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【リコール】トヨタ ヤリス約3万7,000台にリコール発表、ハイブリッドシステムが停止するおそれ
トヨタ ヤリス37,674台にリコール
2022年10月6日、トヨタはヤリスのハイブリッドシステムにおいて、「制御プログラムが不適切なため、急加速等でトランスアクスルのインプットダンパに一時的な滑りが生じて警告灯が点灯した際、フェールセーフモードに移行できない」として、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。市場からの情報によるものとし、現在の不具合件数は6件で、事故の発生はないと伝えられています
リコールの対象となるのは2019年(令和元年)12月11日~2020年(令和2年)9月16日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。
トヨタは、所有する車種が該当する場合は速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。これらの対応は2022年10月7日より随時行われるとのことです。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認できます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
トヨタ ヤリスの不具合の状況
トヨタ ヤリスのハイブリッドシステムにおいて、制御プログラムが不適切なため、急加速等でトランスアクスルのインプットダンパに一時的な滑りが生じて警告灯が点灯した際、フェールセーフモードに移行できない。そのため、ハイブリッドシステムが停止するおそれがあるということです。
これをうけてトヨタは、全車両、ハイブリッドビークルコントロールコンピュータのプログラムを対策仕様に修正すると伝えています。
不具合発生箇所と改善方法
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
不具合発生箇所
電気装置(ハイブリッドビークルコントロールコンピュータ)
改善方法
全車両、ハイブリッドビークルコントロールコンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。
対象となる車両情報
冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
開始:2019年(令和元年)12月11日~
終了:2020年(令和2年)9月16日
リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
型式や車台番号、生産台数などは以下のとおりです。
【型式】6AA-MXPH10
【対象車が含まれる車台番号】MXPH10-2000000~MXPH10-2034714
【対象車の台数】31,674台
【型式】6AA-MXPH15
【対象車が含まれる車台番号】MXPH15-0001001~MXPH15-0007022
【対象車の台数】6,000台
対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、トヨタのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
リコール等情報対象車両検索【トヨタ公式】
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法
車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となるトヨタ ヤリスの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する
車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...