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スタッドレスタイヤの《スノープラットフォーム》知ってる?今更聞けない交換時期の見分け方

溝の残量50%は「スノープラットフォームを参考に」

副溝に備わるプラットフォーム

スタッドレスタイヤにはスリップサインのほかに、もうひとつ雪道用のスリップサインともいえる突起が備わっており、これを「スノープラットフォーム」と呼びます。このプラットフォームが50%摩耗した状態の目安になります。

スノープラットフォームの位置を指すサイドウォールの矢印

プラットフォームの位置はサイドウォールに刻印された矢印の延長線上周辺の副溝に配置されています。スリップサインと同じく、高さが約5mmあるスノープラットフォームが露出した状態では雪上性能が著しく低下するため、完全に露出する前の交換が大切です。

タイヤに傷やヒビがあると使えない

©norikko/stock.adobe.com

タイヤの固さや使用年数、残り溝の深さが十分でも、外観に傷やヒビがあるスタッドレスタイヤは使えません。とくに車にかかる荷重を変形しながら支えるサイドウォールの傷やヒビは、パンクやタイヤバーストの原因となります。

サイドウォールのヒビは、タイヤの経年による硬化に加え、耐荷重不足や空気圧不足などによりタイヤが大きく変形することでヒビ割れしやすくなります。

見極めが難しいサイドウォールのヒビ

とくに、深くまで割れたヒビやサイドウォール全周囲にわたってヒビ割れている場合は、内部の金属ワイヤーが腐食を起こして切れやすい状態にあるため速やかな交換が必要です。軽度のヒビは状態判断が難しいためプロに確認してもらい、必要と判断されれば買い替えましょう。

路面が凍結したり、雪が降ってから慌ててタイヤ交換をすると、傷やヒビを見落とす可能性が高くなります。冬の安全運転のためには、必要に迫られてからではなく余裕をもった早い時期からスタッドレスタイヤの状態を確認しておくことが大切です。

スタッドレスタイヤはどのメーカーを選ぶのがいい?

©VLRS/stock.adobe.com

メーカー別の特徴として、ブリヂストンは北海道・北東北での装着率が18年連続でNo.1の実績があり、ミシュランは海外のタイヤメーカーであっても、特別豪雪地帯に指定される北海道の士別で開発テストを行っています。路面凍結するような寒冷地では、氷上性能の高さで定評のある横浜ゴムも人気です。

近年、アジアンタイヤは目覚ましい進化を遂げており高い性能のスタッドレスタイヤを安価な価格で販売しています。しかし性能・耐久性・費用に加えて、日本国内でテストを行っている実績から国産のスタッドレスタイヤを選ばれる方が多いことも。

スタッドレスタイヤの選び方は購入者のケースによって異なりますが、不安な方はタイヤ販売店に相談してみてはいかがでしょうか。

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執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...

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