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まるで走るログハウス!本物の木をふんだんに使った国産大型キャンピングカー! ダイレクトカーズ TRIP LOGBASE(トリップ ログベース)
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
ぜいたく? ナチュラル? 山小屋?
一歩車内(室内)に入ったらビックリするはず!
こんな内装の大型キャンピングカー、きっと見たことないと思います。
今回紹介するのは、三重県津市に本店、神奈川県厚木市に大型ショールームを持つキャンピングカービルダー・ダイレクトカーズの最新キャブコン「TRIP LOGBASE」(トリップ ログベース)。
価格も驚き!の約1400万円とダイレクトカーズのキャンピングカーの中では最高の部類。
大胆とも言えるコンセプトの内装と充実装備を中心にくわしく紹介します。
TRIP LOGBASE(トリップ ログベース)
ビルダー:ダイレクトカーズ
ベース車両:トヨタ カムロード ダブルタイヤ
価格:2WD ディーゼル ダブルタイヤ 1,395万円(税込)、4WD ディーゼル ダブルタイヤ 1,425万円(税込)
乗車人数:7名
就寝人数:6名
全長:5,150mm
全幅:2,160mm
全高:3,000mm
TRIP LOGBASE(トリップ ログベース)のコンセプト
ダイレクトカーズにはもともとトリップシリーズというトヨタのカムロード(トラック)をベース車にしたキャブコン(キャブコンバージョン=荷台部分に居住スペースを架装)があります。
これまでトリップ、トリップⅡ、トリップⅢと発売されてきましたが、本記事で紹介するトリップ ログベースはトリップシリーズ最新作。
2022年(今年)2月、幕張メッセで開催されたジャパンキャンピングカーショー2022でお披露目されました。
基本的な外観と内装レイアウトは、初代のトリップとほぼ同じ。
ですが、内装がすごいです。
車名からもわかるようにコンセプトは「移動するログハウス」!
本物の木(リアルウッド)を壁や家具にふんだんに使っています。
ダイレクトカーズには、トヨタ・ハイエースをベースにして内装にリアルウッドを使ったリトリートというバンコンがありますが、その発想を大型キャブコンであるトリップに持ち込んで、ぜいたくで暖かみのある空間を実現しています。
TRIP LOGBASEの外装
トリップ ログベースのベース車は新型となったトヨタのカムロード。
カムロードは今回のモデルチェンジで全車ダブルタイヤになりました。
ダイレクトカーズのキャブコンには同じカムロードをベース車にした「伊勢志摩」や「江の島」という全長5m未満のモデルがありますが、トリップ ログベースは全長5,150mm、全幅2,160mm。
ダイレクトカーズのキャブコンの中ではいちばん大型の部類です。
展示車はアイボリー調の外装色でオールペイント済み(ペイント希望の場合は要相談)。
大きな切り株のステッカーが貼られていました。
ただ、ボディ形状はトリップと同様です。
外部収納庫や外部電源取り込み口や外部シャワー(温水も利用可)も装備。
TRIP LOGBASEの内装
内装の全体レイアウト
コンセプトの項で触れたようにまさにログハウスと言えるような本物の木(リアルウッド)を全面に採用した内装が最大の特長です。
室内レイアウトはトリップと同じ。
運転席と助手席の上にバンクベッド、運転席の後ろに対面対座のダイネット。
ダイネットの向かい側にキッチン、最後部には縦置き常設ダブルベッドとサニタリールームという配置になっています。
ダイネット
ダイネットは対面で4人座っても窮屈さを感じさせない広々とした空間となっています。
センターテーブルを押し下げて収納。
テーブルの上に片側のソファから外した背もたれを載せると、脚を延ばせる大きなソファベッドのようにできます。
ほぼフラットで1,400mm×1,050mmの広さがあるのでゆったりくつろげます。
ギャレー
シンクは蓋付きで2バーナーのガスコンロとの一体型。
シンクの両脇のスペースに余裕があるので調理台やちょっとした食器置き場にできます。
シンクの下の戸棚の中には、温水用のガスコンロと湯沸かし器を設置。
また、コンロのとなりのスペースは収納棚となっていて、食器や調理器具などをしまっておけます。
エントランスから車内に入って左側には電子レンジと冷蔵庫。
冷蔵庫は2ドアで容量は冷蔵100L、冷凍48Lです。
4人くらいまでで数日間の車旅なら食材や飲み物、旅先で買った要冷蔵のお土産などを十分に保存しておけるでしょう。
サニタリールーム
サニタリールームには温水シャワーと洗面台、ベンチレーター(換気扇)を標準装備。
オプションでトイレも設置可能とのこと。
シャワーの使用を想定しているからでしょう。
給水タンクは135Lと大容量。排水タンクは75Ⅼとなっています。
ベッド
ベッドは運転席・助手席上のバンクベッドと最後部の常設ベッドの2カ所あります。
バンクベッドは2,000×1,320mm。大人2人が寝られます。
後部の常設ベッドは1,800×1,170mmで、バンクベッドよりは狭いもののこちらでも大人2人が就寝できます。
収納
大型キャンピングカーの広いスペースを活かして収納も充実。
オーバーヘッド収納棚が居室の左右両側に連なって合計9カ所設置。
棚の内部も本物の木材が使用されています。
テレビ/電装類
バンクベッドの裏側=運転席・助手席の頭上に32インチのテレビが付けられています。
視聴する際はバンクベッドを跳ね上げてダイネット側にモニターを向けるしくみ。
トリップシリーズに共通の設置場所ですが、ユニークというかよく考えられています。
テレビに電子レンジに冷蔵庫、後述しますが空調設備まで充実しているトリップ ログベース。
これだけそろっていると電力消費が心配になりますが、もちろん発電・給電に関しても抜かりありません。
まずサブバッテリーは標準装備として100Ahのリチウムイオンバッテリーが4つ。
外部電源取り込み口、走行充電システム(CTEK走行充電システム)も標準装備。
直流を交流に変換するインバーターは2000Wの機器を搭載しています。
さらに540Wソーラーシステムも標準装備しているので、追加の発電・給電装置はほぼ必要ないと言っていいと思います。
空調類
キャンピングカーの暖房器具の定番・FFヒーターはもちろんのこと、DC12Ⅴで稼働する車載用クーラー(冷房専用)・クールスターも標準装備。
ベッド上の天井とサニタリールーム天井にはベンチレーター(換気扇)。
ダイネット上の天井には換気口(サンルーフ)があります。
まとめ
収納棚の内側まで本物の木材をふんだんに使ったログハウス・ログキャビンのよう内装が最大の特長であるトリップ ログベース。
快適装備も大充実で、欲しいものはほぼすべて最初から付いています。
その分価格は1400万円弱~となっていますが、もし別荘を一軒買えるなら、楽しさでは引けを取らないと思うので、購入を検討してみるのもいいかもしれません。
ライター:DRIMO編集部
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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