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【アルファロメオジュリアGTC】総生産台数1,000台の美しい4人乗りオープンカー

アルファロメオという自動車メーカーの歴史

アルファロメオ ジュリア GTC(ジャパン・クラシック・オートモービル2019出展車)

アルファロメオは1910年にイタリアのミラノで設立された自動車メーカー。第二次世界大戦開始前の1930年代からモーターレースでは軒並み勝利を飾る高い性能を持つ車を製造。当時のレース部門の責任者は、フェラーリの創業者、エンツォ・フェラーリ。

アルファロメオの名は、1910年に設立した、Anonima Lombarda Fabbrica Automobili(ロンバルダ自動車製造株式会社)の頭文字と、設立から7年後のイタリアはナポリの出身の実業家「ニコラ・ロメオ」が代表を務めた、ニコラ・ロメオ技師有限会社と吸収合併を経た1920年に「ALFA-ROMEO」(当時はハイフンが入る)のブランドが誕生した経緯から。

その後紆余曲折を経て、1984年には日産と提携、経営不振に陥ったアルファロメオは1986年にフィアットの傘下に入り、現在は、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)のグループ会社に。

アルファロメオ ジュリアの誕生

アルファロメオ ジュリア GTC(ジャパン・クラシック・オートモービル2019出展車)

アルファロメオ ジュリアは1950年代にヒットした初代ジュリエッタの後継車として1962年にデビュー。4ドアセダンステーションワゴンが基本ラインナップ。

デビューの翌年には、4人乗り2ドアクーペのアルファロメオ スプリントの後継として、ジュリア スプリントが誕生。デザインは先代のベルトーネではなく、ジウジアーロが担当。4人乗り2ドアクーペのジュリア スプリントにオープンモデル「ジュリアGTC」が1964年にデビュー。

アルファロメオ ジュリア GTCは4人乗りオープンカーの派生モデル

アルファロメオ ジュリア GTC(ジャパン・クラシック・オートモービル2019出展車)

アルファロメオ ジュリア GTC の総生産台数はたったの1,000台。(うち、右ハンドルは99台)

エンジンは1.6L(もちろん自然吸気。ノンターボトランスミッションは5速MT、ボディサイズは全長4,040mm,全幅1,500mm.全高1,300mmというコンパクトなボディサイズ。現在のトヨタ アクアと全長はほぼ同じ、ジュリアGTCの方が車幅が狭いという大きさ。

エンジンは最高出力106馬力を発揮し最高速度180km/hという、現在でも十分通用するスペックを誇る。

アルファロメオ ジュリア GTC(ジャパン・クラシック・オートモービル2019出展車)
アルファロメオ ジュリア GTC(ジャパン・クラシック・オートモービル2019出展車)

顔つきはいかにも「アルファロメオ」。少し車に詳しい方なら、初見でもアルファロメオだとわかる「らしさ」溢れるデザイン。大きめの丸目ヘッドライトが愛くるしい。

アルファロメオ ジュリア GTC(ジャパン・クラシック・オートモービル2019出展車)

中古車相場価格

アルファロメオ ジュリア GTC(ジャパン・クラシック・オートモービル2019出展車)

中古車相場価格は個体数がほとんどないため全くもって不明。インターネットで情報を探しまくると過去に400万円台で取引されていた形跡が見られたが、もし、店頭に並ぶとしたら程度がそこそこのもので500万円前後になると推測。

【アルファロメオ ジュリア GTC】総生産台数1,000台の美しい4人乗りオープンカー

現在のアルファロメオ ジュリア

アルファロメオ ジュリア ヴェローチェ Q4
富士山の麓の森で撮影

上の画像は、現行型アルファロメオ ジュリア。現在は2ドアのオープンカーはラインナップされておらず、4ドアセダンのみ。しかし、爽快なハンドリングと走りのスピリッツは現在のモデルにも引き継がれている。

【アルファロメオ ジュリア ヴェローチェQ4 試乗】このクルマを相棒にしたくなる4つの理由

アルファロメオ ジュリア GTC(ジャパン・クラシック・オートモービル2019出展車)

撮影・文:宇野 智(MOBY)

最新「ジュリア」中古車情報
本日の在庫数 128台
平均価格 432万円
支払総額 160~2,400万円
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