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「あの頃は無双だったスリーダイヤ」ゲームチェンジャーになった三菱車たち【推し車】

あるクルマの発売とともに、開発した自動車メーカー、時には日本の、さらに世界の自動車の流れすら変えてしまう「ゲームチェンジャーになったクルマ」。

登場するキッカケはさまざまで、中には全く期待されていなかったのにフタを開ければ大ヒットという例もあり、世の価値観など簡単にひっくり返るものだと、歴史を振り返ればなかなか面白いものです。

今回は今でこそ自動車メーカーとしては割と地味なものの、得意分野でしぶとく生き残る三菱の「ゲームチェンジャーなクルマたち」を紹介します。

ギャラン(初代・1969年)

コルトシリーズの地味な印象をようやく脱した出世作

三菱 コルトギャラン(初代ギャラン)

戦後の財閥解体で一度バラバラにされた三菱は、戦後すぐにオート三輪事業へ参入、ジープの国産化で4輪車にも参入と自動車産業で順調なスタートを切り、1960年に発売した三菱500で4輪乗用車、1963年には三菱360や初代ミニカで軽自動車へも参入します。

しかし、他社がヒット作を飛ばした1960年代、コルト1000が第2回日本グランプリで日野 コンテッサを下して圧勝、コルト1000Fが国際ラリー(サザンクロスラリー)へ参戦するなど頑張ったものの、地味で野暮ったく目立たないデザインゆえか、とにかくパッとしません。

そこで同じ「コルト」シリーズでも2系統を同時開発して社内競合を起こしていたのを整理統合したのが初代ギャランで、その後の三菱がランサーやミラージュなどヒット作を生む乗用車メーカーとして成長していく、ゲームチェンジャーになりました。

デリカスターワゴン4WD(初代4WD追加・1982年)

「ミニバン型SUVは三菱の独壇場」を決定づけた傑作

三菱 デリカスターワゴン4WD(初代)

1980年に小型ボンネットトラック「フォルテ」へ4WDモデルを追加、乗用車並の内外装や快適性を持つクロカンSUV「パジェロ」へ発展させるなど、競合他社と同時期に似たような進化を続けた三菱ですが、ひとつだけ独自性を発揮するモデルがありました。

フォルテ4WDのラダーフレーム&パワートレーンにSUVボディを載せてパジェロが生まれたのと同様、1BOX商用車デリカの乗用モデル、初代デリカスターワゴンのボディを載せ、「オフローダー並の悪路走破性を持つ1BOXミニバン」を発売したのです。

この初代デリカスターワゴン4WD以降、デリカスペースギア、現在のデリカD:5と、三菱のハイルーフミニバンはライバルと全く異なる独自の進化を遂げ、悪路に強いだけでなく、ミニバンとしての実用性も求めるユーザーにとって、今も唯一の選択肢であり続けています。

パジェロ(2代目・1991年)

RVブームのSUVカテゴリーを本格化させた、憧れのパジェロ

三菱 パジェロ スーパーエクシード(2代目)

フォルテ4WDをベースにクロカンSUV化、まだ単純に「オフローダーや商用車をカッコよく乗ってレジャーで使い倒す」程度だった初期RVブームを、ライバルと牽引した初代パジェロでしたが、ロングボディやV6エンジン追加で次第に豪華になっていきます。

ユーザーの要望に応えた豪華路線は2代目でより洗練された豪華内外装、快適性や操縦性が向上した足回り、タフなパートタイム式と高速走行に適したフルタイム式のいいとこ取りをしたスーパーセレクト4WDへと発展。

2代目パジェロの爆発的ヒットで、SUVはステーションワゴンやミニバンとともにRVブームを形成、旧時代の主力だったセダンやスポーツカーを蹴落としたのです。

時代の流れで販売不振に陥り、生産も終わった今では信じられませんが、30年前のあの頃、パジェロは誰もが憧れるゲームチェンジャーだったという時代が、確かにありました。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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