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ロシア車の特徴とは?人気のロシア車メーカーとおすすめの車種3選!

ロシア車の特徴とは?

ソ連時代を彷彿とさせる無骨なデザイン

ロシア車の全盛期といえば「ソ連」時代という印象で、日本を含め世界でもロシア車は人気が高いとは言えません。現在では、ロシア国内ですらロシア製の車を見る機会も少なくなってきているようです。

そんなロシア車の特徴は、ソ連時代のデザインを現在でも色濃く残す車が多いことです。今回は、今ではあまり目にすることがないような、無骨なデザインの車が多いロシア車についてご紹介していきます。

ロシア車メーカー①「AVTOVAZ(アフトワズ)」

ロシア最大のロシア車メーカー

ロシア最大の自動車メーカーで、1966年にイタリアのフィアット社と協力してVAZ(ヴォルガ自動車工場)として設立。ソ連崩壊前のVAZ時代にロータリーエンジンを製造していました。

交通取締用のパトカーなど官公庁向けの市販車に搭載していたことが近年になって知られるようになりました。

2014年6月には、ルノー・日産が経営権を取得しており、2016年4月にはルノー・日産会長は、アフトワズの会長としてロシア国営Rostecの最高経営責任者に置き換えられています。

AVTOVAZのロシア車国外向けブランドLADA(ラーダ)とコンセプトモデル「XRAY」

ラーダ ロゴ

ロシアの自動車メーカーであるAVTOVAZが製造・販売を行っている自動車ブランドになります。

元は海外向けのブランドで、旧ソ連では「ジグリー」 の 名で販売されていましたが、現在は国内外問わず「ラーダ」のブランドで販売されています。

1977年から今日まで製造・販売を続けている4WDSUVであるニーヴァはラーダの代表的な一台といえます。

ラーダという呼称はヴァイキングが用いていた帆船に由来し、エンブレムにも帆船をモチーフとしている特徴がみられます。

ロシア自動車最大手、アフトワズの「ラーダ」ブランドは2016年8月24日、ロシアで開幕したモスクワモーターショー16において、「XRAY スポーツコンセプト」を初公開しました。

同車は、ラーダブランドのSUV、「XRAY」をベースに開発されたコンセプトカーになります。XRAYは新型のコンパクトSUVとして、すでにロシア市場に投入がされています。

XRAY スポーツコンセプトでは、市販車のXRAYに対して、強化したエンジンを搭載。1.8リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、吸排気系を中心にチューニングされており、最大出力は122hpから150hpへと28hp引き上げられています。

サスペンションも引き締められ、車高もダウン。フロントバンパーの赤いアクセントも特徴の一つでそのカッコよさを引き立たせています。さらには、大径タイヤ&ホイールも装着されています。

今回は、コンセプトカーとして発表されたXRAYスポーツコンセプト。そのままでもぜひ市販化してほしい一台ですが、今後はより進化したXRAYが登場してほしいものです。

ロシア車が世界で有名になる日も近いかもしれませんね。

ロシア車メーカー②UAZ(ワズ)

元は軍事車両メーカー

ロシアの大手自動車メーカーUAZは、第二次世界大戦勃発後のドイツ軍のソ連への侵攻 (バルバロッサ作戦)を受け、軍用車両の生産拠点の疎開(前線からの退避)を目的として1941年にウリヤノフスクに設立されました。

当初は軍事車両メーカーとして軍用トラック等の生産から始まりました。

長年、基本設計の変わらない車両を製造してきており、日本でも購入できるUAZのバンタイプは、高い走破性とユニークな外見で人気があります。

また、いすゞの小型トラックの生産、販売なども行っています。

現在は販売終了!?ロシア車メーカーUAZのバンタイプUAZ-3909

2005年、岩本モータースが正規輸入販売日本総代理店として契約を締結してバンタイプの3909が輸入されることとなりました。

日本で新車で輸入されていたのは、このバンタイプのUAZ-3909で、日本向けの特別仕様車となっていました。

2010年にはモデルをバージョンアップし、DOHCエンジンに+インジェクションにグレードアップ、更にエンジンはUAZ社製4気筒DOHCガソリンを使用して2,700ccで最大出力112馬力となっています。

一方で、外観デザインは伝統的モデルであるUAZ-452からほとんど変わっておらず、クラシカルなものとなっているのも特徴的です。

しかし、2012年の日本の自動車排出ガス規制をクリアできず、日本仕様のワズ-3909も残念ながら販売終了してしまいました。

ロシア車メーカーUAZの新型パトリオット

UAZ パトリオット

2005年から販売されていたSUVのパトリオットが2014年に新たなパトリオットとして生まれ変わりました。新型パトリオットは、Vシェイプグリルが特徴的で、LEDライトを採用しています。

リアにはアンチロールバーを取り付けており、高速走行時の安定性を高めています。

7インチのタッチパネルディスプレイのほか、ロシアとベラルーシ、カザフスタン、ウクライナをカバーするナビゲーションシステムも内蔵されているようです。

またカメラ付きのパーキングセンサーなどを装備しており、車内外ともに充実した一台になっています。比較的近代的なデザインのSUVはロシア車のなかでは珍しいです。

ロシア車メーカーは昔のデザインが多い

ソ連時代の特徴を残す

ロシア車なんて一つも知らなかったという方も多いかと思います。

共産主義体制や欧米・日本を中心とする自動車業界の競争から出遅れてしまったロシアの車は旧ソ連の遺伝子を色濃く残す無骨で懐かしい車が多いようですね。

ただ、最新の技術をふんだんに取り入れた自動車が普及しない要因は、経済的・技術的面だけでなくロシアの多くの人が「自動車=単なる移動手段」と考えているからだという声もあります。

そんななかでもロシア車のメーカーは以外と多く存在しており、今回ご紹介したものはその一部になります。

ちなみに、今回登場しなかったロシアメーカーとしては、GAZ(ガズ)、Kamaz(カマズ)、SeAZ(セアズ)、TagAZ(タガズ)などが挙げられます。思ったより、ロシア車にもたくさんのメーカーがありましたね。

いずれは、ロシアも自動車業界に大きな革命を起こすかもしれません。今後はロシア車メーカーの動向に注目してみるのも良いのではないでしょうか。

その他の国の車の特徴とおすすめメーカー・車種が気になる方はこちら

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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