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e-POWERとは?ハイブリッドとは違う?仕組みや搭載(予想)車種一覧

日産のノートe-POWERが売れています。2016年11月の発売から3週間で2万台を受注し、さらに2017年1月には、国内販売登録車ランキングで「ノート」が1位、「セレナ」が2位を獲得しました。日産車のワンツーは、1984年9月の「サニー」、「ブルーバード」以来、実に32年ぶりの快挙となっています。 日産では「発明」ともいわれているe-POWERとは何か?どこかすごくて、ハイブリッド車と何が違うのか? 今回はそんなe-POWERの魅力について探っていきたいと思います。

e-POWERとは?

日産 e-POWER

e-POWERはモーターのみで走る!

e-POWERは同社の電気自動車「リーフ」に搭載されている大出力モーターのみで走行します。
トヨタプリウスに代表されるような、これまでのハイブリッド車は、エンジンとモーターのそれぞれを動力として、シーンごとに役割を分担。より効率のいい方を選ぶ、もしくは併用して走行しています。

それに対して日産のe-POWERは、モーターのパワーのみで走行し、エンジンは発電専用となっています。したがって、エンジンは動力としては利用されません。まず、ここがハイブリッド車とe-POWERの一番の違いと言えます。

e-POWERのベースとなったリーフのモーター

日産リーフ・モーター

e-POWERのしくみは?

e-POWER・仕組み

e-POWERは、モーター、インバーター、バッテリーそしてエンジンと発電機から構成されます。(上図の中央参照)

e-POWERは、エンジンで電気を作る
e-POWERは、エンジン出力を使って発電機を回し、電気を作り出します。その電気を使ってモーターを駆動し走らせる仕組みとなっています。

電気自動車の場合は、大容量のバッテリーに蓄えられた電気を使ってモーターを駆動しています。e-POWERのように発電はできないので、外部充電が必要となります。
また、ハイブリッド車の場合は、エンジンもモーターと並行してタイヤとつながり両方とも動力として利用されます。

e-POWERはエンジンとタイヤはつながっておらず、100%モーター駆動となります。

e-POWERと100%電気自動車リーフとの違いは?

日産 リーフ

e-POWERは、リーフと同じモーターで走っています。では、何が違うのかと言いますと、e-POWERはバッテリーの電力のみで走行するのではなく、搭載されたエンジンで発電された電力を走行に使っているという点が100%電気自動車であるリーフとの一番の違いです。

リーフは大容量のバッテリーの電力のみで走行するので、外部からの充電が必要になります。対して、e-POWERはエンジンで発電した電力を使用しますので充電装置を持っていません。ここが一番大きな違いとなります。

e-POWERとレンジエクステンダーEVとの違いは?

BMW i3 外装

e-POWERとレンジエクステンダーEVとの違いについて解説いたします。

e-POWER、レンジエクステンダーEVともモーターで走るという意味では同じ構造を持つといってもいいかもしれませんが、e-POWERはエンジンによる発電のみであることに対して、レンジエクステンダーEVは外部充電がメインであるということが決定的な違いです。したがって、レンジエクステンダーEV車は、蓄電するための大容量のバッテリーが必要となり、あくまでエンジンはイザというときの補助といったスタンスなのです。

逆に、e-POWERはエンジンのみで発電し、外部充電装置は装備していません。したがって、バッテリーは必要最低限の容量に抑えた設計となっていますので、コスト面や重量面などでメリットをもたらします。

【レンジエクステンダーEVの代表車種】
BMW i3レンジエクステンダー

e-POWERはパワフル!

e-POWER 一体型パワートレイン

e-POWERに搭載されているモーターはリーフと同じモーターで、そのトルクは2.0Lガソリンターボ車と同等です。瞬時にフルパワーを得られるモーターの特性により、電気自動車とまったく同じ力強い加速とレスポンスが特徴となっています。

モータースペック
モーター 型式 :EM57
種類 :交流同期電動機
定格出力 :70kW(95PS)
最高出力 :80kW(109PS)/3008-10000rpm
最大トルク:254N・m(25.9kgf・m)/0-3008rpm
動力用主電池 種類 :リチウムイオン電池

e-POWER搭載車は?

日産 リーフ

日産 ノート e-POWER 2016年

ノートe-POWERは2016年11月の発売以来爆発的ヒットを記録しています。
特に、2017年1月には車名別の国内販売ランキングでノートは14,113台を登録し、見事第1位を獲得しています。第2位にも同社セレナが入り、32年ぶりの日産車ワンツーを果たした立役者となりました。

日産 セレナ(2018年春発売予定)

日産新型セレナe-POWER(参考出品車)

日産 セレナからもe-POWER搭載モデルが発売されることが決定しました。
日産は2018年春頃の発売を予定しています。

エンジン、発電機、インバーター、モーターをコンパクトにまとめたe-POWERのパワートレインは、セレナの狭いエンジンルームにもスマートに収まりそうです。
室内の広さや使い勝手の良さ、快適性はそのままに、254N・m(25.9kgf・m)の強力なトルクでセレナを元気よく、燃費よく走らせることができそうです。

e-POWERのここがすごい!

e-POWERのすごいところについて、発売中モデルであるノートe-POWERユーザーの声を交えつつ、詳しく紹介していきます。

日産・e-POWER

【その1】e-POWERはスポーツカー顔負けの走り

e-POWERは、2.0Lターボエンジンと同等のパワー
e-POWERは、最大トルク254N・m(25.9kgf・m)/0-3008rpmという2.0Lターボエンジンと同等の強力なトルクを瞬時に発揮します。そのパワーとレスポンスは、通常のガソリンエンジンとは一線を画する異次元のもので、未来感覚あふれるものとなっています。

イーパワーで新鮮に。走りと燃費の両立は素晴らしい。

噂通り、レスポンスが凄すぎる コンパクトカーの走りではない。

出典:http://www.goo-net.com/

e-powerによる加速、減速フィーリング
e-powerに慣れると他の車に乗り換えた時、アクセルワーク・ブレーキングに違和感を覚える(すぐに馴染むけど)

出典:http://www.goo-net.com/

イーパワーはいいのかな。
値段は手頃。

出典:http://www.goo-net.com/

【e-POWERのここがポイント】
モーターならではの鮮烈な走りは、どのユーザーも美点として感じているようです。メーカーのキャッチコピーでもある「ひと踏み惚れ」として顕著に評価されていると言って間違いなさそうです。

【その2】e-POWERは静か

異音 騒音

©Shutterstock.com/ WilmaVdZ

モーターならではの静粛な走り
e-POWERはモータードライブ。したがって、静かな走りも特徴の一つです。100%電気自動車ではないので、走行中はエンジンが発電機として始動しますので、無音の連続EV走行はできませんが、発進時や減速時など発電用エンジンを休止して、モーターのみで走行するシーンでは、まさに電気自動車のような静粛性を実現しています。

【e-POWERのここがポイント】
静粛性については賛否両論ありそうです。遮音性などの対策をしっかり施されていると評価する声がある一方で、エンジンが始動すると3気筒の宿命を感じるといった意見が多く見受けられました。エンジンによる発電を伴うモーター駆動ですので、静粛性に対する過度な期待は禁物かもしれません。

【その3】e-POWERは燃費がいい

超低燃費
e-POWERのエンジンは発電専用ですので、より効率がよく低燃費になるように専用設計されているのが特徴となっており、燃料消費率 (国土交通省審査値)は34.0km/L~37.2㎞/Lと抜群の低燃費となっています。
実際のところはどうなのかについて検証していきたいと思います。

【e-POWERのここがポイント】
燃費に関してはおおむね好評のようです。乗り方ひとつで大きく変わるのはどの車も同じで、e-POWERについては、街乗りでも20㎞/L前後の燃費が期待でき、郊外路や遠出では30km/L超の燃費も夢ではない様子です。

100%電気自動車リーフで、モーターユニットを早くから世に送り出し、一歩リードしてきた日産ならではと言えるのではないでしょうか。

【その4】e-POWERは未来の運転感覚?

ビジネスマン 運転

©iStockphoto.com/ Geber86

e-POWERは、3つの走行モードが用意されていて、その運転感覚に大きな特徴があり、それが未来的と言われているゆえんです。

e-POWERドライブの大きな回生発電と減速力
モーターによる電気駆動ですので、減速時にはに回生発電し、バッテリーへ充電するのですが、e-POWERドライブのSモード、Eモードではアクセルペダルを緩めるだけで、より強く回生発電するとともに、減速いたします。

2ペダルでの加減速が新感覚
その減速力はこれまでなかった感覚で、2ペダルで加減速できる新鮮なものとなっているのがe-POWERドライブの特徴です。

【e-POWERのここがポイント】
e-POWERドライブのSモード、Eモードは、その強力な減速力がこれまでにない運転感覚で新鮮でもあり、一方で慣れるまでは違和感の残るものでもあるようです。

e-POWERがこれまでの概念とは違う発想で設計された一面をここに見ることができます。

現在e-POWERが搭載されている日産・ノートについてはこちらの記事

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