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トヨタ ハイラックス GRGコンセプトをサーキットで試乗!意外といける
東京オートサロン2019でトヨタモビリティ東京「GR Garage」がカスタムし発表した「ハイラックス GRGコンセプト」。 トヨタモビリティ東京が企画した新型ヤリスのサーキット試乗会に、そのハイラックスも用意されていました。その試乗レポートをお届けします。
試乗レポート記事公開のタイミングで、ちょうど新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛が始まり、社内検討の結果、公開を見合わせることになり、遅れて本日の公開とさせていただきました。
巨体だが小さいサーキットでもスムーズだった
先に、ハイラックスのスペックからお伝えしましょう。
全長 | 5,335mm |
全幅 | 1,855mm |
全高 | 1,800mm |
ホイールベース | 3,085mm |
車両重量 | 2,060kg |
エンジン | 直列4気筒2.4L ディーゼルターボ |
最高出力 | 110kW(150ps)/3,400rpm |
最大トルク | 400N・m |
トランスミッション | 6速AT |
全長は余裕の5m超、車重は2トン超。ホイールベースは3m超。普通免許で乗れる5人乗りの自動車の中では最大級の大きさとなります。
サーキット場といっても小規模ですから、半径の小さいコーナーがタイトに続きます。サーキットには似つかわしくないクルマですが……
それがですよ、走り出してみると思いのほか身のこなしがいいんですよ。そりゃまぁ、車高は高いし、エンジンの位置が高く重心も高い(地上最低高は210mm!)のでそれなりに揺れますが、想像以上にロールしないんですよね。
当然フロントが重たいので、速く走ろうとするとちょっとしたコツがいりますが、ハイラックスを“ブン回して”走るのは、気分爽快!トルクが400N・mあるので、低速コーナリングからの加速はもたつきません。まぁ、高速域までの伸びはしんどいですが、小規模サーキットはそこまでスピードが出せないので。
お世辞にも静かとは言えないエンジンは、アクセルを床まで踏み込んで走るとガーガー言いますが、それもまたラリーを走っているかのようで気持ちの良いものです。
全長4mほどのコンパクトカー、ヤリスで走った後に、全長5.3mのハイラックスで走る機会、そうそうございません。2車の走りの違いは全くもって異次元の体験。
トヨタモビリティ東京さん、貴重な機会をどうもありがとうございました!
それにしても、ハイラックス GRGコンセプトはカッコいいですね。次ページでまとめて画像を置いておきますので、ぜひご覧ください。
- 執筆者プロフィール
- 宇野 智
- モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...