平成ノブシコブシ 吉村崇×BMW i8：Vol.3「タイムマシンに乗って」MOBYクルマバナシ

【Profile】平成ノブシコブシ 吉村崇1980年07月09日生まれ。北海道出身。
愛車：BMW i8

前回までのインタビューはこちら：
Vol.1「外れたリミッター」
Vol.2「世界中の車を手に入れたい」

Vol.3「タイムマシンに乗って」

BMW i8を購入されてから、私生活はどのように変化しましたか？

i8に乗り始める前は、女くらいしか趣味がなかったんですよ。でも車を買うと行動範囲が一気に広がって、ゴルフを始めてみたり、気軽に海に行ってみたり。時間を上手く使って、色んなことができるようになりましたね。

もちろんデートも合コンもしていますけど、年齢もあってか頻度はだいぶ減ってきたし、今は男だけでも楽しいと感じられるようになりました。車は色々なものを見せてくれますよね。

車に乗る人が少なくなってると言われていますけど、絶対に乗った方がいい。圧倒的にいいですよ。

一人で車に乗る時は、どんな所へ行きますか？

海ほたるや湘南の海の方に、フラっと気分転換をしに行きます。音楽を聴きながら運転していると、すごく考え事に集中できるんですよ。車内は完全に閉ざされた空間だから、好きなようにリラックスできます。もう家の子機みたいなものですね。移動型の自宅というか。

運転中は仕事のことも考えますね。嫌なことがあったら叫んだりもできるし、すごいリフレッシュになってます。そうやって一人で集中しながらドライブすると、家に帰った頃には疲れてぐっすり眠れるんですよ。

i8は今まで出会わなかった人と繋げてくれて、仕事もたくさん運んできてくれて、その上ストレス解消にもなる。こう考えると、車を持つことはプラスでしかないですよね。

​ゴルフバックを積んで、ゴルフへ行く。お気に入りの音楽を聴きながら、仕事場へ向かう。気の赴くままに、海に向かって走る。BMW i8は平成ノブシコブシ・吉村崇の芸人道を導き、華を添える。

吉村さん流の、BMW i8を使った理想のドライブデートプランを教えてください。

i8は夜が似合う車なので、深夜に長い一本道をドライブしたいですね。関東だったらアクアラインがいいですね。

深夜、川崎側から海ほたるへ向かうトンネルを走っていると、照明がゆっくりと流れていくんですよ。車高が低くて、実際の速度以上のスピード感があるから、タイムマシンに乗ってるような感覚がするんです。

上方に跳ね上がるシザー・ドアを開けば、ドライバーを包み込むようなコックピットが現れる。あたかもオーナーに合わせて設計されたかのように。吉村さんの言葉を借りれば、その空間はまさに“タイムマシン”のようだ。

女性とのドライブをするなかで、失敗談はありますか？

基本的に渡辺直美ぐらいしか乗せてなかったんですけど、ふと気づいたら右側のタイヤの減りが異様に早かったんです。

助手席側にナオミの体重が掛かるから、そっちばっかりすり減っちゃってたんですよ。大きな失敗は、それぐらいですかね。

「もっとモテる予定だった」

BMW i8を買って、もっとモテる予定だったんです。女性って車に興味ないんですかね？ スーパーカー買ったらもっとチヤホヤされると思っていたんですけど、振り向いてくれるのは男の人と外国人ばっかりで……。

だけどまあ、実際に女性を乗せてみると、みんな褒めてくれます。ちょっと嬉しかったのは、女性が隣に乗った時に「富士急（ハイランド）みたい！」って言われたことですね。車高の低さとか、i8独特の加速感がそう感じさせたのかもしれない。あとは「もっと女の人乗せたほうがいいですよ」とも言われます。

一緒にドライブしたい方はいらっしゃいますか？

BMW i8にはパツキンの女性が似合うんで……ミランダ・カーさんじゃないですか？ミランダ・カーさんくらいになると六本木や渋谷は既にご存知でしょうから、巣鴨とか北千住とか、シブいスポットを案内したいですね。


……ここでミランダ・カーが出てきてしまう俺のダサさね。

逆に絶対に乗せたくない方はいますか？

渡辺直美ですね。タイヤすり減っちゃうんで。

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BMW i8をフル活用することで、公私ともにより充実し始めたという吉村さん。Vol.2「世界中の車を手に入れたい」では「最初は本当に苦労した」と述べていましたが、それでもi8を維持し続けられたのは、その先に素敵なカーライフが待ち構えていたからなのでしょう。

次回“MOBYクルマバナシ”第4回では、2年前に話題になった、吉村さんのBMW i8にまつわるアクシデントについて語ってくださいます。世を賑わせたハプニングから救ってくれた“ある二人”とは？ お楽しみに！

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取材：米永豪、田神洋子
撮影：市川晶
文：米永豪