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新『ランクル70』にも“ソフトトップ&ショートボディ”あり!ミリタリー仕様日本導入に期待
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新型『ランドクルーザー70』全貌公開で改良点も判明
2023年末に日本で復活すると見られているトヨタ「ランドクルーザー70」。8月2日には―便宜上“新型”と呼称させていただきますが―継続販売モデルとして日本国内復活が発表されたランドクルーザー”70″プロトタイプの全貌が世界公開。巷のファンを沸かせました。
新型70系は、2014年に発売された30周年記念モデルと同じロングボディですが、ファン待望の丸目ヘッドライトに変更。加えて、既存のバンではなくワゴンになっています。後席のシートは快適な形状となり、若干ですがリクライニングも可能になりました。
日本仕様のワゴンモデルでは、リアのリーフスプリングのバネレートを柔らかめにセッティングし、乗り心地の良さにも気をつかっているといいます。
エンジンが2.8Lディーゼルターボに換装されたこともトピックスです。30周年記念モデルの4LV6ガソリンエンジンは、ガソリン消費量が多いことで日本のユーザーを悩ませたパワーユニットですが、ディーゼルであれば財布事情もかなりよくなるはずです。
さらに今回のモデルは6速AT化され、70系史上で最もユーザーフレンドリーなモデルとなりました。このことによって、AT限定免許のドライバーでも運転できるようなり、ランクルユーザーの層が一気に広がることは間違いありません。
この他、安全装備の充実や電動デフロックの標準化も特徴に挙げられます。ただ、ボディバリエーションはワゴンのみで、グレードも1つ。ファンに期待されていたピックアップトラックは発売されないことになりました。
これに併せて、1ナンバー登録から3ナンバー登録に変わり、高速道路料金でもユーザーにメリットをもたらします。
海外仕様の新型70系をスクープ!日本仕様との違いは?
発売は2023年の冬あたりと見られており、すでにトヨタ系ディーラーにはかなりの問い合わせが入っていると言います。しかし詳細はまったく見えておらず、ユーザーも営業スタッフもやきもきしている状態のようです。
そんな中で、海外向けの生産は着々と進んでいるようです。写真は某所で目撃された新型70系ですが、日本仕様とは大きく異なります。
まず最大の特徴は、ボディ形状がショートでソフトトップという点です。かつて、1984年から2004年まで70系が日本で販売されていた時も、このボディバリエーションはありました。ただし高温多雨の日本では、それほど売れたグレードではありませんでした。
ハンドルは右側のように見えるのでオーストラリア向けかもしれませんが、ヘッドライトがLEDではなくハロゲンであることも、日本仕様とは異なる点です。また、ナロータイプで全体的にほっそりしているのも、海外仕様ならではです。
- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...