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BEV化なら現実性アリ?今復活したら売れそうな国産オープンスポーツたち【推し車】

さまざまな事情で後継車もなく消えていった車でも、その当時から世の流れが変わった現代に復活すれば、あるいは売れそうな車を探していくこのシリーズ。今回は国産オープンスポーツ編です。

国産車の市販オープンスポーツは、1989年に登場した初代マツダ(ユーノス) ロードスターを境にして意外にも数多くのモデルが現れました。しかし、元祖のロードスターを除くといずれも現れては消えていく存在。

その中でも「今なら売れそう」なのは?

スズキ カプチーノ(1991年)

ありえなくとも復活を望みたい車

スズキ カプチーノ

安全基準の変化でもはや復活はありえない車ですが、復活すれば絶対売れる!間違いない!と思うのが自由ならば、絶対外せません。

旧規格の軽自動車枠に収めつつ、パワートレーンは軽商用車から流用したFRレイアウトに660ccターボエンジンを搭載。足回りは豪勢に4輪ダブルウィッシュボーンで、フルオープンでもTバールーフでもタルガトップでもイケる柔軟性。

現在販売すれば300万円は下らず、あるいは400万円近くなるかもしれませんが、高額でも売れる軽自動車が人気の今ならそれでも売れそうです。

ケータハム セブン160も新型エンジンで170Sへ進化して継続していますし、カプチーノも何とかならないでしょうか。

最新「カプチーノ」中古車情報
本日の在庫数 121台
平均価格 134万円
支払総額 50~520万円

トヨタ MR-S(1999年)

「SPORTS EV」で復活間近?

トヨタ MR-S(画像は北米仕様の3代目「MR2スパイダー」

新車販売当時は1990年代ハイパワー車がまだ現役で、140馬力の1ZZ-FEじゃ物足りない、スタイルもイマイチと言われたミッドシップスポーツ。しかし、軽量でヒラヒラ舞う侮れない実力を秘めていたのもまた事実。

モアパワー信仰が薄れた現在なら、スタイリング次第で理解を得られるはずですし、FR-Sで市販の壁となった安全基準への対応もミッドシップなら容易と思われます。実際、有望な後継車の登場間近かもしれません。

トヨタが2021年12月に公表した市販前提で開発中のEV35車種の中に「SPORTS EV」というトヨタブランドのミッドシップスポーツがあり、オープンスポーツ版もあるならMR-S後継となりえそうです。

最新「MR-S」中古車情報
本日の在庫数 147台
平均価格 136万円
支払総額 47~380万円

ホンダ  S2000(1999年)

ホンダツインカムは”S”に始まり、”S”で終わってほしい

ホンダ S2000(画像は北米仕様2008年モデル)

2040年で内燃機関との決別を宣言したホンダですが、まだ残り18年あります。

かつて軽トラT360ともども、初の市販四輪車として発売したのがDOHCエンジンのFRオープンスポーツS500で、S600、S800へ発展しつつ1970年まで販売。

その後はFF路線でしたが、1999年に本田技研創立50周年記念車として、超高回転型DOHC VTECのFRオープンスポーツS2000が登場。現在も純正部品を可能な限り供給するなど力を入れています。

ホンダは決して”S”を忘れないと信じるファンのためにも、2040年にホンダツインカムの最後を飾り、最後のDOHC VTECを積むスポーツカーが、”S”なら最高です。

最新「S2000」中古車情報
本日の在庫数 198台
平均価格 458万円
支払総額 185~1,531万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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