更新
「マー坊」ことマイティボーイも!人気の国産2ドアピックアップたち【推し車】
一時は日本ですっかり廃れたピックアップトラックですが、2017年に国内販売を再開したトヨタのハイラックスが堅調なセールスを続けており、SUVの選択肢として見直されています。
しかし、昔ながらの、あるいはかつてピックアップトラックのファンだったユーザーからすれば、現在のハイラックスは「ちょっと違う」と感じているのもまた事実。
仕事用に思い切って簡素化した安価な小型ボンネットトラック、あるいはレジャー用にスポーティな2ドアキングキャブピックアップを求めるユーザー層も根強く、中古車市場の動きも盛んです。
今回は、現在も根強い人気を誇る国産2ドアピックアップトラックを紹介します。
日産 サニートラック(2代目・1971年)
「サニトラ」の愛称で親しまれる国民車的ピックアップ
仕事、レジャー、スポーツとステージを問わず愛される、国産2ドアピックアップの代表格。特にレースでも活躍したB110系サニー派生車、2代目B120系はチューニングやドレスアップ需要も多く、日本では1994年まで販売したため、中古車市場でもタマ数は豊富。
ほぼ同期で1988年まで販売したトヨタ パブリカピックアップは知名度が低いのに、「サニトラ」はクルマ好きなら知らぬ者はいないほどメジャーになりました。
南アフリカでは現代的なデザインの後継車NP200が販売されていますが、サニトラや同時期の620型ダットサントラックなどのようにスマートではなく、今後も同種のピックアップが発売される事もなさそうです。
- 最新「サニートラック」中古車情報
-
本日の在庫数 86台 平均価格 194万円 支払総額 93~380万円
スズキ マイティボーイ(1983年)
根強いファンに支えられた軽ピックアップ、「スズキのマー坊」
現在のスズキ エブリイやダイハツ ハイゼットのような、フルキャブオーバー型1BOXスタイルが確立される前は、軽商用トラックもボンネットがあるピックアップ型が主流でした。当然フルキャブの方が荷台が広く取れるため廃れていきます。
2ドアピックアップとして最後となったのが「マー坊」ことマイティボーイ。2代目セルボをベースにスポーティなレジャー型ピックアップとして発売されたものの、あくまで実験的なモデルとして一代限りで終わりました。
当時、軽自動車への搭載も始まっていたターボエンジンや、4WDも加えてモデルチェンジしていれば、1990年代RVブームでヒットした可能性もあったと思うと惜しい車です。
- 最新「マイティボーイ」中古車情報
-
本日の在庫数 17台 平均価格 80万円 支払総額 45~170万円
トヨタ ハイラックス スポーツピックアップ エクストラキャブ(6代目・1997年)
中古車も豊富!真に復活が望まれるハイラックスピックの大本命
今、大手中古車情報サイトで2ドアピックアップを探すと、サニトラやマイティボーイ、日産 ダットサントラックや、マツダ プロシード、そして圧倒的に多いのが、ハイラックス のスポーツビックアップです。
6代目ハイラックスの個人向けモデルはスポーツピックアップを名乗り、4ドア5人乗りのダブルキャブ以外に2ドア4人乗りのエクストラキャブを設定。標準(ナロー)ボディのエクストラキャブは2WD(FR)ながら2.0Lガソリンエンジンな事もあり、150~160万円台と激安。
「ドレスアップなどが気軽に楽しめる安いピックアップが欲しい」と思っているユーザーには人気で、現行ハイラックスにも同種のグレード追加が望まれています。
- 最新「ハイラックス」中古車情報
-
本日の在庫数 713台 平均価格 426万円 支払総額 105~625万円
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
新型車に関する最新情報はコチラ!
【推し車シリーズ】まとめて読みたい人はコチラ!
メーカー別●●な車3選はコチラ
スポーツカーを中心にまとめた3選はコチラ
- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...