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ポルシェ次世代4ドアサルーン929はポルシェの未来を提案するモデル
目次
ポルシェ 新型929はタイカンの先を見据えた未来のポルシェ
コンセプトCG:フロントビュー
コンセプトCG:リアビュー
ポルシェ次世代4ドアサルーン929は、デザイナー「デビット バン」氏が2019年2月上旬に公開したもの。トランスポーターの未来を提案したコンセプトモデルです。
エクステリアはポルシェ パナメーラを鋭くスリムにしたイメージをもち、テールライトは新型911(992型)に似た長く細い形状で、新型929がポルシェであることを確認することができます。
フロントエンドは同社初のピュアEVである、「タイカン」を連想させるデザインになっているように、新型929もEVと予想します。
プラットフォームには「PPE」(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を採用し、レベル4以上の自動運転技術を搭載した未来のトランスポーターです。
929は未来のトランスポーター
車名の929は同社928の後継車という意味とともに、「9 to 9」を意味しており、ポルシェの「9」からはじまる車名から「9」に向かう、現在から未来へポルシェがいざなうことを意味しています。
未来のEVスポーツカーという視点だけではなく、次世代トランスポーターとして、「速さ」「時間」「チェックインの過程」「室内空間」を、飛行機・高速列車と比較しポルシェの優位性アピールしています。
【2017年11月】ポルシェ928後継モデル!新型 929
ポルシェ 929予想CG
ポルシェ 928の後継モデルというべき、新型ポルシェの情報を入手しました。
911とパナメーラの中間サイズになる予定で、大型の2ドアクーペになるようです。名称は今のところ未定です。おそらく928の次ということで929となると予想します。
ポルシェ928とは?
ポルシェ 928GTS(1992年)
ポルシェ928は、1977年にデビューした、911よりも高価格帯のラグジュアリースポーツカーです。
当時のポルシェのフラッグシップカーとして、ボンネットやドア、フロントフェンダーにアルミを使用し、RR(リアエンジンリア駆動)の911とは異なるFR(フロントエンジンリア駆動)の駆動形式を採用していました。
2ドアのハッチバック形式のボディは2+2シーターとなっていて、トランスミッションは5MTと3ATが用意されていました。
エンジンは4.5LのV8で、最終モデルには5.4Lにまで拡大。
最大出力340PSという、当時としては高性能なスペックを持っていました。
しかしポルシェの経営の悪化に伴って928は、1995年に生産中止になっています。
新型929の発売時期と価格を予想
新型929 コンセプトCG:サイドビュー
新型929がコンセプトCGに近いデザインにて、登場することを前提とすれば、筆者はタイカンの派生モデルもしくは、発展型になる可能性が高いと思います。レベル4以上の自動運転技術を搭載するのであれば、その登場にはまだ数年待つことになると予想できるからです。よって2025年前後にデビューできれば、技術的な課題もクリアできると思います。
新型929の車両価格はの予想は困難です。まだレベル4以上の自動運転技術は開発段階であり、生産台数・他メーカーの動向にも左右されます。
現時点でレベル4以上の機能を搭載しているとすれば、2,000万円でも高くないといえるでしょう。
- 執筆者プロフィール
- 宮代ツトム