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知らない人は8割?緊急時に使えるトヨタHV車の裏コマンド「メンテナンスモード」
トヨタのハイブリッド車に「メンテナンスモード」と呼ばれるコマンドが用意されているのはご存知でしょうか?今回は、あまり知られていない「メンテナンスモード」や「サーティフィケーションモード」についてご紹介します。
メンテナンスモードとは?
トヨタが販売するハイブリッド車に用意されている「メンテナンスモード」は、通常車検時や点検時に利用される機能の1つ。
トヨタ車にはVDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)と呼ばれる走行安定システムが組み込まれており、安全に車両を走行させる電子制御が動作する仕組みとなっています。
車検時や点検時にこのVDIMを解除したい場合、この「メンテナンスモード」を起動する事でVDIMの介入を解除させる事が可能になります。またVDIMの解除だけでなく、アイドリングストップの停止、エンジンを強制的に駆動させる事なども出来ます。
このメンテンナンスモードの起動方法は以下の通りです。
- エンジンが切れている状態から、ペダルを踏まずにPOWERスイッチを2回押す(この時、POWERスイッチは赤く点灯)
- ギアが「P」レンジに入っている事を確認し、左足でブレーキを踏みながら、右足でアクセルペダルを2回踏み込む
- ブレーキはそのまま踏み続けて、ギアを「P」レンジから「N」レンジにする。ギアを切り替えたら、さらに右足でアクセルペダルを2回踏み込む。
- ブレーキは踏んだまま、ギアを「N」レンジから「P」レンジにする。さらに右足でアクセルペダルを2回踏み込む。
※ 車種によっては異なる場合がありますので、実施時には必ずご自身の車両の取扱説明書を確認してください。
これら一連の動作によって情報ディスプレイに「MAINTENANCE MODE」と表示されればメンテナンスモードへの移行が完了です。このメンテナンスモードの状態でエンジンをかけると、エンジンが強制的にかかります。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...