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「いつの時代もカスタムは光物から?」シガーソケットにつける「水中花」って何? 【Z世代が知らない古き良き車文化】

シガーソケットにつける「水中花」って知ってる?

©花Kasumi/stock.adobe.com

現代では見かける機会が減ったことから、かつての常識であった車事情も、実はZ世代が知らないものがいくつかあります。一部のドライバーの間で流行った「水中花」のカスタムを知っているでしょうか?

水中花とは、水を入れたコップや瓶などに入れて造花や作り物の魚、鳥などを開かせるもののことで、日本では18世紀中頃から人気になった伝統的な飾りのひとつです。

鮮やかで見た目の美しい水中花は、現在でも人気の装飾です。そんな色鮮やかな装飾がガラスの中に閉じ込められていて大変美しい水中花ですが、1970年代のデコトラブームの時は、なんとシガーソケットとして利用されていたこともあるようです。

水中花がデコトラドライバーの間で大流行

©雄刀 鷲巣/stock.adobe.com

デコトラとは、特殊な装飾部品や塗装などを用いて外装を飾ったトラックを指す語で「デコレーショントラック」の略語です。

元々は塗装することで錆を防ぐことが発祥でしたが、企業の看板として利用されるようになったことで、次第に豪華な装飾になっていきました。

さらに個人の趣味が加わり、キラキラのステンレスや電飾などの派手なデコレーションが施されていったのです。

1970年代にはデコトラに乗る長距離トラックのドライバーが主人公の映画「トラック野郎」が火付け役となり、デコトラブームが起きました。この作品は全10作品にも及ぶ大ヒットシリーズに。一世を風靡しただけでなく、主人公の乗るトラック「一番星号」は絶大なる人気を博し、社会現象を起こしました。

デコトラの装飾は、ボディやフロントデッキ、サイドミラーのような外装だけでなく、天井や内装にも施されました。その内装の一つとしてシガーソケットの装飾も流行し、そこで登場したのが水中花だったのです。

シガーソケットにつける水中花はただ美しいだけでなく、光らせることもできました。その派手さがデコトラドライバーにとっては魅力だったようで、現在も人気が継続。オークションでは数千円の値で取引されています。

このようにシガーソケットにつける「水中花」はデコトラブームの中で人気となり、今でもファンがいる装飾の1つです。

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Schnux
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1999年生まれ。学生時代から編集部でアルバイトをして、今は一流ライターとして特訓中です。愛車はフォルクスワーゲン・アップ!車は主にサウナに行くために使っていますが、犬を飼い始めたので買い替えるか迷い...

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