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スピード違反は何キロで一発免停?罰金や違反点数を解説!80キロ超は逮捕も?世界最大の速度超過は日本人

スピード違反の正しい意味をチェック!勘違いに注意!

速度標識

スピード違反は、正式な交通違反名を「速度超過」といいます。速度超過の定義は以下のとおりです。

  • 標識や標示で最高速度定められている場合=最高速度
  • 標識や標示がない道路の場合=法定速度

この速度を1km/hでもオーバーすると違反、取締りの対象となります。よくプラス10km/h未満なら捕まらない、などという話がされていることがありますが、法律はそうではありません。

道交法違反の「罰金」および「減点」の表記について

道交法違反で、いわゆる「青キップ」を切られた場合に収めるのは「反則金」が正しい表記となり、「罰金」とするのは正しくありません。

また、このときの点数を「減点」と一般的によく表現されていますが、正しくはそのまま「点数」であり、減点方式ではありません。この記事においては、初心者にもわかりやすく説明するため、便宜上「減点」「罰金」ということばで表記しているものがあります。

法定速度とは?

法定速度とは、標識や標示で最高速度が規制されていない道路での最高速度です。普通車では以下の速度が法定速度となります。

  • 一般道:60km/h
  • 高速道路:100km/h

また、原動機付自転車(原付バイク)は高速道路の走行ができず、一般道は30km/hまでと定められています。

速度違反で逮捕された最高速度は何キロ?

時速280キロは、東海道新幹線の最高速度(285キロ)とほぼ同じ
©Yoshinori Okada/stock.adobe.com

2018年11月に東大阪市内の自動車専用道路を280km/hで走行した男性が逮捕されました。この道路の制限速度は60km/hであり、実に220km/hものスピード違反でした。

今回の事件は現行犯ではなく大阪府警の調査によって犯人が特定されるというものでした。スピード違反は比較的身近な違反といえますが、悪質なものはこのように現行犯でなくても逮捕される場合があります。

世界の最高速度違反者は日本人!

実は、世界最大の速度違反者も日本人なのです。その人物の名は永田和彦さんという方で、通称「スモーキー永田」と呼ばれています。

検挙されたのは1997年。永田さんは、当時開催されていたモーターショーに参加するため、イギリスを訪れていました。日本から持ち込んだトヨタ スープラを運転していた永田さんは、制限速度が70マイル(112㎞/h)のMロード(高速道路)で、317km/hで走行したことで検挙されています。3日間勾留されたのち釈放され、無事に帰国しています。

永田さんの速度超過は205km/hオーバー。速度超過の数値としては220km/hオーバーの東大阪市内の男性のほうが上ですが、最高速度では永田さんがダントツで上。永田さんの違反はギネスにも登録されています。

こちらの記事では長田さんが速度違反を犯した最強スープラに関する情報や、現在何をしているかなど、より詳細に紹介しています。

速度超過の点数、反則金の一覧表

スピード違反は、超過した速度と一般道か高速道路によって点数と反則金が異なります。

超過速度(Km/h)一般道路高速道路
点数反則金点数反則金
1~1419,000円19,000円
15~1912,000円12,000円
20~24215,000円215,000円
25~29318,000円318,000円
30~3466ヵ月以下の懲役
又は10万円以下の罰金
25,000円
35~3935,000円
40~4966ヵ月以下の懲役
又は10万円以下の罰金
50~1212

上の表の反則金の項目に金額が記載されている場合、行政処分のみのペナルティとなります。一般的に「罰金」といわれていますが、正しくは「反則金」といい、刑事処分の「罰金」とは区別されています。

交通違反における行政処分は、警察による処分を意味します。刑事処分とは裁判所が下す刑罰を科すことで、違反時の状況により略式裁判などで処分が決定します。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

行政処分での反則金は額が一定ですが、刑事処分の「罰金」はケースにより異なり一定ではありません。最高額までの範囲で罰金額が決定されます。「反則金」と「罰金」の違いに関してはこちらの記事で解説しています。

速度違反の罰金の相場はどれくらい?

©faula/stock.adobe.com

速度違反の罰金額はケースにより異なりますが、相場をみてみましょう。行政処分のみで済む反則金の額に比較すると相当高いことがわかります。

超過速度推定罰金額
30〜35km/h5万〜6万円
36〜39km/h6万〜7万円
40〜44km/h6万〜8万円
45〜49km/h7万〜8万円
50〜60km/h8万〜9万円
61〜70km/h9万〜10万円
70〜79km/h10万円
80km/h以上懲役・禁錮

スピード違反で罰金刑を受けたらどうなる?

裁判官 ハンマー

6ヶ月以下の懲役刑または10万円以下の罰金刑

一般道30km/h以上、高速道路40km/h以上のスピード違反は、最大で10万円の罰金、6ヶ月の懲役となります。

「最大」としているのは、裁判で違反内容、運転者の過失などを判断され、刑罰内容が変わるためです。反則金ではなく「罰金刑」となった場合は「前科」が付きます。

刑事処分の違反は必ず裁判にかけられる

行政処分(反則金)のみで済む交通違反では、裁判にかけられることはありません。しかし、いわゆる赤キップを切られる一発免停・一発免取りの交通違反は、必ず裁判にかけられることになります。

略式裁判と公判請求(通常裁判)

大抵の場合、通違反者が違反内容に異議がなければ、裁判所に出頭する必要のない「略式裁判」で罰金が決まります。略式裁判では裁判官が一方的に罰金を決定します。

ただ、以下のケースでは略式裁判が認められず、公判請求の後、通常裁判となります。

  • 80km/h以上の速度超過の場合
  • スピード違反が原因で重大な交通事故を起こした場合

一発免停・一発免許取消しとなるスピード違反は?

違反を取り締まる警察官
©Peterfactors/stock.adobe.com

一発免停は一般道では30km/h以上、高速道路では40km/h以上

一発免停となるのは、前項の違反点数・反則金一覧表で「罰金」とかいてある速度です。一般道では30km/h以上、高速道路では40km/h以上のスピード違反が一発免停に該当します。

ただしこれは「前歴なし」の場合ですので、注意が必要です。免停になる点数と期間、期間短縮の方法などに関してはこちらの記事で解説しています。

スピード違反+酒気帯び運転の場合、一発免許取消しの可能性も

前歴なしの場合、一般道・高速道路ともに50km/h以上のスピード違反であっても、一発免許取消しにはなりません。

しかし、スピード違反だけでなく酒気帯び運転をしていた場合、25km/h以上のスピード違反であっても一発免許取消し(3年間)となってしまいます。

免停の際は「前歴」にも注意!

「前歴」とは、「過去3年間に免停・免許取消しの処分を受けているかどうか」というもうひとつの判断基準のことです。

過去3年間に免停・免許取消しの処分を一度も受けていない場合は「前歴なし」、過去3年間で1回免停処分を受けた場合は「前歴1回」となります。スピード違反により同じ減点を受けた場合でも、「前歴なし」の人と「前歴1回」の人とでは免停期間が異なります。前歴がある人ほど、少ない減点でも長期の免停となる仕組みです。

最後の免停終了日から1年間無事故無違反であれば、前歴はリセットされ、0になります。また、前歴がなくても過去1年以内に違反歴があると(累積点数)15km/h以下の1点の速度違反でも免停、免許取消となることがあります。(前歴なしの場合は、累積6点で免停30日)

前歴回数ごとの免停期間と該当する減点数に関しては、下の表をご覧ください。

前歴0回1回2回3回4回以上
1
2停止90日停止120日停止150日
3停止120日停止150日停止180日
4停止60日停止150日取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
5停止60日取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
6停止30日停止90日取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
7停止30日停止90日取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
8停止30日停止120日取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
9停止60日停止120日取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
10~11停止60日取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
取消2年
(4年)
取消2年
(4年)
12~14停止90日取消1年
(3年)
取消1年
(3年)
取消2年
(4年)
取消2年
(4年)

懲役となるスピード違反は何km/h以上?

速度メーター

一般道、高速道路問わず80km/h以上の速度違反は、略式裁判が認められず公判請求、通常裁判となります。このケースではほとんどの場合、懲役刑が言い渡されます。捕まった際も悪質であるとの認定がなされればその場で逮捕されることもありえます。

初犯であるなど再犯の可能性が低ければ、執行猶予つきの懲役刑となります。また、過失の程度によっては、懲役刑ではなく禁錮となる判決となることもあります。懲役ないしは禁錮となり実際に収監となると、交通刑務所に入ることになります。

オービスを光らせたら一発免停を覚悟!

©Ichiro/stock.adobe.com

オービス(自動速度取締機)でスピード違反の取り締まりを受けると、ほとんどの場合一発免停以上の違反となります。オービスを光らせたら「一発免停」を覚悟しましょう。

今後は、神出鬼没の新型オービスが増えてくると予測されます。スピード違反には十分注意しましょう。

オービスは6種類に分けられ、それぞれ設置箇所や特性が異なるため、事前にオービスの見分け方を把握しておくことが大切です。

スピードの出し過ぎに注意して、安全運転を

©miya227/stock.adobe.com

スピード違反の点数、反則金、罰金などについて改めて知ると、刑罰の重さを知って身が引き締まる思いですね。高い罰金を払うことを回避するためではなく、事故防止のためのスピード出し過ぎの注意に心掛けてください!

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この記事の執筆者
MOBY編集部