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【飲酒運転の罰則・罰金】飲酒後何時間なら運転できる?自転車でも捕まる?
目次
飲酒後何時間経ったら運転してよい?

飲酒してから何時間後に再び車両を運転できるのか知っておくことも大切です。
今回、公益社団法人 アルコール健康医学協会に許可をいただき、同協会のWebページ「お酒と健康 飲酒の基礎知識」を参考に説明いたします。
個人差はあるが体重と飲んだお酒の1単位を用いた計算が必要
個人差はありますが、摂取したアルコールが体内からなくなる時間は、お酒の1単位と飲酒者の体重を用いて導き出されます。
ただし、個人差がありますので、計算上アルコールが消化されているとしても、何か調子が悪いと感じたら、運転を控えてください。
お酒の1単位は純アルコール換算で20gと決められています。以下は公益社団法人 アルコール健康医学協会が公開しているお酒の1単位のアルコールです。
アルコール度数がこの単位と1単位あたりのお酒の量に影響することがわかります。同じくアルコール量の計算式も掲載されています。特別難しい計算は必要なく、一般的な四則演算で算出できます。例題と上の表を参考にして計算してみてください。

具体的な時間について、公益社団法人 アルコール健康医学協会は「体重約60kgの人が1単位のお酒を30分以内に飲んだ場合、アルコールは約3~4時間体内にとどまります」、そして「2単位の場合ではアルコールが体内から消失するまで約6~7時間」と説明しています。
しかし同時に、「個人差があるため、体質的にお酒に弱い人や女性はもっと長い時間がかかります」とも注意しています。先にも述べたように、計算で導かれた時間を経過しても体調がすぐれない時には運転しないことが大切です。
公益社団法人 アルコール健康医学協会はこの他にも、お酒を正しく飲み・楽しむために大切なことを紹介しています。以下のリンクから同サイトへ訪れてみてください。
ノンアルコールビールとカクテルでも酒気帯び・飲酒運転になる?
日本の酒税法ではアルコール分1%以上の飲み物を「酒類」としているため、近年多く販売されている「ノンアルコールビール」「ノンアルコールカクテル」は、アルコール分0.05%未満の飲料を指します。
アルコール度数が1%未満の飲料を大量に飲んだ場合、いくら「酒類」でなくても「酒気帯び運転」に該当する可能性があります。
しかし、「Alc. 0.00%」「ノンアルコール」の表記がある飲料の場合、その可能性は限りなく低いと言えるでしょう。、呼気検査でアルコール分が検知されるとは考えられません。
絶対に飲酒運転をしてはいけない

どのような理由があろうと飲酒運転は許されるものではありません。今まで築き上げた家族・人間関係を、交通事故を起こしたら被害者並びにその家族の日常を破壊します。
お酒を飲んだら、体内からアルコールが消化されるまで絶対に運転をしないようにしましょう。
身体にアルコールが残っているかもしれないと感じたら運転をせず、体調が万全になってから運転してください。
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