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車のエンジン警告灯とは?点灯する原因や修理代などを解説!

エンジン警告灯とは?

エンジン警告灯

エンジン警告灯は多くの場合、スピードメーターの近くにあり、色は黄色と決まっています。

黄色い警告灯は「すみやかに点検が必要」という意味で、即座に車を停車する必要性がないものとされています。走行中にエンジン警告灯が点灯しても慌てて車を停める必要はないので、落ち着いて対処しましょう。

最近の車、特に日本車は故障率が非常に低くなっており、滅多に点灯することがなくなってきていますが、万が一に備えてエンジン警告灯の意味や原因、対処方法を理解しておきましょう。

警告灯は3色のいずれかで危険度を知らせる

警告灯の画像
©ville/stock.adobe.com

エンジン警告灯は黄色で点灯し、エンジンの故障を知らせてくれます。

ところが、車の警告灯はエンジンだけではありません。ブレーキ、ランプ切れ、シートベルトのつけ忘れなど、車はさまざまなエラーを警告灯で教えてくれます。

それぞれの警告灯は、危険度に応じて上から赤・黄・緑の順に色分けされており、場合によってはすぐに点検が必要なモノもあります。

ここからは警告灯の色別の危険度と、それに対応する故障例をご紹介していきます。

「なんだか警告灯がついているけれど大丈夫なの?」という方は是非参考にしてください。

緑色の警告灯:車の故障ではない

緑の警告灯は、車の故障ではないので心配はいりません。車の状態を知らせてくれています。

車に備わった機能が作動しているときのインフォメーションマークと思っていただければいいでしょう。

場合によっては緑ではなく青く光る警告灯もあり、こちらも危険度は緑と同じです。

ただし、エコアイドルマークはオレンジ色の点滅を繰り返す場合があります。その場合はシステムの故障が疑われますので、販売店や整備工場に点検を依頼しましょう。

黄色の警告灯:注意!早めの点検の合図!

黄色い警告灯は“すぐに車が停止する恐れはないが、早めの点検が必要”のサインです。エンジントラブルや灯火類の点灯不良が発生すると警告灯が点灯し、点検のサインをドライバーに伝えます。

警告灯が光った場合でも、とりあえず走行はできますが、対象となった電装品は、システムが機能しなくなっている可能性があります。

その場合は運転に必要な最低限の操作しか受け付けませんので注意が必要です。

特にABSの故障は、ブレーキを強く踏んだ際にタイヤがロックし、制動距離が伸びてしまいます。点検するまでは、より慎重な運転を心がけましょう。

いずれも安全走行に支障はありませんが、早めの点検が必須です。

赤色の警告灯:危険です!すぐに車を止めて点検してください。

赤色の警告灯は、一番危険度の高い警告です。この警告灯を無視すると、重大な事故や深刻な故障が発生する可能性があり大変危険です。

万が一点灯した場合には、すぐに安全な場所に車を止めて、レッカーサービスへ連絡しましょう。

エンジン警告灯が点灯する原因

三角板の画像
©Naypong Studio/stock.adobe.com

エンジン警告灯が点灯する原因は、エンジンに取り付けられたセンサー類の故障にあります。警告灯が点灯する主なセンサーには

  • O2センサー
  • クランク角センサー
  • ノックセンサー
  • カム角センサー
  • エアフローセンサー

などがあり、どれもエンジンが最適な状態で動作するために必要な部品です。中には直接警告灯には関係ないセンサーもありますが、付随的に他センサーに影響を与え、警告が出る場合もあります。

いずれにしてもエンジン警告灯が点灯したということは、エンジンを制御する何らかのセンサーがエラーを起こしているサインです。

「走行に支障がないから大丈夫」と過信せずに、整備工場で点検を行いましょう。

エンジン警告灯が点いたときの対処法

パソコンと車の画像
©AS Photo Project /stock.adobe.com

エンジン警告灯は故障個所を修理すれば消灯します。しかし、一時的なエラーや、不具合によって点灯してしまった警告灯は以下の方法で消すことができます。

  1. OBD診断機を接続し、エラーを消去する
  2. コンピューターをリセットする

どちらの方法も簡単に警告灯を消すことができますが、自身で作業される場合は必ず自己責任でお願いします。

また、これらの方法を実践しても警告灯が消えなかった場合は、ほぼ確実に何らかの故障が発生しています。

その場合は自己判断はせずに、修理工場で点検することをおすすめします。

OBD診断機を接続しエラーを消去する方法

車にはOBDと呼ばれる車の情報を取り出すためのコネクター(OBD)が存在します。このコネクターに専用の診断機を接続して、車のコンピューターに残されたエラーを消去すれば警告灯が消えます。

以前のOBD診断機は大変高額で、一部の修理工場にしか用意されていませんでしたが、最近では簡易的な診断機がインターネットショッピングで販売されています。

価格は1,500円~5,000円程度。プロ仕様の診断機と比べると非常に簡素な作りとなっていますが、簡単な診断程度なら問題なく使用できます。

残念ながら輸入車や最新の車など、一部利用できない車種もあるので、必ず商品説明をよく読んでから購入するようにしてくださいね。

コンピューターをリセットして警告灯を消す方法

車のコンピューターは、バッテリーのプラス端子を外して、15分程度放置するとリセットされます。手元にOBD診断機がない場合はこの方法でコンピューターをリセットし、警告灯を消すこともできます。

しかし、この方法は先進安全装置が搭載されているような最近の車に実施すると、かえって故障の原因になる場合があるので注意が必要です。

一概にはいえませんが、おおよそ2018年以降に製造された車にはバッテリー端子を外すコンピューターリセットのやり方はおすすめできません。

エンジン警告灯が点灯したときの修理費用

整備の画像
©︎kunakorn/stock.adobe.com

エンジン警告灯が点灯したときの修理費用は、車種や壊れたセンサーによってさまざまです。

例えば、エンジンの始動不良の原因となるクランク角センサーの交換は、エンジン前方についているタイプであれば2〜3万円。

エンジン後方についているタイプは作業工賃が高額になるケースが多く、費用は3~10万円、場合によってはそれ以上かかる場合もあります。

修理代を安く済ませる方法

警告灯の点灯に加えて、「アクセルを踏んでも加速しない」「車がガクガクする」といった明確な症状が出ている場合は、インターネットなどを利用して故障個所を特定できることもあります。

そういった場合は、価格の安い社外部品や中古部品を自分で用意し、部品代を抑えることで、修理代を安く済ませられます。

ただし、工場によっては整備保証の観点から、部品の持ち込み作業を断るところもあるので注意が必要です。

自分で部品を用意する場合は必ず、入庫予定の工場に確認を取ってから修理を依頼した方が、余計なトラブルを避けられるでしょう。

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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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