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実際に見る機会も多かったSA22C、S13シルビア、セラなど「緑」が似合う車たち【推し車】
競技用など特殊な車を除き、一般の市販車には複数のボディカラーを設定しているのが普通ですが、オーナーの好みで好きな色を選べたり、好きな色がないと思ったら特別仕様車で追加されたり、イメージカラーとして設定されたものの、サッパリ人気のない色もあります。
今回はそんなボディカラーの中から「緑」を選び、「その車によく似合っていて、実際に街で見かける時も緑が多かった」という車をチョイスしてみました。
なお緑といっても幅広いですが、ミリタリールックなカーキ色が似合う車はまた別な機会に紹介します。
マツダ サバンナRX-7(初代SA22C・1978年)
カエルのような色で、こっ速かったロータリーロケット
初代RX-7がデビューしたのは筆者が4歳の時で、セピア色で曖昧な記憶の中でも「緑色でライトがパカパカ開く平べったいスポーツカー」の事はよく覚えており、当時見たのはほとんど緑色だった気がします。
そういう幼児期の刷り込みもあってか、大人になって緑以外の初代RX-7を見ても、イマイチしっくりきません。
当時のマツダは初のFF車となった5代目「赤いファミリア」(1980年発売)など、鮮烈な色使いがうまいメーカーで、くすんだ色合いや、「白より白い」と言われたスーパーホワイトのトヨタハイソカーが多い中、際立って目立った存在でした。
今でもレストア車やカスタムカーで緑のRX-7を見ると、とても懐かしく思います。
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本日の在庫数 40台 平均価格 337万円 支払総額 188~889万円
日産 シルビア(5代目S13・1988年)
グレーとの2トーンカラーに「アートフォース」を感じた
3代目S110や4代目S12では、よく言えば硬派で男臭いというイメージだったシルビアですが、「時代は次の車を待っていた。アートフォース・シルビア」と語る5代目S13のCMを見た瞬間、それまでの国産車が全て古臭く感じたものです。
滑らかな曲線の美さを強調したり、乗る人の人生や、それを取り巻く風景に心打たれましたが、CMで多用された「ライムグリーンツートン」というボディカラーのS13シルビアは非常に多く、筆者も素直にこういうカッコイイ車はいいなと思っていました。
デートカーとして大ヒットしたのも当たり前で、今も噂が絶えないシルビア復活が実現するなら、こういう大人の軟派なパーソナルクーペもアリです。
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本日の在庫数 334台 平均価格 341万円 支払総額 140~1,100万円
トヨタ セラ(1990年)
特異な車ゆえか、トヨタ車では珍しく緑?がよく似合った
ガバッと開くバタフライドアばかり注目されますが、やたらとガラスエリアが広くて中からも外からも視界良好、クローズドボディでありながら、一種のオープンカー、あるいは古のカビネンローラー(キャビンスクーター)の大型版かもしれません。
そんなオサレなクルマに白や黒、グレーなど地味で当たり前なボディカラーで乗るのも不粋というもので、それ以外の目立つ色で乗るのが粋に思える、トヨタ車の中では極めて珍しいクルマでした。
しかし、実はセラに緑系のボディカラーはなく、緑だと思っていたのは「グリニッシュイエローマイカメタリック」という黄色系で、黄色というより「黄緑」にしか見えませんから、今回は緑という事にしてください。
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本日の在庫数 11台 平均価格 201万円 支払総額 99~500万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...