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3月2日はミニ(MINI)の日!ピックアップにバギー風など希少な変わり種ミニを紹介!【推し車】
60年以上前にイギリスで生まれ、2000年まで作っていた旧ミニ乗りも、ドイツのBMWがブランドを引き継ぎ、2001年から再スタートして以降の新ミニ乗りも、3月2日は仲良く「ミ(3)ニ(2)の日です!
最近ではBMW版の新ミニが増えましたが、今回はそんな新ミニ乗りでも勉強になり、旧ミニ乗りはイベントや雑誌で見た事あるのでは?という変わり種ミニを3台、紹介します。
これ以外にもDOHCエンジンを積むK.A.Dミニや、ミニERAターボ、ミニ・バンなどもあるので、この機会に調べてみるとさらにハマるかも?!
ミニ ピックアップ(1961年)
1959年、中東戦争の影響による石油危機と、まだ第2次世界大戦から立ち直っていない国内経済のため困窮していたイギリスで、マイクロカーより上等で実用性・経済性の高い乗り物として誕生したミニには、初期から段階的に追加されていきました。
ワゴン(モーリス ミニトラベラーとオースチン ミニカントリーマン)と、リヤサイドの窓を塞いだ商用税金の安い商用モデル、ミニ バンが1960年に発売されると、翌年にはピックアップが発売されます。
日本でも1960年代から70年前後にかけて、ジャイアント コニー360やマツダ ポーターなど軽自動車で似たようなモデルがよくあって、ミニ好きでなくとも懐かしく思う人がいるかもしれません。
ミニ モーク(1965年)
1960年代に入るとアメリカ西海岸でサーファーなど若者により、フォルクスワーゲンのビートルを改造、砂浜や砂丘を乗り回す「デューンバギー」という乗り物が流行り始めますが、ミニの派生モデルとしても登場したのがミニ モークです。
本当はもっとミリタリールックなものを作りたかったようですが、地面とのロードクリアランスが厳しいミニをベースとする限り、とても悪路走破性は期待できないため、思い切って軟派なレジャー用途へ切り替えて発売。
現在のSUV同様、この種の車に本気でオフロード性能を求めるユーザーはいつでも少数派で、実際は「こういうカタチの車が欲しい」だけなため、FFのみのモークもソコソコの人気車でした。
ミニ マーコス(1965年)
これを見てミニと思う人は少ないかもしれませんが、エンジンや駆動系などパワートレーン、サブフレームなどを、オリジナルのFRPボディに取り付けた、ミニの超カスタムバージョンです。
空力がよさそうな流線型ボディというより、口を尖らせた芋虫のようでユーモラスなデザインですが、小型でオリジナルの走りの良さを受け継ぎ、さらに軽量低重心で侮れない走りをしました。
ミニ マーコスは驚いた事に1966年のル・マン24時間レースへ出場、最下位の15位とはいえ完走してゴールしたと言いますから、軽いため燃費と信頼性の高さで耐久レースには強かったというあたり、我が国のヨタハチ(トヨタスポーツ800)と似ているかもしれません。
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本日の在庫数 414台 平均価格 223万円 支払総額 59~559万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...