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RX-8

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【RX-8 燃費】燃費・実燃費とロータリーエンジン燃費改善方法5選

マツダ RX-8とは?

マツダ RX-8 2003年

マツダ RX-8 2003年

マツダ RX-8は、2003年3月から2012年6月の期間生産された、マツダ最後のロータリーエンジン搭載の市販車。
レシプロエンジンと全く異なる、ロータリーエンジンの、その吹け上がるような独特の回転フィーリングにより、絶版となった現在でもまだ人気があります。

レースにも出場するなど、マツダ最後の本格的なスポーツカーでありながら、後部座席への乗り降りをしやすくするため、特徴的な観音開きのドアを採用するなど、デイリーユースも考慮して設計された車です。

RX-8の中古車情報

最新「RX-8」中古車情報
本日の在庫数 428台
平均価格 123万円
支払総額 35~489万円

マツダ ロータリーエンジンの燃費

マツダ RX-8はロータリーエンジン独特のフィーリングで人気を博しましたが、ロータリーエンジンであるがゆえの燃費の悪さがその一番の弱点でもあります。

RX-8には新設計されたレネシスという名前のNA(自然吸気)ロータリーエンジンが搭載されました。
先代のピュアスポーツ、RX-7のターボロータリーエンジンと比較すると、燃費はかなり改善されています。

それでも、近年のレシプロエンジン搭載車と比べると依然として燃費が悪いと評判で、カタログ値でも、最も燃費の良い5MTモデルが10km/Lとなっています。
実燃費は高速走行で9km/L、街乗りでは6-8km/Lといったところのようです。

レシプロとは?レシプロエンジンの意味と構造・仕組みまで徹底解説!

RX-8の燃費が優れない理由1:低回転でのトルク不足

タコメーター
©Jaak/stock.adobe.com

なぜロータリーエンジンはレシプロエンジンと比較して燃費が優れないのか。
それにはロータリーエンジン独特の構造に理由があります。

レシプロエンジンはピストンの上下運動を回転に変換してパワーを出しますので、低回転でもある程度のトルクがあります。
これに対して、ロータリーエンジンはローターが回れば回るほど勢いが増して、パワーが出るような仕組みです。

回転エネルギーをパワーに変えるロータリーエンジンは、低速トルクが必要な低回転において、あまりトルクを出せません。
よって、常時回転を上げ気味で走らなければならないため、レシプロエンジンと比べると、どうしても燃費が悪くなります。
特に、低速域で走ることの多い街乗りにおいて、その傾向が顕著です。

【裏情報】復活したロータリーエンジンとは?メリット・燃費・仕組み・音・マツダの問題など

燃費が優れない理由2:熱損失

炎
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もう一つの理由として、ロータリーエンジンはレシプロエンジンと比較し燃焼室の表面積が大きいことが挙げられます。
このため、爆発によって生じた熱エネルギーが冷やされやすく、レシプロエンジンと比較し熱損失が大きくなります。
走るために使われるエネルギーの幾分かが熱に消えてしまうため、燃費が悪くなるわけです。

また、レシプロエンジンと比較して、ロータリーエンジンは圧縮比が低いことも、燃焼効率に影響し燃費を下げています。

マツダ RX-8の燃費改善方法5選

電卓と車のおもちゃ
@takasu/stock.adobe.com

アイドリングストップ

基本的なことですが、駐車中のアイドリングはできるだけ控えましょう。
特に、エアコンを付けたままのアイドリング駐車は、過大なガソリンを消費しますので、是非とも避けたいものです。

エアコンの使用を控える

駐車中だけでなく、走行中もエアコンを切り窓を開けて走った方が燃費は向上します。
夏場はどうしてもエアコンをつけないと不快ですが、エアコンの設定温度を下げ過ぎず、抑え気味に使用しましょう。

オイル交換はこまめに

オイル交換の頻度、オイルの質は特に燃費向上にかかわってきますので、気を付けたいところです。

注意すべき点として、ロータリーは化学合成油ではなく、鉱物油を使った方が良いと言われています。
これはローターのアペックスシールにオイルが密着して圧縮を保つ上で、粘度があり分子構造が大きい鉱物油の方が向いているためです。

また、頻度にも注意しましょう。
通常の車は3,000~5,000kmごと、又は半年、どちらか早い方で交換と言われていますが、ロータリーエンジンはアペックスシール(ローターの各頂点にある、シリンダの内壁と接する箇所)がデリケートですので、3,000km以下で交換するのが効果的。
それほど高価なオイルでなくとも良いので、こまめに替えることが大切です。

オイル交換を怠ると、ロータリーエンジンの回転抵抗が増え燃費が悪化するばかりか、最悪の場合、気密性を保持しているアペックスシールの劣化につながります。

早めのシフトチェンジ

エコ運転では基本ですが、マニュアルの場合はシフトアップを早めに、3000回転程度でチェンジするようにしましょう。
ATの場合は、マニュアルモードに切り替えるとつい高回転まで回してしまうことがあるドライバーは、ATモードのままの方が燃費が向上します。

もちろんせっかくのスポーツカーですから、時々は高回転までしっかりと回して加速を堪能したいもの。
ただ、普段の走りとスポーツ走行のメリハリを付ければ、街乗りでは燃料を節約できるでしょう。

プラグ・プラグコードの交換

スパークプラグ
©Nata Studio/stock.adobe.com

これは結構効果があり、燃費が1km/L改善したとの声もあるほど!
プラグやプラグコードは長く使うと劣化します。
メーカーは10万km交換を推奨していますが、もっと早く抵抗の少ないプラグコードと高性能なプラグに交換すると良いでしょう。

燃費を改善しエコにRX-8ライフを楽しもう

マツダ RX-8

ここに挙げたマツダ RX-8のロータリーエンジン燃費改善方法5選は、ロータリーだけでなくレシプロエンジン車の燃費向上にも効果のある方法です。
ぜひ、実践して燃費改善させてみてください。

ガソリンの節約は財布に優しいだけでなく、CO2排出の削減につながり、ひいては地球環境の保護へもつながります。
燃費を改善しエコにRX-8ライフを楽しみましょう。

新型ロータリー搭載車についての記事はこちら

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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