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運転適性検査とは?検査結果からわかること・結果が悪い場合どうなる?

運転適性検査とは?

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車の運転免許を取得するため、自動車学校(自動車教習所)に入校すると初めに取り組むのが「運転適性検査」です。

運転適性検査は、名称のとおり“車を運転できる能力があるかどうか”を判定するのが目的で、免許を取得する受講生が個々の性格や運転操作の傾向を見い出します。運転中に不適切な運転操作をして交通事故やトラブルに巻き込まれるのを防ぐため、普段は自分自身で気がつきにくい要素を知るのに役立つでしょう。

また、自動車学校でどのような教習を受けるのか、実際に車両を使って技能教習を受ける際気をつけるべき要素は何か、確認するのも目的に挙げられます。

自動車学校の適性検査は2種類

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日本国内にある自動車学校で用意されている運転適性検査は2種類存在します。

一方が「警察庁方式K型」で、もう一方が「OD式安全テスト」と呼ばれています。これらは検査の内容および結果の算出方法が異なりますが、検査の目的に変化はありません。検査時間はどちらとも30分程度で終了し、検査前に説明を受けるのを含めても1時間以内に終わるでしょう。

警察庁方式K型

「警察庁方式K型」は、正式名称で「警察庁方式運転適性検査K型」と表記されています。

1970年前後から公安委員会の指定を受けた自動車学校で使用されている検査です。検査方法は、6項目の「マークシート式テスト」に1項目の「心理分析テスト」が加わり、合計で7項目の内容を受験して運転適性を検査します。

マークシート式テストでは、運転時の動作の速さや正確さ、判断力や衝動性などを測定。一方の心理分析テストでは、検査員が読み上げた問題に対して、「はい」「いいえ」の2択で答え、個々の性格を判断しています。

OD式安全テスト

「OD式安全テスト」は、民間の企業が開発した運転適性検査です。1960年代後半から全国の自動車教習所で広く実施されています。

検査の内容は警察庁方式K型と同じくマークシート式です。「はい」「いいえ」の2択で解答する方式です。以下の4つの観点から、運転適性度と安全運転度が算出できます。

  • 「運動機能」
  • 「健康度・成熟度」
  • 「性格特性」
  • 「運転マナー」

検査結果は、4つの運転タイプおよび88種類の性格パターンに分けられ、受講者の安全運転に関する適性があるか判断します。

運転適性検査でわかること

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運転適性検査を受験することで、受講生はどのような要素を知ることができるでしょうか。

運転適性検査でわかることを、「警察庁方式K型」および「OD式安全テスト」のそれぞれに分けて解説してみました。

警察庁方式K型の場合

警察庁方式K型を受験すると、「実際に運転をしていると表れやすい運転の傾向」が明確となります。7項目の内容をすべて受験すると、7種類の性格タイプに分類され、受講者にアドバイスを明示します。運転の傾向も明確となり自動車学校での教習姿勢に変化が出るようです。

  • 安定型
  • せっかち型
  • 戸惑い型
  • 几帳面型
  • 超せっかち型
  • 超安定型
  • 超几帳面型
運転適性検査 警察庁方式K型
警察庁方式K型 7種類の性格タイプ

OD式安全テストの場合

OD式安全テストでは、「運転適性度」「安全運転度」の2つの要素から、受講生を4つのタイプに分類しています。

運転適性検査 OD式安全テスト
OD式安全テスト 4つのタイプ

運転適性度と安全運転度、両方で高水準の結果となれば「安全運転タイプ」に該当します。仮に免許を取得したとしても、交通事故を引き起こしたり、巻き込まれたりするケースは少ないでしょう。

一方で、安全運転タイプ以外の結果となると、何かしらの問題で交通事故を引き起こしたり、巻き込まれたりするケースが考えられるようです。

安全運転度が高いにもかかわらず、運転適性度が低いと「もらい事故タイプ」など、どちらかのバランスが偏ると自身で交通事故を起こす、あるいは巻き込まれる場面があり得ます。加えて、安全運転度と運転適性度がともに低いと、「事故違反多発タイプ」に分類されてしまうでしょう。

ただし、これらの結果は運転免許を取得する際のアドバイス的要素です。

「結果が悪い=自動車学校への通学が認められない」訳ではないため、運転スタイルを見つめなおして、教習を通じ安全運転を学び取りましょう。

運転適性検査の結果が悪いとどうなる?

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運転適性検査の結果が悪かったら、運転免許の取得のため自動車学校に通うのを認めてもらえないのでしょうか?

結論からのベルト、運転適性検査の結果は参考程度の情報です。試験ではないため、結果に優劣はなく、検査の結果が悪かったとしても免許が取得できなくなるようなことは基本的にありません。

あくまで自分の運転傾向を知るために行われる検査であり、結果を通じて安全運転への意識を高めるためにあります。運転適性検査の結果が悪かったことで悲観視せず、逆にポジティブな要素に気づいて安全運転を頭に入れてから教習を受けるべきです。

なお、検査の結果は2日から3日後に通知がやってきて、教習の進め方のアドバイスを得られます。アドバイスを生かし、安全運転を学び得てから運転免許を取得できるようにしましょう。

運転適性検査を受ける注意点

運転適性検査を受ける際の注意点はあるでしょうか?

主な注意点は「落ち着いて受験」するという極めてシンプルな要素です。

運転適性検査は、受講者自身が普段意識しない心の内面を知るためにある検査。真剣に設問へ解答を進めるのが重要です。判断の速さ・正確な決断が求められる問題もありますが、日常的な動作速度や正確性を判断するものであり、決して難しい内容ではありません。

なお、解答の順番や訂正方法を間違えると正しい結果が出ず、かつ聞き取り問題も存在するため、聞き逃しにも注意しましょう。

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