきらない違和感から足まわりを見直したいと考える人のほうが多いはずだ。

ハイパーマックスSは、そうしたユーザーに向いた製品である。
乗った瞬間にガラッと別モノになるというよりも、これまで気になっていた部分が自然に整い、気付けばクルマに乗ることそのものが快適で楽しくなっている。そんな変化を感じさせてくれるのが、このサスペンションの美点だ。

リニューアルされたハイパーマックスSは従来品と何が違うのか?

新しくなったハイパーマックスSの一番の進化ポイントは、ストリートの乗り心地の向上です。

車高調整によるローダウンでスタイルアップも図れますが、走りの楽しさを追求し、普段の乗り心地もスポイルしないことが第一条件です。

さらに、当製品はしなやかに動きつつ余計な動きを抑制する「フラットライドコンセプト」に基づいて開発しています。走り出しから快適で、コーナリングを気持ちよく曲がる理想のセッティングを実現するのは時間がかかります。

新型は構成部品自体は変わっていませんが、バルブシムを車種それぞれにリセッティングしました。最適なバルブシムを見つけてセッティングすることは大変な作業でした。従来モデルを発売した時点から新たに開発を進めていたのですが、ようやく形になったことで製品化することができました。

サスペンションのセッティングは、取り組めばさらに欲が出て終わりがないので、これからも開発を進めていきますが、納得のいく製品ができた段階でリリースします。もちろん、最新の製品が、最良のパフォーマンスを生み出してくれることは保証します。
(開発部・サスペンション開発課 太田隼斗さん)

装着すると、どんな利点があるのか?

ハイパーマックスSの良さは、単純に「硬い」「柔らかい」では語りにくい。
実際に体感していくと、次のような変化として現れやすい。

・段差を越えたあとの揺れの収まりが早い
・突き上げの角が取れ、当たりが自然になる
・高速域での落ち着きが増す
・レーンチェンジやコーナリングで姿勢がスッと決まる
・接地感が分かりやすくなり、安心してアクセルを開けやすくなる
・スポーティでありながら、日常でも疲れにくい

つまり、見た目のローダウンやスポーツイメージだけではなく、日々の運転そのものの質を高めてくれるのである。

まず結論。ハイパーマックスSは“違和感を整える足”だった

今回の試乗会で感じたのは、ハイパーマックスSが“純正を否定する足”ではないということだ。
純正サスペンションは、当然ながら各メーカーがそのクルマに合わせて高い完成度で仕上げている。シビックタイプRも、GRヤリスも、GR86も、それぞれノーマルの時点で魅力的な走りを持っている。

それでもなお、日常の中では「ここがもう少し収まってくれたら」「もう少ししなやかだったら」「もう少し自然に曲がってくれたら」と感じる場面がある。ハイパーマックスSは、そうした小さな違和感をきちんと受け止め、気持ちよさへと変えていくサスペンションだった。

派手にキャラクターを変えるのではない。
けれど、運転していて確かに気持ちいい。足まわりに不満を抱えつつ、それをうまく言語化できていないユーザーほど、この製品の価値を実感しやすいはずだ。

シビックタイプRで感じた、しなやかさと安心感の両立

純正でも完成度は高い。だからこそ見えてくる“もう少し”の部分

シビックタイプRの純正サスペンションは、もともと非常に高い完成度を誇る。
スポーツモデルらしいシャープさと、高速域での安定感をしっかり持っており、速さを求める場面ではその実力を十分に感じさせる。

純正の前後サスペンション

ただその一方で、日常域では「少し角が立つ」「荒れた路面だと入力が強めに伝わる」「もう少ししなやかさが欲しい」と感じる人もいるはずだ。とくに街乗りや高速道路の継ぎ目、段差などでは、完成度の高さとは別の意味で“気を使う感じ”が出やすい。

ハイパーマックスSは、そんなシビックタイプRのキャラクターを壊すことなく、日常域での扱いやすさと収まりの良さを引き上げる方向で効いてくる。

段差のいなし方、揺れの収まり方が自然になる

実際に試乗してみると、まず印象に残るのは、入力に対する当たりの自然さだ。
段差や継ぎ目を越えた瞬間のショックが丸くなり、その後の揺れの収まりも早い。単に柔らかくなったわけではなく、不要な動きが整理されている印象で、スポーツモデルらしい芯の強さはそのままに、日常での快適性が一段上がっている

また、ハンドルを切った時の反応やコーナリング中の姿勢変化も分かりやすい。
曲がり始めの動きに不自然さがなく、姿勢が一発で決まりやすいので、安心してアクセルを開けていける。速く走るためだけでなく、普通に運転していても「乗りやすい」と感じやすい仕上がりである。


「ダウンサスで気になっていた高速域とコーナーの不満が、上質さと自然な収まりに変わった」(20代男性)

先代のFK8に乗っていて、ノーマル約3年、ダウンサスを入れて約2年乗っていました。ダウンサスによるスタイルは気に入っていたのですが、高速域で落ち着かなかったり、ワインディングのコーナーでロールが大きくなることが気になっていたので、今回の試乗に参加しました。ハイパーマックスSは、走り出しから上質で、コーナーでの揺れの収縮が自然で、車高調キットを付けているとは思えないほど快適でした。(20代・ヒロキさん)

街乗りで気になっていた突き上げが減少。しなやかさと安心感が印象的だった」(30代男性)

FD2から昨年FL5に乗り換えました。主に街乗りで使用していますが、ノーマルは段差での突き上げが気になっていました。ワインディングなどに合わせているからでしょうか。ハイパーマックスSは走り出しから、足回りが上質でしなやかな印象です。コーナリング中のフワフワした印象がなく、安心感が高かったです。ノーマルのサスペンションもいいと思いますが、スポーツ走行だけでなく、街乗りも快適に走りたいので、この足回りが欲しいと思いました。(30代・フクダさん)

「段差やマンホールでも揺り返しが少なく、日常使いでも快適さを実感」(30代男性)

スイフトスポーツ、フェアレディZから乗り換えたのですが、純正サスペンションは段差での突き上げが気になっていました。通勤で段差のある路面があるので特にそう感じたのかもしれません。今回の試乗では、あえて段差やマンホールを踏んでもらい挙動を確認できたのですが、揺り返しがすぐに収まったり、コーナーでのピッチングの収まりが安定していました。日常のドライビングでも不満なく走れそうです。(30代・タカヤンさん)

GRヤリスは“速さ”に加えて“しっとり感”が増した

軽快で速い純正の魅力を残しながら、落ち着きを加える

GRヤリスは、もともと軽快さと高い戦闘力を備えたモデルだ。
短いホイールベース4WDならではの高いトラクション性能もあり、純正の時点で十分に刺激的かつ魅力的な走りを持っている。

ただ、街中や荒れた路面では、その軽快さがときに“忙しさ”として感じられることもある。細かい凹凸で少しピョコつく、車体の動きが落ち着かない、もう少ししっとりした質感が欲しい──そう感じているユーザーもいるだろう。

ハイパーマックスSは、そんなGRヤリスに“速さを損なわない落ち着き”を加える印象だった。

荒れた路面でもバタつきにくく、安心感が増す

試乗で感じたのは、上下動の処理が丁寧になっていることだ。
荒れた路面や継ぎ目を通過した際にも、バタつきや忙しさが抑えられ、動きがしっとりとつながる。GRヤリスらしい機敏さや4WDらしい安定感はそのままに、日常での乗り味がより洗練されている。

また、コーナリングでも、ただ速いだけではない“気持ちよさ”が際立つ。
曲がる、踏む、立ち上がるという一連の流れがスムーズになり、車体の動きに対してドライバーが構えなくていい。速さのための足ではなく、速さと気持ちよさのバランスを整えた足という印象であった。

フワフワした印象が消え、GRヤリスらしい一体感と上質さを実感
」(50代男性)

ノートオーラNISMO 4WDを購入しましたが、GRヤリスも候補に挙げていたので注目していました。購入当初、GRヤリスの比較試乗もしましたが、フワフワした印象が強かったので今の車を購入しました。でもハイパーマックスSを入れたこの車は別物ですね。走り出しからコーナリングまで一体感があって、一言でいうと「上質」です。車高調整が入っているのでガチガチの足回りかと思ったのですが、走り出しからしなやかでコーナリング時も安定感があって驚きました。ワインディングも楽しそうですが、街中でも快適に走れそうです。(50代・ヒロリンさん)

GR86は“楽しさ”を残したまま、上質さを引き上げる

純正のバランスの良さを壊さず、もう一段上の完成度へ

GR86は、純正の時点で非常にバランスのいいスポーツカーである。
FRらしい自然な動き、分かりやすい挙動、日常でも楽しめる軽快さなど、乗ること自体の楽しさがしっかり作り込まれている。

その一方で、路面の継ぎ目や荒れた路面では、細かい動きが少し気になったり、もう少し収まりがきれいならと思う場面もある。大きな不満ではないが、完成度が高いからこそ“あと一歩”を求めたくなるタイプのクルマだ。

ハイパーマックスSは、そんなGR86の楽しさを消すことなく、全体の質感を一段引き上げる方向で効いてくる。

接地感と収まりの良さが、気持ちよさを底上げする

試乗してみると、GR86の持つ気持ちのいいハンドリングはそのままに、動きの収まりがきれいになっているのが印象的だった。
切り始めの反応、コーナー中の一体感、立ち上がりでの踏みやすさといった部分に、不自然な演出はない。それでいて、接地感がより分かりやすくなり、安心して走らせられる。

いわば、“純正の楽しさをそのまま上質にした”ような方向性だ。
劇的な変化で驚かせるタイプではないが、乗れば確実に違いが分かる。スポーツカーらしさを大事にしたいユーザーほど、この仕上がりに好感を持つのではないだろうか。

「突き上げが気になっていたGR86が、街でも楽しいしなやかな足に変わった!」(50代男性)

純正は、特に街乗りでの段差での突き上げや、走り始めの挙動の安定性が気になっていたのですが、ハイパーマックスSを装着した足回りはスタートダッシュの滑らかさや、コーナリングでリアの突き上げが全く気にならなかったことが印象的でした。ワインディング重視の方向性ですが、これだけ低速域からしなやかで安定感があれば、街中でも楽しく走れそうです。(50代・ヒッピーさん)

ハイパーマックスSは、どんなユーザーに向いているのか?

ハイパーマックスSは、サスペンション交換に明確な目的を持っている人だけの製品ではない。
むしろ、「純正に大きな不満があるわけではないけれど、なんとなく気になるところがある」という人にこそ向いている

たとえば、こんなユーザーには相性がいい。

街乗りもワインディングも気持ちよく走りたい人

日常の移動でも疲れにくく、休日のドライブやワインディングではしっかり楽しい。そんなバランスを求める人には、ハイパーマックスSの方向性がハマりやすい。

純正のキャラクターを壊したくない人

車高調というと、純正から大きくキャラクターが変わるイメージを持つ人もいる。だがハイパーマックスSは、元の良さを消すのではなく、その長所を活かしながら不満点を磨き上げていくタイプの製品だ。

見た目だけでなく、走りもきちんと変えたい人

ローダウンで見た目を整えたいというニーズはもちろんある。だが、せっかく変えるなら、見た目だけでなく、走りの質まで変わってほしい。そんな人にとって、ハイパーマックスSは非常に分かりやすい選択肢である。

ハイパーマックスSの詳細はこちら

まとめ|足まわりの不満を言語化できない人ほど、ハイパーマックスSは試す価値がある

足まわりの違和感は、案外うまく言葉にできない。
「なんか気になる」「ちょっと疲れる」「もう少し安心感が欲しい」──その程度の曖昧な感覚として抱えている人も多いはずだ。

HKSのハイパーマックスSは、そうした違和感を丁寧に拾い上げ、自然な気持ちよさへと変えてくれるサスペンションだった。
シビックタイプRではしなやかさと安心感を、GRヤリスではしっとりした落ち着きを、GR86では楽しさを残したままの上質さを感じさせる。いずれも方向性は異なるが、共通していたのは“純正の良さを活かしながら、足りない部分を整えている”という点だ。

足まわりに不満がある。
けれど、それが何なのかをうまく説明できない。
そんなユーザーほど、一度ハイパーマックスSを体感してみる価値は大きいのである。

HKSの公式サイトはこちら

(編集協力:株式会社エッチ・ケー・エス)

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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