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軽トラにこそ“オイル添加剤”が効く?アクティトラックに「スーパーゾイルエコ」を入れてみたら…

軽トラにこそ、スーパーゾイルを入れるべきでは?
そんな考えが浮かんだのは、ホンダ・アクティトラックの走行距離が8万㎞を超え始めたころだ。荷台にバイクやキャンプ道具を積んで青森から鹿児島まで走りまわり、いろんな楽しみを教えてくれたアクティトラック。しかもミッドシップエンジン+5速MT+4WDというスーパーカーのようなレイアウトのおかげで運転が大変に楽しい。

そんなスポーティ? な走りのせいで一部のファンから「農道のNSX」などと呼ばれるアクティトラック。しかし2021年に生産終了になり、もう新車では手に入らない希少な存在となっている。だからこそ長く大切に乗り続けたい。そんな思いから、エンジンオイル添加剤「スーパーゾイルエコ」を試してみた。果たして結果は?

スーパーゾイルエコ

エンジンオイル添加剤の代名詞的な存在で、数々の実績がある「スーパーゾイル」シリーズ。その効果をカンタンに解説すると、「高速でこすれ合う金属パーツの表面をなめらかにすること」だ。

凸凹になったエンジンパーツにスーパーゾイルを使用することで、
金属表面がなめらかに再生される

一般的なエンジンオイル添加剤には「金属表面をコーティングする」ことを目的とした製品が多い。対してスーパーゾイルシリーズは、熱と摩擦で化学反応を起こし、金属表面をなめらかな状態に「再生」することを目的としている。

コーティングは摩耗した部分に入り込むが、
オイル交換すると流れ落ち、再び入れ直す必要がある
スーパーゾイルは摩耗した部分を保護するように再生する。
そのためオイル交換をしても摩耗低減効果は続く

つまり新車に近い状態までエンジンを蘇らせること。これがスーパーゾイルシリーズの特長である。そして今回使用する製品は、従来品の「スーパーゾイル」よりも濃縮された成分配合をもつ「スーパーゾイルエコ」。オイル容量に対して従来品は10%の添加が必要だが、「スーパーゾイルエコ」はわずか5%の添加で金属表面再生効果を発揮する

エンジンパーツ同士の摩耗を抑えることで、なめらかな回転フィーリングやノイズの低減、省燃費効果など、あらゆる面での性能向上が期待できる製品だ。

ミッションオイルに添加しても効果的

高速でパーツがこすれ合う機関はエンジンだけでなく、ミッションも該当する。ミッションオイルにスーパーゾイルエコを添加することでギヤ同士の摩耗軽減や静粛効果が期待でき、シフト操作がスムーズになる。

赤矢印がミッションオイル注入口で、黄色矢印がドレン
シフトフィールが改善されるとドライブがグッと楽しくなる

金属表面をなめらかに再生する効果によって、軽トラで酷使されがちなミッションの長寿命化につながる点は非常に大きなメリットだ。

※MT車のミッションオイルにスーパーゾイルエコを使用する場合は以下の点に注意。万が一のトラブルにメーカー・販売元は責任を負いかねるとのこと

・ミッションオイルを定期的に交換している車に限る。
・4万Km以上交換をしていない場合はオイル交換自体しない方が良い場合がある。
・4万Km以上の車両に使用した事例で好結果が多数報告されているが、メーカー推奨ではない。

今回のテスト車両は…ミッドシップ4WDのアクティトラック!

今回のテスト車両は、ホンダ・アクティトラックのMT車。走行距離は8万キロを超えており、エンジンの疲労とともに以下のネガを感じ始めていた。

・高速巡航時のエンジン音が大きいため、会話やスピーカー音声の聞き取りが困難
・アクセルを大きく踏み込んだ時のダッシュがイマイチで、他のクルマに離される
・振動が大きく、長時間の運転で疲労につながる

いずれの症状も軽トラあるあるで、乗っている人なら「でしょうね」で終わるハナシなのだが、距離がかさむにつれて症状が大きくなっている。この車両にスーパーゾイルエコを投入することで、変化は現れるか?

スーパーゾイルの使い方はカンタン

使い方はシンプル。
オイル交換時、新しいエンジンオイル容量に対して5%を添加するだけアクティは2.5Lのエンジンオイルが必要なのでmL換算するとオイル2375mL+スーパーゾイルエコ125mLの配合になる。

※スーパーゾイルエコの場合

スーパーゾイルエコ使用後の変化は?

① エンジンの伸びがよくなった

もっとも違いを感じたのは中~高回転域の伸び。2速→3速→4速と引っ張るようにエンジンを回した時、回転の上昇が軽くなり、加速がスムーズになった。高回転域でもエンジンが苦しそうな音を出さず、なめらかに回ってくれる印象だ。

スーパーゾイル投入前は周囲のクルマよりワンテンポ遅れて流れに乗る感じだったが、それがずいぶんと軽減された

② 室内の音が静かになった

高速走行時、これまで室内に響いていたエンジン音がわずかに軽減。その結果、会話の声やスピーカーの音声が聞き取りやすくなり、スピーカーの音量を1段下げてちょうどいい感じになった

③ 登坂性能がアップした

我が家で最重量(200㎏)を誇る大型バイクを積載して急な上り坂でテストをしてみた。もともとアクティトラックは登坂性能を追求した低速トルク型エンジン+超が付くほどのローギヤミッションなので「お? エンジンが力強くなったかな?」レベルの曖昧な印象だったが、1点だけ大きく変わった。

それは完全に停車した状態での坂道発進。今までは回転数を大きく上げなければズルズルと後退していたが、それがなくなった。低回転域における粘り強さが増したからだろう。加えて坂道発進時にエンストしにくくなるうれしい副次的な効果も得られた。

④ アイドリング時の音と振動が増えた?その理由は…

これだけ効果があったのだから「アイドリング時の音量と振動もさぞかし減ったことだろう」と測定器を導入した。スーパーゾイルシリーズはこれまでモトメガネのテストで音量・振動ともに減少する結果を何度も出している。きっと今回もそうだろうと思っていた。しかし…

なんと今回に限り、アイドリング時の音は大きく、振動は増える測定結果になった
だがそんなハズはない。走行中の音は確かに静かになり、振動も減ったというのに…。

推測するに、アイドリング回転数が高まったことが原因のようだ。つまりエンジンがなめらかに回るようになった(抵抗が減った)ことで、回転数が上がり、その結果として音と振動が増加した…ということだろう。この推測が正しければ、もちろん悪いことではなくエンジンが元気になった証拠

その後はアイドリング回転数を調整して、停車時の音量・振動ともに減少して快適になった、と補足しておく。

まとめ

スーパーゾイルエコを投入したことで数々のネガな症状が改善され、走行8万キロを超えたアクティトラックに若返ったようなフィーリングが戻ってきた。もし、症状をそのまま放置していれば劣化は進み、エンジンの寿命も早まっていただろう。
高回転域の静粛性、低回転域の力強さ、登坂性能の向上など、実用面でのメリットが得られたことはもちろんだが、一番の恩恵はやはりエンジンにかかる負荷が減ったこと。おかげでこの先も元気に走ってくれそうだ。


生産終了となったこの希少な軽トラを、これからも長く乗り続けたいという思いに、スーパーゾイルはしっかり応えてくれた。

もし、あなたも愛車に「まだまだ走ってほしい」という願いがあるなら、スーパーゾイルエコを試してみてはいかがだろうか?

(編集協力:株式会社パパコーポレーション)

スーパーゾイルの公式サイトはこちら

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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