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エクリプスクロスで「エクリプス」を取材!新型スポーツクーペSUVとの共通点は?
新型エクリプスで先代「エクリプス」を取材
昨年3月にデビューした「エクリプスクロス」は、三菱自動車のコンパクト「クーペSUV」、RJCカーオブザイヤー(2019年次)を受賞するなど、高い性能が評価されています。
もっとも話題となったのは、映画「ワイルド・スピード」の劇中車となった、かのスポーツカー「エクリプス」の名称の復活でした。
「エクリプス」は初代モデルが1990年に日本国内デビュー(北米では1989年)、1995年に2代目へフルモデルチェンジ(北米では1994年)しました。3代目へのフルモデルチェンジは1999年、北米モデルのみの発売で日本へは当初導入されませんでしたが、2004年に左ハンドル車のまま国内で発売された異例のモデルでした。
そんな経緯を持つ「エクリプスクロス」で、ご先祖さまとなる「エクリプス」を撮影取材しにいくことにしました。
試乗前に中古車情報サイトでエクリプスの在庫を調査。できるだけカスタムされていない個体を探したところ、つくば市にある「オートi」さんに、左ハンドルの逆輸入車ですが、ノーマルに近い赤の2代目エクリプスを発見、店主に取材許可を得てお伺いしました。
2台並べてハンドルを同じように切ると、ディズニー・ピクサー映画「カーズ」っぽく見えませんか?
リアコンビネーションランプとナンバープレートの位置関係、デザインは異なりますが、構成は近しいものがあります。
エクリプスクロスは「クーペスタイルのSUV」。並べて比較するとリアの傾斜に共通点を見いだすことができます。
このルックスは、昭和生まれの方なら懐かしいのではないでしょうか。
現在でも十分通用するデザイン。
オーソドックスな印象の内装。
2代目「エクリプス」の撮影を終え、農道を走ると景色の良さに目を奪われました。
自転車に乗ったおばあちゃんに思わず「ここで撮影させてもらってよいか」と訊くと「ここはみんなのもん。きれいなとこだろ、都会にはないけ、どんどんとってけ」と快諾をいただきました。
そのまま内装も撮影。
スポーティーな印象です。
体をしっかりとホールドしてくれるセミバケットシートは、スポーツSUVであることをしっかりと印象つけてくれます。
後部座席の快適性も十分配慮されています。
アウトドアにもしっかり使える余裕のラゲッジスペース。
箱根までロングドライブは爽快そのもの
つくばでの撮影を終え、次の”映える”撮影場所を求め箱根へロングドライブ。
エクリプスクロスには「S-AWC」SUPER ALL WHEEL CONTROL(車両運動統合制御システム)が採用されています。前後輪、左右輪各タイヤへの駆動力とエンジン出力、ブレーキを車の動きとドライバーの操作に合わせて適切に配分し、意のままの操縦性と高い安定性能を実現しています。
1.5L直噴ターボエンジンも力があり、足回りもしっかりとしているため、誰が運転してもスポーツカーの要素を感じることができるのでは、と感じました。
試乗時はあいにくの雨。高速道路での車線変更や山道の走行も常に安定しており、長時間のドライブも疲れることなく、安心して楽しめました。
濃霧。晴れていれば背景に富士山が見えたはず。
芦ノ湖のほとりで車を駐めて撮影をしていると…
ずっと野良猫が見守ってくれていました。
今回のベストショット
宇野 智(MOBY)さん(@uno_moby)がシェアした投稿 – 2018年12月月23日午前1時17分PST
三菱「エクリプスクロス」試乗車のスペック
三菱 エクリプスクロス
グレード:G PlusPackage
エンジン:1.5L直噴インタークーラー付ターボ
最高出力:110kW[150PS]/5,500rpm
最大トルク: 240N・m/2,000-3,500rpm
燃料:レギュラーガソリン
駆動方式:4WD
トランスミッション:8速スポーツモードCVT
全長:4,405mm
全幅:1,805mm
全高:1,685mm
ホイールベース:2,670mm
最低地上高:175mm
車両本体価格: 3,107,160円(税込)
三菱エクリプスクロス「M」2WDなら2,539,080円(税込)から。
詳しくは公式HPで。
車両協力:三菱自動車
取材協力:オートi
撮影・文:宇野 智(MOBY)
エクリプスクロス ディーゼルモデルの試乗記はこちら
- 執筆者プロフィール
- 宇野 智
- モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...