危ない！1度は遭遇したことがあるサンデードライバーにありがちな運転5選

主に週末など休日や祝日にしか運転しないドライバーを「サンデードライバー」と言います。特に、大型連休や年末年始などは、サンデードライバーが増加し、事故やトラブルが増加するとも言われています。

サンデードライバーは仕事や通勤で毎日運転しているドライバーと、運転にどんな違いがあるのでしょうか？

サンデードライバーならではの特徴を把握しよう

サンデードライバーは、毎日運転しているドライバーと比べて、運転技術が未熟であり、危険な運転をしやすい傾向にあると言われています。もちろん、運転のうまいサンデードライバーもいれば、毎日ハンドルを握っていても危険な運転をしているドライバーもいるので、一概には言い切れません。

しかし、運転経験が少ないと道路で起きる様々な問題に対処できずに危険な運転になりやすいと言えるでしょう。

サンデードライバーの特徴をいくつか紹介しましょう。

特徴１：挙動が不安定

直線道路をブレずにまっすぐ走行するには、ハンドルの微調整や目線の配り方などの練習が必要です。直線道路とはいってもわずかに曲がっていたり、路面に凹凸があったりするため、それなりの経験と感覚が必要となるのです。

特徴２：速度が不安定

運転中はあまり体を動かしていないように見えて、実はそうでもありません。速度を一定に保つためには、アクセルを一定に踏み続ける必要があり、その間にも微調整が必要です。運転に慣れていないと、足が疲れてしまい、踏み加減の調整が難しくなります。

特徴３：極端に遅い

速度に対する恐怖心を抱いているサンデードライバーはとても多いと言われています。特に、免許を取って間もない場合、その傾向が顕著に出ます。そのため、法定速度よりもはるかに遅い速度で走行しているサンデードライバーがいることも。まわりの車の速度に合わせられず渋滞の原因になっているケースもしばしば見られます。

特徴４：信号や標識を見落としがち

信号や標識の見落としは、違反や事故に直結します。運転操作に気を取られ、信号や標識を見る余裕がなく、慌てやすいことが原因である場合が多いと言われています。

特徴５：車両感覚が身についていない

車両感覚はそれなりの運転経験がないと身につかないという側面があります。車間距離なども把握しづらくなるため、停止線から大きく離れて車を停車させたり、車庫入れに手間取ったり、無意識のうちに極端な幅寄せをしてしまったりします。

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ベテランドライバーはどうするべき？

サンデードライバーを見かけた場合、運転に慣れているドライバーはどのように対処すればいいのでしょうか？

まず、「サンデードライバーは動作がワンテンポ遅い」という心構えを持つことです。

サンデードライバーは、赤信号で停車してから発進するまで、ハンドルを切って曲がるまでの時間がワンテンポ遅くなる傾向にあります。

特に、ウインカーを出すタイミングが遅く、急に曲がったり、急に進路を変えたりするかもしれないということを認識しておけば、後ろを走っていても慌てずにすむかもしれません。突然の動きに対処できるように車間距離をあけておくことが重要です。

また、速度が遅いからと言って、前を走るサンデードライバーの車にギリギリまで詰めるのは大変危険な行為です。いつもよりも車間距離をあけるように心がけましょう。

イライラせず、思いやりを持った運転を

動作が急になったり、ウインカーのタイミングが遅れたりするというのは、運転に慣れていないだけでなく、一つひとつの動作を確実に行っているということでもあります。

「丁寧かつ慎重に操作しているドライバーもたくさんいる」ということを認識し、運転に慣れているベテランドライバーこそ、公道での思いやりを持って、サンデードライバーや初心運転者に接することが重要です。

運転行動は人によって様々であり、それらを周囲のドライバーが変えることは不可能です。

サンデードライバーの速度が遅いからと、イライラしたところで、その人の運転を代わることはできませんし、後ろから煽ったり迫ったりすれば、違反になるだけでなく事故の原因にもなりかません。

ベテランドライバーがやらなくてはならないことは、「安全な交通社会を築く」ことであり、サンデードライバーの運転行動を見守りつつ思いやりを持って接することは、その一翼を担うということにつながるでしょう。

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