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「本当に出るのかな?」5ドアと噂の『ジムニーロング』をジムニストが予想!

エスクードのハイブリッドシステム搭載は有り得る?

スズキ エスクード

さて、ジムニーロングで気になるのはパワーユニットです。ジムニーは現在、ジムニーで軽自動車規格にあわせた0.6リッター直列3気筒エンジンの『R06A』、ジムニーシエラでグローバルモデルにも搭載する1.5リッター直列4気筒エンジンの『K15B』を採用しています。

海外でテストカーが目撃されており、そのボディはジムニーシエラに準じているように見えるジムニーロング。常識的に考えれば、ジムニーシエラと同じK15B型エンジンを搭載するでしょう。

しかし、ロングボディ化による重量増、積載量の増加を考えると、いまの100馬力程度のK15B型エンジンでは力不足を感じるシーンが多くなるおそれがあります。4速ATであれば、トルクコンバーターのサポートがあるのでまだ許容できそうなものの、5速MTでは高速走行などでトルク不足を感じることになりそうです。

海外の一部メディアでは、スズキ エスクードで新たに採用されたハイブリッドシステムが搭載されると予想する声もあります。しかし、エスクードは常時4WDで走行するフルタイム式4WDなのに対し、ジムニーは手動で2WDと4WDの切り替えが可能なパートタイム式4WD。

フルタイム式4WDとハイブリッドシステムは効率的なはたらきが見込めるものの、任意で駆動輪を切り替えるパートタイム式4WDとのマッチングについては疑問が残ります。仮に、ハイブリッドになる代償としてフルタイム式4WDになった場合、“直結式4WD”に魅力を感じている世界のジムニストたちからは良い印象を抱かれないおそれがあります。

電動化が叫ばれる時代になり、ジムニーがこの先生き残るためには電動化は避けては通れないものかもしれませんが、個人的には現段階においてその可能性は低いだろうと感じるものです。

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2022年末に登場?まずは3ドアの納車を…

スズキ ジムニー

多くの反響を呼び、発売が期待されているジムニーロングは、登場まで購入を控えているという人は筆者の周囲にも多数。しかし、日本市場の現状を考えると「まずは従来のジムニーの納車を正常化してから…」というのが、多くの人達の心境でしょう。

また、スズキのインド現地法人マルチ・スズキが開発しているというジムニーロングは、インドでは2022年末に登場という情報もありますが、日本での発売については未定です。

テストカーの存在はその登場を裏付けるものでもありますが、日本でのジムニーロング発売については、少なくともまだまだ先の話であると考えたほうがよいかもしれません。

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執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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