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【リコール】レクサスNXシリーズ 1.5万台に、衝突被害軽減ブレーキが作動しないおそれ
レクサス NXの衝突被害軽減ブレーキやアドバンストパークに不具合のおそれ
2023年2月16日、トヨタはレクサス NX250/NX350/NX350h/NX450+など*において、衝突被害軽減ブレーキ用前方カメラや、ステアリング、アクセル、ブレーキ操作を制御する駐車支援システム「アドバンストパーク」に不具合のおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。市場および社内からの情報によるものとし、現在の不具合件数は6件で、事故の発生はないと伝えられています。
リコールの対象となるのは2021年(令和3年)9月1日~2023年(令和5年)1月9日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。
トヨタは、所有する車種が該当する場合は速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール・改善対策情報で確認できます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
*トヨタ ノア、ヴォクシー、シエンタ、カローラ、カローラスポーツ、カローラツーリング、クラウン、bZ4X
レクサス NX250、NX350、N350h、NX450+
スズキ ランディ、スバル ソルテラの全14車種に同様のリコールが出ています
レクサス NXシリーズには、以下のリコールも出されています。
レクサスNXシリーズの不具合の状況
今回のリコール対象箇所は2つ。以下に記載します。
衝突被害軽減制動制御装置(衝突被害軽減ブレーキ用前方カメラ)
衝突被害軽減ブレーキにおいて、制御プログラムが不適切なため、駐停車している車列の側方を通過する際に、前方カメラとミリ波センサによる車両認識に差異が発生し、システムが停止することがある。そのため、システムが再起動する間、警告灯が点灯して衝突被害軽減ブレーキが作動しないおそれがある。
かじ取り装置(コンビネーションメータ)
自動命令型操舵機能であるアドバンストパーク※において、制御プログラムが不適切なため、駐車条件が整わない等により駐車支援を中止した場合に警告音が吹鳴しないことがある。そのため、保安基準第11条(かじ取り装置)に適合しないおそれがある。
不具合発生箇所と改善方法
不具合発生箇所
衝突被害軽減制動制御装置(衝突被害軽減ブレーキ用前方カメラ)
改善方法
全車両、衝突被害軽減ブレーキ用前方カメラのプログラムを対策仕様に修正する。
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
不具合発生箇所
かじ取り装置(コンビネーションメータ)
改善方法
全車両、コンビネーションメータのプログラムを対策仕様に修正する。
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
対象となる車両情報
冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
【開始】
2021年(令和3年)9月1日
【終了】
2023年(令和5年)1月9日
リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
型式や車台番号、生産台数などは以下のとおりです。
■レクサス NX250
【型式】
5BA-AAZA20
5BA-AAZA25
【対象車が含まれる車台番号】
AAZA20-1001001~AAZA20-1002063
AAZA20-6000000~AAZA20-6000900
AAZA25-1001001~AAZA25-1001157
AAZA25-6000000~AAZA25-6000150
【対象車の台数】
2,263台
■レクサス NX350
【型式】
5BA-TAZA25
【対象車が含まれる車台番号】
TAZA25-1001001~TAZA25-1002384
TAZA25-6000000~TAZA25-6000759
【対象車の台数】
2,132台
■レクサス NX350h
【型式】
6AA-AAZH20
6AA-AAZH25
【対象車が含まれる車台番号】
AAZH20-1001001~AAZH20-1004066
AAZH20-6000000~AAZH20-6002344
AAZH25-1001001~AAZH25-1002703
AAZH25-6000000~AAZH25-6001077
【対象車の台数】
8,171台
■レクサス NX450h+
【型式】
6LA-AAZH26
【対象車が含まれる車台番号】
AAZH26-1001001~AAZH26-1003520
【対象車の台数】
2,510台
対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、レクサスのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法
車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となる車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する
車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...