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ランフラットタイヤとは?メリット・デメリットと人気おすすめ商品

ランフラットタイヤとは?

©hanjosan/stock.adobe.com

ランフラットタイヤとは、空気が抜けても潰れることなく一定距離を走れるタイヤです。ノーマルタイヤのように空気だけに頼らず、タイヤの構造体そのもので車重を支えることで、パンクした状態での走行を実現しています。

ランフラットタイヤには、中子タイプとサイドウォール強化タイプのの2種類が存在します。中子タイプは、タイヤの中空部分に中子と呼ばれる構造体によってタイヤが潰れるのを抑え、サイドウォール強化タイプはタイヤの側面を車重を支えられる強度まで強化したものを指します。

ランフラットタイヤはどんな車に装着される?

現在主流のランフラットタイヤは、BMWやメルセデスなどが積極的に純正採用しているサイドウォール強化タイプの方です。国産車ではレクサスの一部やトヨタ スープラ、日産 スカイラインやGT-Rなど高級車やスポーツカーに限られて装着されています。

ただし、パンクしない実用的なランフラットタイヤではあるものの、プレミアムカー向けの大径・低扁平タイヤのみのラインナップであるため、実用的な小型車への装着は難しい現実があります。

シーリングタイヤやエアレスタイヤとの違いは?

パンクしても走れるタイヤはランフラットタイヤ以外にもあります。コンチネンタルやミシュランなどが販売するシーリングタイヤと呼ばれるタイヤは、トレッド面の裏側に塗布された高粘着性の樹脂(シーラント)が瞬間的に空気漏れ箇所を塞ぎ、パンクを防ぐタイヤです。

ただしシーリングタイヤは、損傷の大きさによっては走行できなくなる恐れがあるうえ、サイドウォールの損傷には効果を発揮しづらいなどの欠点があります。

また今後の登場が期待されるエアレスタイヤは気体を一切用いず、タイヤの構造だけで車体を支えられるタイヤです。エアレスタイヤはそもそも空気が入っていないためパンクやバーストは起こらない理想的なタイヤといえるでしょう。

大型重機ではすでに実用化されており、車用のエアレスタイヤもそう遠くない未来に登場する予定です。重量増加による運動性能や乗り心地の改善が課題であるものの、エアレスタイヤは長らく続いた空気入りタイヤの代替としての期待が寄せられている次世代タイヤです。

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ランフラットタイヤのメリット

タイヤを点検している人の画像
©Rostislav Sedlacek/stock.adobe.com

ランフラットタイヤはパンクしても走り続けられる

ランフラットタイヤの最大のメリットは、パンクしてもそのまま走行できる点にあります。従来のタイヤでは、走行中にパンクしてしまった場合、その場で走行不能となってしまいますが、ランフラットタイヤであれば、空気が入っていない状態でも時速80kmで、80kmの距離が走行可能です。

ランフラットタイヤを装着することで安全な走行が可能になる

また、ランフラットタイヤはパンク発生後も操縦性が変わらないという特徴があります。そのため、急激に空気が抜けてしまうようなパンクが発生したとしても、操縦性を失うことがありません。

例えば、高速道路を走行中にパンクが発生すると、「スタンディングウェーブ現象」が発生する可能性があります。この現象は、空気圧が低いためにタイヤが大きく変形する現象で、スタンディングウェーブ現象が発生すると、車が制御不能になり、大変危険です。

ランフラットタイヤは、パンクをしてもタイヤが変形しにくく、操縦性が失われない設計になっているので、万が一高速道路でパンクした場合でも、安全に走行を続けられます。

ランフラットタイヤのデメリット

悩んでいる人の画像
©bilanol/stock.adobe.com

ランフラットタイヤは乗り心地が悪い

安全面において大きなメリットがあるランフラットタイヤですが、「乗り心地が悪い」「価格が高い」などのデメリットもあります。

これは、低い空気圧でも走行できるようにサイドウォール(タイヤの側面)を強化していることによるクッション性の低下や、製造コストの上昇によるもので、構造上やむを得ない部分でもあります。

乗り心地に関しては、タイヤメーカー各社が試行錯誤を重ねてかなり改善されましたが、それでもノーマルタイヤの乗り心地には及ばないのが現状です。

ランフラットタイヤは修理ができない

また、ノーマルタイヤと違い、ランフラットタイヤはパンク修理ができません。そのため、一度パンクしてしまうと修理工場までは走行できるものの、タイヤの新品交換が必要です。

ランフラットタイヤは安全に走行できるというメリットはありますが、高額なうえに修理もできないタイヤですので、コスト面ではデメリットの大きなタイヤといえますね。

ランフラットタイヤおすすめ8選

ブリヂストン ポテンザ S001 RFT

ブリヂストン独自の技術である「新サイド補強ゴム」を採用したポテンザS001 RFTは、乗り心地性能の向上を図ったモデル。ノーマルタイヤと同じレベルの乗り心地にまで進化したこのモデルは、ビックセダンにおすすめです。

ヨコハマ アドバンスポーツ V105 Z・P・S

アドバンスポーツ V105 Z・P・Sは、欧州から高い評価を受けたアドバンスポーツ V105の高速性を受け継いだランフラットタイヤです。ヨコハマが独自に開発したサイドウォール補強技術「Z・P・S」により高い高速走行性能・静粛性・乗り心地の良さを実現しています。

念入りな走行試験を行い、欧州のランフラット耐久試験もクリアしていますので、メルセデス・ベンツやBMWなどの欧州車にも安心して装着可能です。

ダンロップ SPスポーツ MAXX 050 NEO

レースシーンで活躍するダンロップからは、SPスポーツ MAXX 050 NEOが発売されています。このランフラットタイヤは、ダンロップが“タイヤ製造100年の集大成”と銘打った超高精度のタイヤ製造システム「NEO-01」を採用し、精度の高い真円性を実現し、軽量なランフラットタイヤであることが特徴です。

また、BMW、メルセデス・ベンツ、レクサスの承認を得ていますので、これらのメーカーでは、ダンロップの純正タイヤとして使用できます。「欧州車に乗っているけれど、国産の純正タイヤが欲しい」といった方におすすめです。

ピレリ チントゥラート P7 ランフラット

チントゥラート P7 ランフラットは、ウェット性能の向上・摩耗の低減・転がり抵抗減少に重点を置いた、プレミアムカー向けのランフラットタイヤです。チントゥラートシリーズは、ピレリの主力シリーズで、次世代自動車からプレミアムカー、コンパクトカーまで、さまざまな車種をカバーします。

多くのランフラットタイヤ指定車に対応し、どのメーカータイヤを装着しようか悩んだときはチントゥラート P7 ランフラットを検討してはいかがでしょうか。

コンチネンタル コンチスポーツコンタクト5 SSR

ヨーロッパのタイヤメーカーとして広く知られているコンチネンタルでは、コンチスポーツコンタクト5 SSRというランフラットタイヤがリリースされています。

コンチネンタルのランフラットタイヤは、サイドウォールの強化に加え、接地面に釘などが刺さった場合でも、特殊なシーリング材がすぐにその穴をふさいでくれる、特殊な構造をしています。

空気圧がゼロでも走行できる耐久性を持ち、パンク発生時の空気漏れを低減するコンチスポーツコンタクト5 SSRは、とても安全性の高いランフラットタイヤです。

ナンカン AS-2+(プラス)ランフラット

台湾の有名タイヤメーカー、ナンカンから発売されているランフラットタイヤ、AS-2+(プラス)は、ハイスペックでありながら圧倒的なコストパフォーマンスが魅力のタイヤです。

ランフラットタイヤのネックである価格の高さを解決し、ランフラットタイヤとしての機能が充実しているこのタイヤは、今後のランフラットタイヤ市場で大人気のシリーズになるかもしれません。

残念ながら自動車メーカー各社の承認は得ていませんが、コストパフォーマンス重視のランフラットタイヤを探している方には必見です。

ピレリ アイスアシンメトリコ ランフラット

ランフラットスタッドレスタイヤを探している方には、ピレリ アイスメトリコ ランフラットがおすすめです。

このタイヤは、氷上性能、ブレーキング時の制動力を向上させる新設計のスタッドレスとなっており、雪道での安心した走行が可能です。

また、日本の雪道で装着することを想定して開発しており、日本のニーズにマッチしたタイヤとして販売されています。欧州車のスタッドレスタイヤをお探しなら、ピレリを検討してみるといいでしょう。

ヨコハマ アイスガード6 Z・P・S

ヨコハマのメジャースタッドレスタイヤ、アイスガード6には、ランフラット機能を備えたアイスガード6 Z・P・Sが存在します。このタイヤは、アイスガード6の氷上走行性能をそのままに、ランフラット機能を搭載しました。

スタッドレスタイヤの弱点である、経年劣化によるゴムの硬化も対策され、氷上での高い制動力と長寿命の二つを実現したハイスペックなランフラットスタッドレスタイヤです。

ほかのタイヤも気になる方はこちら!

ランフラットタイヤの寿命・交換時期

タイヤ交換の画像
@tkyszk/stock.adobe.com

ランフラットタイヤの寿命は、残りの溝の深さが1.6mmに減るまでです。残り溝が使用限度に達すると「スリップサイン」と呼ばれる交換の目印が露出するので、これが確認できたらタイヤの交換時期になります。

スリップサインの画像
スリップサインのイメージ図
@Kirill Gorlov/stock.adobe.com

また、残り溝が十分にあったとしても長期間の使用や、空気圧が低い状態で走行を続けているとタイヤが劣化し、十分な強度が得られなくなっている場合もランフラットタイヤの寿命と判断します。

劣化による交換時期の点検は目視では難しいですが、目安の一つとして“サイドウォールのひび割れ”を一つの基準にするといいでしょう。

ランフラットスタッドレスタイヤの交換時期

ランフラットスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)の交換時期の目安は、残り溝、サイドウォールの劣化に加えて“ゴムの硬さ”も重要です。

タイヤはゴム製品ですので、使用期間が長くなるとゴムの硬化が始まります。スタッドレスタイヤは凍った路面でもスリップしないように、夏タイヤに比べて柔らかく作られています。ですので、接地面が硬くなったスタッドレスタイヤでは、溝が残っていたとしても十分な性能が発揮できません。

ゴムの硬さを点検するには、専用の工具が必要になるので、購入から3年以上経過したスタッドレスタイヤは、装着前にタイヤショップなどでゴムの硬さを調べてもらうと、安心して使用できるでしょう。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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