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O2(空燃比)センサーとは?点検や故障と電圧について

O2センサーとは?仕組みを解説

O2センサー
©birdlkportfolio2559 /stock.adobe.com

O2センサーとは、排気ガス中の酸素の有無を検出する空燃比センサーのことです。

エンジンを制御しているコンピューターは、エンジンの燃焼している状態を、燃焼した後に残っている酸素の量で判断しています。

酸素が検出されるということは燃料噴射量に対して空気が多い、つまり燃料が薄いということなので、もっと燃料を吹くように指令を出すという仕組みです。

O2センサーはエンジンが暖まっている状態で作動するもので、エンジンが冷えている場合には作動しません。

空燃比とは?

補足として説明しますが、空燃比とは空気質量を燃料質量で割った数字のこと。最も効率の良い理論空燃比(圧縮比とも呼ばれます)は14.7となっています。この理論空燃比より濃い状態をリッチといい、薄い状態をリーンと言います。

「リーンバーン・エンジン」は、最適な理論空燃比より低い圧縮比で設計されたエンジンのことで、希薄な燃料で走れることから、燃費と環境性能に優れるメリットがあります。

また、圧縮比を自動的に変化させる機能をもったエンジンもあります。

O2センサーと「A/Fセンサー」との違い

O2センサーの他に、A/Fセンサーというものがあります。これも同じような空燃比センサーなのですが、信号情報と出力する電圧、作動温度が異なります。

O2センサーは約300℃、A/Fセンサーは約600℃で作動します。

O2センサーが故障したらどうなる?

エンジン警告灯
©shutterstock / vchal

燃費が悪くなったり、マフラーのススが多くなっていたりなどの症状が出ている場合は、O2センサーが故障している可能性があります。

しかし、O2センサーが故障したからといって、運転に支障が出るというわけではありません。少なくとも、故障してすぐに重大な症状が出てくるということはないといえます。

O2センサーが不調だと完全燃焼しにくい状態となっていますが、エンジン自体が不調である、とは限りません。また、O2センサーの不調でエンジン警告灯が点灯することがあります。

O2センサー交換の目安は5年

故障していない場合でも、交換の目安は5年ほどなので、その年数が経ったら点検するのがおすすめです。車検に出す際や中古車を購入するときには、O2センサーの点検の有無を事前に確認しましょう。

O2センサーの点検や交換の方法は?

O2センサーが故障してしまった、安全に作動しているか心配という場合は、自分で点検するか、業者に頼んで点検してもらいましょう。点検にはスキャンツールなどの専門器具が必要です。

今後定期的に点検したりするならば購入してもいいかもしれませんが、あまり点検しないだろう、というならば、業者に修理を依頼した方が楽です。

スキャン結果に異常があり、自分ではどうすることもできなかったら、結局最後は業者に頼むことになりますので、そのプロセスを省くと言う意味でも、最初から業者に頼むのがおすすめです。

ススの汚れなどを洗浄するくらいなら、自分でメンテナンスをしてみるのもいいでしょう。

O2センサーと電圧の関係性

O2センサーの正常な電圧は約0.1Vから0.8Vほどです。自分で点検した際に、この数値以内の電圧でなかった場合は、何らかの異常が出ていると考えていいでしょう。

ちょっとした不調に早く気づくことは故障を未然に防ぐことができ、愛車をいたわることに繋がります。

とはいえ、エンジンを切って冷やすと正常に戻ることもあるので、故障と判断できない場合もあります。エンジン警告灯が点灯して「車の調子がおかしいな?」と思ったら、プロに診断してもらいましょう。

【整備士から一言】チェックランプは早めに診断を

O2センサーとはその名のとおり酸素濃度を測定する装置です。

排気ガス中の酸素量を測定し、車の脳であるECUに電流という形で送ります。ECUはその数値も参考にしながら、燃料噴射装置であるインジェクターに指示を送り、適切な燃料濃度を決めています。

O2センサーは指定範囲以上の酸素量を確認すると、ECUが異常だと判断し、エンジンチェックランプを点灯させます。

酸素量の異常の原因はいろいろありますが、例えばプラグが壊れ1つでも点火できない状態であれば、排気ガス中の酸素濃度は濃くなりますよね。そういった状態でもチェックランプは点灯してしまいます。

このように、どこかの不調によりチェックランプを点灯させたまま走り続けると、正常な機器に負荷がかかり余計な故障を招く原因になるので、早めに対処しましょう。

エンジン警告灯が点灯する要因はさまざまあり、O2センサーによる異常感知もそのうちの1つに含まれます。

O2センサーが故障したからといって、運転に支障が出るというわけではありませんが、不調を放置したままにしておくと車への負担が大きくなります。

O2センサーが原因でない可能性も考えられますし、エンジン警告灯が点灯したら早めにディーラーや整備工場で診断してもらったほうが安心といえます。

エンジンにまつわるパーツに関する記事はこちら

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執筆者プロフィール
山北吏(つかさ)
山北吏(つかさ)
1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...
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