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【追加情報あり】スマアシカメラ走行中に落下のおそれ。ダイハツ車など19万台にリコール
目次
【情報更新】保安基準不適合となるおそれ。同内容でリコールに
2022年12月23日、ダイハツ工業株式会社は同年10月20日に改善対策として届け出を行った、予防安全機能(スマートアシスト)用カメラの不具合について、保安基準不適合となるおそれがあることが新たにわかったことから、リコール届出として再度届出を行いました。
詳細は以前記事でお伝えしたものと同内容となりますが、当該改善対策の届出について、不具合件数及び事故件数に誤りがあったとのことです。本記事の該当部分は以下となります。
誤 現在の不具合件数は合計1,048件で、事故の発生はないと伝えられています。
正 現在の不具合件数は合計1,050件で、物損事故が2件発生しています。
これより以下は、2022年10月20日時点の内容を記載しています。
ダイハツ ムーヴなど192,589台に改善対策届出
2022年10月20日、ダイハツは予防安全機能(スマートアシスト)用カメラにおいて、国土交通省に改善対策を届け出たことを発表しました。市場からの情報によるものとし、現在の不具合件数は合計1,048件で、事故の発生はないと伝えられています。
改善対策の対象となるのは、2017年10月2日~2019年6月4日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認できます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
同日、ハイゼットやアトレーワゴンなどにリコールも発表されています
ダイハツ キャストなどにおける不具合の状況
ダイハツ キャストをはじめ、ムーヴ、ブーン、スバル ステラ、トヨタ パッソ、ピクシスジョイの予防安全機能(スマートアシスト)用カメラにおいて、ウインドシールドガラスへのカメラ固定用ブラケットの接着工程管理が不適切なため、接着力が弱いものがあり、そのため、使用過程で当該ブラケットが剥がれ、最悪の場合、走行中に落下するおそれがあるとのこと。
これをうけてダイハツは、全車両、カメラブラケットに接着補強材を追加すると伝えています。
不具合発生箇所と改善方法
【不具合発生箇所】
予防安全機能(スマートアシスト)用カメラ
【改善措置の内容】
全車両、カメラブラケットに接着補強材を追加する。
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
対象となる車両情報
冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
【開始】
2017年(平成29年)10月2日
【終了】
2019年(令和1年)6月4日
リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。
■ダイハツ ムーヴ
【型式】
DBA-LA150S
DBA-LA160S
【対象車が含まれる車台番号】
LA150S-0130995~LA150S-0157450
LA150S-0170691~LA150S-0182402
LA150S-1062888~LA150S-1075142
LA150S-2000054~LA150S-2019146
LA160S-0030234~LA160S-0036009
LA160S-0039024~LA160S-0041744
LA160S-1011209~LA160S-1014521
LA160S-2000052~LA160S-2004704
【対象車の台数】
57,887台 (DBA-LA150S)
14,553台 (DBA-LA160S)
■ダイハツ キャスト
【型式】
DBA-LA250S
DBA-LA260S
【対象車が含まれる車台番号】
LA250S-0112517~LA250S-0137242
LA250S-0147078~LA250S-0170958
LA260S-0024075~LA260S-0029331
LA260S-0031706~LA260S-0036914
【対象車の台数】
46,150台 (DBA-LA250S)
9,782台 (DBA-LA260S)
■ダイハツ ブーン
【型式】
5BA-M700S
5BA-M710S
【対象車が含まれる車台番号】
M700S-0014539~M700S-0021517
M710S-0002925~M710S-0004349
【対象車の台数】
6,843台 (5BA-M700S)
1,341台 (5BA-M710S)
■スバル ステラ
【型式】
DBA-LA150F
DBA-LA160F
【対象車が含まれる車台番号】
LA150F-0023530~LA150F-0026490
LA150F-0027950~LA150F-0028811
LA150F-0023530~LA150F-0026490
LA160F-0010534~LA160F-0012068
LA160F-0012694~LA160F-0013175
LA160F-2600053~LA160F-2600818
【対象車の台数】
5,244台 (DBA-LA150F)
2,495台 (DBA-LA160F)
■トヨタ ピクシスジョイ
【型式】
DBA-LA250A
DBA-LA260A
【対象車が含まれる車台番号】
LA250A-0005706~LA250A-0009265
LA250A-0010958~LA250A-0014654
LA260A-0001504~LA260A-0002375
LA260A-0002822~LA260A-0003644
【対象車の台数】
6,971台 (DBA-LA250A)
1,572台 (DBA-LA260A)
■トヨタ パッソ
【型式】
5BA-M700A
5BA-M710A
【対象車が含まれる車台番号】
M700A-0117524~M700A-0140146
M700A-1008759~M700A-1015453
M710A-0022276~M710A-0027957
【対象車の台数】
27,410台 (5BA-M700A)
5,395台 (5BA-M710A)
対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、ダイハツなどのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
リコール等情報対象車両検索【ダイハツ】
リコール等情報対象車両検索【スバル】
リコール等情報対象車両検索【トヨタ】
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法
車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となるトヨタ bZ4Xおよびスバル ソルテラの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する
車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...