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RX-VISIONの市販モデル「RX-9」は開発後期?マツダ初のスーパースポーツへ
寄せられた情報は9月2日公開の特許と一致?
さらに、RX-9には車体の一部にカーボンパーツが使われますが、レクサスのスーパースポーツカーであるLFAのようなカーボンモノコック構造ではなく、あくまでも一部に留められるという情報が8月末に寄せられています。
この情報の信憑性を高めるものとして、2021年9月2日にマツダが公開した特許情報の中に以下のようなものがありました。
上記の画像はマツダが申請した「車両の前部車体構造」に関する特許図面です。縦置きエンジンを搭載する、ノーズが長いスポーツカーの車体構造であることが予想できることから、この図面はRX-9のものと思われます。
この図面で描かれている81~83の部品は、左右のフロントサスペンション取り付け部上部に装着する、いわゆる「タワーバー」と呼ばれる部品ですが、この部品に関して「上述の各タワーバー81,82および前端連結部83は、炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber-Glass Reinforced Plastics、いわゆるCFRP)により一体かつ内部中空に形成されている。(出典:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/)」と説明がされています。
前述の「車体の一部にカーボンパーツが使われる」という情報と一致するものです。
外装パーツにカーボンを採用する純正部品はスポーツカーによくありますが、ボディ補強の純正部品にカーボンが使われる例は少なく、海外のスーパーカーなどでしか見かけることがありません。このことから、マツダがRX-9をスーパースポーツカーとして開発していることがよく分かります。
ロータリースポーツ登場を期待するファンは多い
昨今の厳しい規制の中で新型スポーツカーが登場する可能性は高いとは言えず、RX-9もRX-VISION同様、コンセプトカーの域を出ないということも否定できません。
しかし、マツダの新型スポーツカーは非常に注目度が高く、以前の記事では「出たら買う」「ロータリースポーツの復活をずっと待ってる」といったコメントもあり、その登場を期待しているファンは多いようです。
人気車種をこまめに改良し熟成を進めるといった堅実な戦略をとりつつも、MX-30のような意欲的なモデルも発売したマツダ。RX-9の発売も、実現してほしいところです。
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- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...