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バックファイヤーがアフターファイヤーより危険な理由とは。原因や症状を解説

原因は点火タイミングのズレや燃料の噴出量トラブル

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バックファイヤーが発生する原因は、点火タイミングのズレや、燃料の濃さが挙げられます。点火のタイミングがずれ吸気工程に入っても燃焼が続いていたり、燃料の濃さがうまく調整できず不完全燃焼が起こっている場合に発生しやすくなります。

そして吸気する際、吸気されている混合気に燃え移り燃焼が逆流することでバックファイヤーとしてあらわれるのです。

燃料が燃えきらずに残ることでバックファイヤーが発生する

空気と燃料は理想の比率が存在します。理論空燃比と呼ばれる比率では、空気と燃料が14.7:1になるように計算し燃料を噴出します。

理論空燃比に近ければ近いほど完全燃焼しやすく、燃えきらなかった燃料を抑えることにつながるのです。

しかし、キャブレターが壊れたりプラグの失火などでその比率が狂い、燃焼が終わっても燃料がまだ残った状態になります。そして、吸気されている混合気に引火しバックファイヤーが発生。このような過程をたどります。

車の状態によって原因は違うでしょうが、バックファイヤーが起こる大きな要因が混合気の比率と点火タイミングです。しかし、インジェクターを採用している家庭用自動車ではほぼ発生しないトラブルなので、あまり気にする必要はないといえるでしょう。

エンジンルームからの異音には要注意!

©NCP/stock.adobe.com

バックファイヤーとは燃焼室以外で爆発が起こる現象のことです。発生する場所は吸気側であり、混合気を吸気中に発生するトラブルです。

目視により症状を確認することはできませんが、バックファイヤーが発生するとエンジンルーム内から「バン」という大きな音がでます。放置しておくと最悪の場合、車両火災になる可能性も高いですし、エンジンをいためます。

そのため、もしバックファイヤーが発生しているなら、すぐに修理を行いましょう。しかし、バックファイヤーはキャブレターを採用している車で発生するトラブルであり、家庭で使われている現行車ではほぼ発生しません。

似たようなトラブルにアフターファイヤーがあります。違いは発生する箇所であり、バックファイヤーは吸気系で爆発するのに対し、アフターファイヤーはマフラー側で発生します。

過度に心配する必要はありませんが、アフターファイヤーと勘違いされやすいトラブルなので、それぞれの違いを覚えておきましょう。

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