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【教習所の効果測定】試験問題の内容や合格ライン・一発合格するコツを紹介

効果測定とは?

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「効果測定」とは、自動車学校にて「学科教習」を受講した人が受験する“模擬試験”です。

自動車学校では、“第一段階”および“第二段階”と2つの段階にわけて学科教習と「技能教習」を受けるシステムです。教習で学んだ交通ルールなどの内容をひと通り理解しているか判定すべく、段階ごとに実施します。学科教習をすべて済ませる&技能教習を定められた時限分を受講したのを条件に、効果測定が受けられる仕組みです。

効果測定に合格しなければどうなる?

効果測定に合格しなければ、第一段階の教習が終わったのちに行われる「仮免許試験」(学科試験および技能検定)、第二段階が終了してから実施される「卒業検定」(本免許試験)の受験資格が与えられません。

この流れは、全国各地に存在する自動車学校で共通して実施されています。

効果測定はいずれの段階でも試験・検定を受ける前に設定されていますが、学んだ交通ルールなどの内容を理解しているかを測るのが目的です。のちの学科試験や技能検定で難なく合格できるよう手助けするメリットがあります。

効果測定の形式と合格ライン

@aomas/stock.adobe.com

効果測定はどのような形式で実施されていて、本来の学科試験や技能検定を受ける資格が与えられる合格ラインはどうなっているでしょうか。

この項目では、効果測定の形式と合格ラインを解説します。

効果測定の形式

効果測定の試験形式は以下の条件で進められているケースが多く、仮免許試験および卒業検定の直前に2度実施される仕組みです。

試験方法は本来受験する仮免許試験での学科試験、卒業検定合格後に地域の運転免許センターで受験する「本免許学科試験」とほぼ同じ流れで行われています。

試験時間と問題数、出題される問題の内容は若干異なるものの、パソコンおよびマークシートのいずれかを使用して回答するのは共通です。

仮免許試験前の効果測定

  • 試験時間:25分~30分程度
  • 出題方法:〇×形式
  • 回答方法:パソコンもしくは直筆のマークシートで回答
  • 合計出題数:50問程度
  • 問題の配点:各2点×50問または各1点×50問

卒業検定前の効果測定

  • 試験時間:45分~50分程度
  • 出題方法:〇×形式&イラスト形式
  • 回答方法:パソコンもしくは直筆のマークシートで回答
  • 合計出題数:100問程度
  • 問題の配点:(〇×形式)各1点×50問、(イラスト形式)各2点×5問

効果測定の合格ライン

効果測定の合格ラインは、仮免許試験前と卒業検定前で若干違いがあります。

  • 仮免許試験前(1問正解で各1点の場合):45点以上
  • 仮免許試験前(1問正解で各2点の場合):90点以上
  • 卒業検定前:90点以上

仮免許試験前の効果測定では、自動車学校側の設定で1問正解ごとの配点が異なるケースがあります。1問正解で1点ずつであれば45点以上(50点満点中)、2点ずつであれば90点以上が合格ラインです。

一方、卒業検定前の効果測定では、1問正解ごとに〇×形式の問題では1点、イラスト形式では2点が与えられます。合計で90点以上の得点があれば合格ラインです。

合格ラインを1点でも下回れば不合格扱いとなります。再度受験して合格判定をもらうまでは、仮免許試験および卒業検定を受けられません。くれぐれも得点に注意して取り組むのが大切です。

効果測定の試験問題は?

@New Africa/stock.adobe.com

効果測定ではどのような問題が出題されるのでしょうか。

効果測定の出題内容は、仮免許試験前と卒業検定前で異なります。

仮免許試験前であれば、第一段階の学科教習で教わった基礎知識が中心となります。

一方、卒業検定前であれば、第一段階で学んだ基礎知識の“応用”で、第二段階の学科教習で学んだ内容が中心です。

仮免許試験前の効果測定

仮免許試験前に受験する効果測定は、第一段階の学科教習で教わった内容が出題されます。

教習で指導員の話を聞き、教本(テキスト)に書かれた内容を理解できれば回答できる、基礎知識を中心に出題。

ただし、出題されている問題には「引っかけ」を誘発する内容もあるため注意しなければなりません。

例えば、標識の形や柄を問われた問題。「一方通行」と「左折可」のように“同じ形状で色が違う”といった特徴のある標識を混同させる問題が出題されます。これらの問題は頻繁に出題されているため、ひと通り教習で耳にした内容と教本を通じて振り返り、引っかからないよう注意しましょう。

卒業検定前の効果測定

卒業検定前の効果測定は、第一段階と第二段階の学科教習で教わった内容すべてが出題範囲です。既に仮免許試験で基礎知識は問われているため、応用編である第二段階の内容から出題されるケースが多いです。

しかし、出題内容は教習を聞いていてかつ教本に書かれている内容を理解できれば回答できるレベルであるため、難問は少ないでしょう。

ただし、仮免許試験前の効果測定と同様、引っかけを誘発する問題が出題されるため注意しましょう。

また、免許センターで受験する本免許の学科試験では、それぞれの都道府県で独自に作成されているのが特徴。寒冷や温暖などの気候の違いなど、地域ごとに特色ある問題が出題されるケースがあるようです。

効果測定でも反映されているケースがあるため、事前に自動車学校で用意されている過去問題などで繰り返し問題を解く練習を積んでおくとよいかもしれません。

効果測定に合格するためのコツ

画像:写真AC(画像はイメージです)

効果測定に合格するにはどのような点に注意すべきでしょうか。以下、2つのポイントを取り上げて、効果測定に合格するためのコツを解説してみました。

  • 学科教習で教わった内容を復習する
  • ひとつひとつの問題に注意して回答する

学科教習で教わった内容を復習する

効果測定で出題される問題内容は、学科教習で教わった範囲が対象です。

教習で指導員が進めていた話、および教本に書かれている内容を理解できれば回答できるでしょう。

もし不明な点があれば指導員に質問するなど、理解ができるまで何度も繰り返し内容を振り返るのが大切です。

また、自動車学校ではパソコンや書籍など、学科教習で教わった内容を復習できる自習コーナーを設けています。パソコンには効果測定用に試験形式のアプリケーションが入っていて、何回も繰り返し練習問題が解けるかもしれません。ぜひ、併せて活用してみましょう。

ひとつひとつの問題に注意して回答する

2つ目は「ひとつひとつの問題に注意して回答する」です。

効果測定は、卒業検定前の「イラスト問題」以外は〇×形式の2択形式で問題に回答するため、学科教習で教わった内容を理解してひとつひとつの問題に対応していくのが求められます。

わからないポイントがあれば指導員に確認する、教本を何度も読み込むなど、教わった内容を理解して、暗記が必要な箇所は覚えましょう。

教本で詳しく取り上げられていたり、教習の時間に指導員が丁寧に説明していたりする箇所は、効果測定や学科試験で問題が出題される可能性が高いです。その箇所を意識して覚えるのも大切ではないでしょうか。

【補足】学科教習の内容で暗記が欠かせない項目

以下、学科教習で取り上げられる内容で暗記が欠かせない項目をピックアップしてみました。

  • 基本的な標識・標示
  • 車の種類
  • 追い越し・追い抜きに関連した内容
  • 積載に関連した内容
  • 駐停車禁止に関連した内容
  • 高速道路の走行に関連した内容

これらの内容は、標識や交通ルールでちょっとした違いが混ざっていて引っかけ問題を作りやすくしています。教本を繰り返し読み返すなど、より警戒して覚えると効果測定を受ける際に役立つでしょう。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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