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マツダが誇る最高で最後のロータリーFR“ピュア”スポーツ!黄と白はアニメファンからも熱視線…|マツダ 3代目RX-7(FD3S)【推し車】

NSXの半分の価格で、同等以上の性能を実現…そして今

2024年5月に公開された、新たな2ローターによるロータリーEVシステム…と言っても、タイヤとこのような配置をされると、MX-30 R-EVの8CロータリーPHEVと異なり、ロータリーエンジンでも駆動するスポーツカーを期待しちゃいます

ハイパワー&軽量化でパワーウェイトレシオを向上させつつ、開発陣がターゲットとしたのはホンダ NSX(初代)です。

モノコックからオールアルミのNSXに対し、部分的にアルミ合金を多用しつつ半分の車両価格に抑えたロータリー・ピュアスポーツを目指し、実際に筑波サーキットでNSXを上回るタイムを記録した時、その目標は達成されました。

コストを度外視すれば、自らもオールアルミ・モノコックにしたいほどだったFD3Sの開発陣ですが、「安くて速い」、しかも2+2シート車もあり、実用性の高い3ドアファストバッククーペでNSXより速いタイムを刻めたのです。

レース(JGTC/SUPER GT)や競技会(ジムカーナ全日本/地方選手権)でも、FD3SはNSXと同クラスで一歩も引かずに戦って数々の勝利を収め、2020年代の現在でも「後輪駆動の国産後輪駆動スポーツでは最強級の実力」を誇っています。

2002年にFD3Sの販売を終えた後、NA版13Bで4ドアクーペのRX-8を経て、ロータリースポーツは長い眠りについていますが…その間にもロータリーエンジンを積みそうな数々のスポーツコンセプトが発表され、新しい2ローターエンジンも公開されました。

それが次世代のコスモスポーツになるのかRX-7になるのかはまだわからず、ロータリーで駆動するピュアスポーツか、ハイブリッドスポーツか、はたまたPHEVかもわかりませんが、マツダロータリー派にはまだまだ「待つ楽しみ」が残っていそうなのは、確かです。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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