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汎用性があり!快適・便利なキャンピングカーのカスタマイズ6選!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


キャンピングカーを購入する前に十分「必要なもの・必要ないもの」を吟味したつもりでも、車旅を続けてしばらくすると、どんどん「あれも必要、これも必要」となってきませんか?

私たちも、車旅を続けているうちに、より快適な環境を求める気持ちが湧いてきて、いろいろな工夫を重ねてきました。

今回は、その中でも汎用性があり、快適さ・便利さに直結したカスタマイズを6つご紹介しようと思います。

自転車を車内に積載するための器具を自作

自転車は、キャンピングカーの背面にサイクルキャリアを付けて、車外に積載する方法が一般的です。

私たちも以前、車中泊仕様のノアに乗っていた頃は、ヒッチメンバーをDIYにて取り付けた上で、対応するサイクルキャリアを使って車外に積載していました。

しかし、雨が降るとびしょ濡れになり、冬の期間はキャンピングカーの凍結防止剤(塩化カルシウム)で真っ白に……。サビなど、自転車の劣化の原因になってしまいます。

そのため、自転車を持ち運ぶための器具を、車内の空きスペースに設置することにしました。

それが、こちらです。ホームセンターで容易に購入できる矢崎化工のイレクターパイプを使って自作しました。

クランプ構造にすることで自転車が床にしっかりと固定されるので、どんな山道や段差を走っていても、動いたりこすれたりすることがありません。

自転車の劣化が気になる方は、車内のスペースを利用した車内保管に切り替えてみてはいかがでしょうか?

常時後方モニターの設置

最近は後方モニターが標準搭載されている車種も増えていますが、一般的にキャンピングカーは後方の窓からの安全確認が難しいものです。

乗用車と異なり加速がゆるやかなので、パッシングされてから初めて後続車の存在に気づいたことも何度かありました。

パッシングなどをされると、走行車線に早く戻ろうと焦ってしまいます。そのため、常時後方を映し出せるモニターが必要だと感じました。

そこで、夜になると自動で暗くなる「ディマー機能」が付いた、スモールライト連動のモニターを導入することに。

手動で暗くするタイプもありますが、運転中に操作するのは危険なので、ディマー機能が付いたものがおすすめです。

私たちは10インチを選びましたが、7インチ以上あれば問題ないと思います。

このモニターを付けてから、高速道路での運転にも余裕が生まれました。追い越し車線で法定速度を超えて迫ってくる車が来ても、早めに走行車線に戻れます。

夜になると自動で画面が暗くなるため、まぶしくて運転の妨げになることもありません。

後方確認が難しいと感じている方は、ぜひ導入を検討してみてください。

ただし、モニターは車体前方まで配線を引き回して取り付ける必要があるので、それが難しい車種の場合は、ビルダーさんに相談した方が良いかと思います。

ヘッドライトのLED化

今時の乗用車のヘッドライトはキセノンランプやLEDが一般的になっていますが、キャンピングカーに関しては、ベースの車体によってはハロゲンランプが標準の場合もあります。

私たちの車も例に漏れず、ハロゲンランプの車体でした。

私はもともと近眼なのですが、最近は加齢が進み、夜、特に視界の悪い雨の日の夜は、ハロゲンランプでは暗く感じて、運転に神経を使います。

そこで、視認性を改善するために、ヘッドライトのLED化を行いました。

ヘッドライトは、購入する前に形式を確かめる必要があります。国内の車種はH4タイプ、欧州の車種はH7タイプが主流です。

形式が分かったら、次に色温度を選択します。雨の日の夜も明るいのは、4500K近辺の色温度です。

特性として、視認性は改善する反面、白い発行色によるドレスアップ効果は得られません。用途とお好みに合わせて色温度を選んでください。

私たちは、やはり雨の日の夜をターゲットに絞って、4500Kを選択しました。これが大正解!

雨の日の夜でも路面からの反射が少なく、明らかに視認性が向上しています。感覚的には、ハロゲンライトの約2倍くらいの明るさでしょうか。

ただし、車種によっては、防水キャップなどの関係で取り付けられない場合があります。また、欧州車の場合、球切れ警告が作動することもあるので、リサーチの上、個人の責任の範囲で行ってください。

ちなみに、私たちのフィアット(DUCATO)の車体では、球切れの警告も作動せず、問題なく使えています。

寝室とダイネットを仕切るブラインドカーテンの設置

車旅をしていると、温泉によく入ります。

温泉で使ったタオル類はキャンピングカーの寝室に干すのですが、扉を開けた時などに外から車内が丸見えになってしまいます。自分たちの生活が見られている感じがして、あまり良い気持ちではありません。

また、ベッドの上に荷物を置いたまま走行することもありますが、窓を開けていると、同じく煩雑な様子が外から見えてしまいます。これらは、車旅の“あるある”ではないでしょうか?

その対策として、寝室とダイネットを仕切るブラインドカーテンを取り付けました。

これがブラインドカーテンを降ろした状態。そして、下の写真が、例の“車旅あるある”の状態です。

どうでしょうか?効果てきめんですよね。ブラインドカーテンをさっと降ろすだけという気軽さも良いところです。

いろいろなタイプがありますが、私たちはIKEAで売っているものを使いました。幅と長さが選べるので、汎用性が高いのが特徴です。

取り付けも簡単。邪魔な時は、ブラインドカーテン本体を気軽に外せます。

いつも車内を片付けていれば良いのでしょうが、出先ではなかなかそうもいかないのが現状なので、このブラインドカーテンはとても重宝しています。

ベッドルームにタオルを干したままの状態や、ベッドに荷物を置いたままの状態でも、気にせず移動できるようになりました。

車種ごとに必要な長さなどは異なるので、計測した上で、IKEAのWEBカタログなどを確認してみてください。

見た目がスッキリしていて、価格も比較的リーズナブル。何より簡単に取り外しができるのでおすすめです。

寝室のハンガーバーの取り付け

温泉に入った後には、濡れたタオル類を乾かすことが欠かせません。これをしないと、次の日、生乾きの臭いなどで車内が大変なことになります。

車旅には温泉が付き物なので、目立たず、きれいにタオル干しをしたいところですが、意外と専用のハンガーフックというのは市販されていません。

そのため、階段の手すりを利用して、ハンガーバーを設置することにしました。

このように、ハンガーバーに必要なハンガーや洗濯用具をぶら下げられるので、温泉に入った後、スムーズにタオル類を干せるようになりました。

幅に余裕があるので、タオル同士が干渉せず、乾く時間が短く済むこともメリットです。また、高級感があるデザインで、寝室に設置しても気になりません。

さらに、前項でご紹介したブラインドカーテンのおかげで、タオルを干していても生活感はゼロ。ダイネットからも見えないので、旅先でのプレミアム感を損ねることもありません。

オートライトユニットの導入

法律が変わって、新車へのオートライト装備が必須となりました。しかし、キャンピングカーのベース車体の一部には、純正のオートライトを装備できないものもあります。

とはいえ、オートライトがないと、ライトの消し忘れが起こったり、トンネルに入る際に毎回操作が必要になったりと、とても不便です。

そんな時は、後付けタイプのオートライトユニットを導入するのがおすすめです。

後付けといっても、純正と遜色のない機能を備えています。私たちの車もオートライトが装備されていなかったので、オートライトユニットを取り付けました。

トンネルに入ったら自動でヘッドライトが点灯し、トンネルから出れば自動で消灯。夕方になると暗さを検出し、同じく自動で点灯されます。

ただこれだけの機能ですが、毎回点灯する手間が省けるため、長距離を走行する車旅がとても快適になりました。

写真の位置にセンサー(黒く丸いもの)を取り付けると、光の変動による誤作動が少なく済みます。

ヘッドライトは各社から車種ごとに販売されているので、価格と機能などをふまえて、お使いの車に合うものを探してみてください。

専用の説明書も同封されているので、DIYが得意な方であれば、比較的容易に取り付けられます。

ちなみに、私たちの車は欧州車で専用品がないため、CEP(コムエンタープライズ)の汎用タイプを取り付けました。問題なく動作しております。

コムエンタープライズのHPには車種対応表があるので、ぜひ一度確認してみてください。

まとめ

私たちが車旅を続けているうちに必要と感じ、実際にカスタマイズしたものを今回ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

車旅を続ける中で求めることは人それぞれ異なると思いますが、これらのカスタマイズの数々は、私たちの車中泊をより快適なものにしてくれたので、皆さまの今後の車旅ライフに役立てていただけると幸いです。

今後も、車中泊での車旅が、日本人のライフスタイルの1つとして広がっていくことを期待しております。

ライター:ささき夫婦

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執筆者プロフィール
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