逆輸入車を購入するには？並行輸入車との違いや人気の逆車8選

逆輸入車とは？

逆輸入車とは、日本メーカーの海外販売モデルを輸入した車です。本来日本車である車をあらためて輸入するため、逆輸入という言葉が使われます。「逆車」と略して呼ばれることもあります。

なぜ逆輸入をするの？

日本では購入できない逆輸入車は希少性が高く、非常に目立ちます。国産車と違う高品質を保ちながら、現地国の趣向に合わせた輸入車のようなデザインや雰囲気も逆輸入車の魅力といえるでしょう。

また、日本で販売されている車種でも、海外モデルではより大きな排気量のエンジンが搭載されていたり、2ドアモデルが存在したり、マニュアルトランスミッションが設定されていたりする場合があります。より好みに近い仕様の車が選べる点も逆輸入車を購入するメリットです。

過去には、急速な円高によって日本国内で新車購入するより、海外から輸入したほうが安いことから逆輸入車が人気だった時代もありました。

ただし、輸入しただけでは乗れない

逆輸入車は元が日本車とはいえ、海外で販売されるものであるため、排気ガス基準や灯火類の色や形状などが国内の環境基準や保安基準に適合しません。輸入が滞りなく行えても、逆輸入車を日本で乗るには、国内の保安基準に適合するように車体を手直しする必要があります。

逆輸入車と並行輸入車との違い

逆輸入車とは先述したとおり、海外で販売される日本メーカーの車です。それに対し、並行輸入車は日本では正規販売されない輸入車および海外仕様車を指します。

例を挙げるなら、日本では販売されていない2.0Lエンジンを搭載したトヨタ カローラや、ホンダの海外ブランドであるアキュラの車などが逆輸入車に該当します。それに対し、日本市場から撤退してしまったフォード車や、日本にも正規ディーラーがあるBMWのドイツ本国仕様車などが並行輸入車です。

どちらも日本法人や正規代理店を通さず、並行輸入業者や個人輸入によって輸入される共通点があるため、大別すると逆輸入車も並行輸入車の一部といえます。

並行輸入車については以下の記事でより詳しく解説しています。

逆輸入車の購入方法は？ 日本で乗るにはどうすればいい？