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『ホンダ シビック タイプR』がニュルブルクリンクでFF最速タイムを記録!

ホンダ『シビック タイプR』がニュルFF最速7分44秒881をマーク

2023年4月20日、ホンダは同社の前輪駆動(FF)スポーツカーである『シビック タイプR』がニュルブルクリンク北コースにおいて、FFモデル最速ラップタイムとなる7分44秒881を記録したことを発表しました。

これにより、新型シビック タイプRの運動性能が先代モデルよりも向上したことの証明になるとホンダは報じています。

ドイツのニュルブルクリンク北コースは、1周20.832kmのコースに大小あわせて170以上のコーナーと最大300mの標高差がある過酷なサーキットです。

路面は一般的なサーキットのように平坦ではなく、一般公道に近い条件のニュルブルクリンク北コースはスポーツカーテストの聖地とも呼ばれており、ここで速いラップタイムを出すことは車の性能と信頼性の高さの表れとなります。

ホンダ『シビック タイプR』の速さの秘密は?

『シビック タイプR』は、スポーツモデルの本質的価値である「速さ」と官能に響く「ドライビングプレジャー」を両立した究極のピュアスポーツ性能を目指して開発された車であるとホンダは述べています。

2022年9月に販売が開始された6代目FL5型シビック タイプRには、以下のような改良が加えられました。

エンジン出力の向上

ターボチャージャーの刷新や吸排気レイアウトの見直しにより出力を10PS、トルクを20N・m向上させ、先代から引き継がれる2.0L VTECターボエンジンの最高出力は243kW(330PS)/6,500rpm、最大トルクは420N・m(42.8kgf・m)/2,600〜4,000rpmまで向上しています。

冷却性能の向上

現行型はフロントグリル開口面積を48%拡大させ、ラジエーターの有効開口面積も合わせて拡大。ラジエターターファンは先代の2基から1基に減らす代わりに大型化され、ウォーターポンプのプーリー比も変更することでエンジン冷却水流量が10%向上しています。

空力性能の向上

空気抵抗を極力減らす工夫をしながら、フロントとリアのダウンフォースを向上させ、高速走行時の操縦安定性を向上。また空力に関しては、実測値としては観測できない細部形状にまで改善の手がおよんでいるそうです。

ブレーキ性能の向上

バンパーから直接走行風を取り入れるブレーキダクトや、導風板の位置や形状の最適化によりブレーキフェード耐性を向上。また、真空制動倍力装置の特性を変更によりブレーキコントロール性も高められています。

タイヤグリップ性能の向上

ホンダはシビック タイプRのために、ミシュランと共同で専用タイヤ「ミシュラン パイロットポーツ カップ2 コネクト」を開発しました。タイヤ幅を265mmまで拡大したことに加え、タイヤのブロック剛性を高めるウェイブ構造を採用。

また、トレッド面は異なるコンパウンドをブロックごとに配置し、ウェット性能や摩耗性能を保ったままドライグリップ性能が大幅に高められています。

ホンダ『シビック タイプR』にかけた開発責任者の思い

『シビック タイプR』には以上のほかにも、高速高荷重時のホイール歪みを抑制して接地圧を安定させるタイプR専用の「リバースリム構造アルミホイール」や、専用タイヤを履きこなすためにリセッティングが施された「デュアルアクシス・ストラットサスペンション」など多くの技術が投入され、性能向上に大きく貢献しています。

シビック タイプRの開発責任者である柿沼秀樹氏は「タイプRにしかない本質の価値と、心に響く官能を磨き上げた、究極のFFスポーツを目指した」と、車両開発についての思いを語っています。

また、ニュルブルクリンクFF最速を成し遂げることを開発責任者としての使命と捉え、「最速の称号を世界中のタイプRファンの皆様にお渡しすることが叶いました」とコメント。

「すでにお乗りいただいている方から、これからオーナーになられる方まで、私達とともにその誇りを胸にしながらタイプRを愛し、そして満喫していただけることを心より願っています」と結びに述べています。

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